第2話 いかちゃんのメタい話(いかちゃん視点)

こんちわ!

私はいか。

いかちゃんって呼んでね。

これは決定だから。


さて、私はしろたんとは違う話になるかな。

さっきのしろたんの話は教室の扉の前だったけど、私の話は教室に入ってからの話だよ。


「初めまして…。私は村雨莉亜です。得意な魔法は闇属性です。よろしくお願いします」


この自己紹介はしろたんね。

結構口調変わってるな〜。

私はあんまり変えたくないところ。


「初めまして!私は村雨莉里です。得意属性は光属性!目指せ全知全能クラス!よろしくお願いします!」


クラスは、いくつか分けられていて、私としろたんがいるのは一番下の四属性クラス。一番上が全知全能クラスで、そこは神様の子供とかがいるんだよ。

クラスは良い成績になれば、どんどん上がっていける下剋上スタイル。

この仕組みは、色葉家が考えたらしいよ。

さすがだね!


「では、村雨さんたちはあそこの一番後ろの席に座って」


私としろたんが後ろの席に座ると、すぐにチャイムがなる。

今日は入学式だからね。

すぐ終わるんだよ。

今日はもう1時間で終わり。

楽でいいねえ!


「村雨さんたちは、何が好きなの?」

「莉亜さんと莉里さんは、好きな人とかいる!?」

「二人とも可愛いから、きっと彼氏とかいるんじゃないの?」


おおう……。人が多い。

その質問に、しろたんが答える。


「私たち、婚約者がいるんです」


厳密には少し違うけど、それでいいと思う。

グッジョブとしろたんにテレパシーを送れば、しろたんはこう返してくる。

(ごめん。私いかちゃんの好きなものあんま知らない)


あ、なるほどね?

そう思い、私は一人ずつ質問に答えていった。

そうして、すぐに片付け、教室を出た。




次はしろたん視点だよ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る