職業意識高すぎのミステリー作家。ダイイングメッセージにもこだわります

死者の最後の言葉を現世の人々に伝え、時には犯人さえ指し示すダイイングメッセージ。
ミステリー文脈でのみ生息するそのメッセージは得てしてそれは奇妙な文言になりがちで。

大物ミステリー作家の残す自身の死の真相を告発するメッセージ。
誰もが期待せずにはいられません。

そんな期待に応えた作家が主人公の本作。
死に際の刹那の葛藤が面白く、切なく書かれた良作でした。

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