第7話 滑走
「よし、行くわよ」
キョウコさんが滑り出し、それを見て後に続く。
ふわふわのパウダースノーを滑る感覚。
飛んでいるようだ。
最高だ。
しかしそれと同時に緊張しながら、だいぶ先行しているキョウコさんを追う。
そして滑りきる。
「イエーイ」
ハイテンションのキョウコさんとハイタッチをして
「最高だったね」
ハグをした。
「はい。ありがとうございました」
「そうだよ。チョコだけじゃ全然足りないね」
「そうですよね」
シークレットの後、あいつとゲレンデを滑った。
今日のことや、これまで滑った斜面のこと。
次に滑りたいところの話をした。
楽しかった。
あいつもだいぶ上手くなっていることもわかった。
すぐに追い越されてしまうだろうなと。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます