第5話 魔法の授業ってよか、遊びじゃね?(しろたん視点)

みんな元気ー?

ここまで呼んでくれた人は多分だけど余程の物好きだねー。

あ、気を悪くしたらごめんだけど。

とりあえず、テストの結果が帰ってきたよ。

私は5教科合計四百点いったし、結構いい感じだよ。

技術とか家庭科とかは普通に全部八十点以上だったよ。

まあまあだね。

魔法理論とかは九十点いってた。魔法薬学もそれくらいいってたかなー。

魔法学も結構点高かったよ。良かったよー。

ちなみにいかちゃんは私と同じくらいだったよ。


一応幽奈にも聞いてみたら、同じくらいだったって。

絶対それ以上取れるはずなのに、なんで取らないんだろうという疑問はちゃんと心の奥底にしまっておく。


「莉亜、次の授業は魔法訓練場で行うんだよ。早く行こう」

「あ、わかったよ莉里」


みんなが見ているからちゃんと名前で呼ぶ。

しろたんといかちゃんは愛称みたいなものだからね。

なんでしろたんといかちゃんなのかって?

それはまた後々言うと思うよ。


「今日は何をするのかな?」

「多分だけど、箒をもってこいと言われた時点で、わかるんじゃない?」


あー、あれか。

箒に乗って魔法を打つやつ。

それで敵を落とす。

そんな、至ってシンプルなゲームなのだ。

意外と楽しいんだなーこれが。


「では、今日は魔法対決(トーナメント)をやります」


やっぱり。

じゃあ、楽しまなきゃだね!


「いかちゃん、全力で楽しもうね」

「そっちこそ。手加減なしだからね?」


楽しみだなあ!!






次はいかちゃん視点だよ。

毎回毎回ごめんねー。

でも、ここまで読んでるってことは、大丈夫だよね?

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