3等種族
巨大宇宙港のドックには、新型葉巻型旗艦級超大型補給艦全長4万km1艦と、旧型葉巻型大型補給艦全長3万km2艦がロックアームで固定されている。
ハンター司令官は新型葉巻型旗艦級超大型補給艦に乗艦し、出港命令を下すと大型ロックアームが艦船から外れて巨大宇宙港から徐々に離れていく。
巨大宇宙港には銀色に輝く中央軍旗艦級超大型母船が着艦している。
ハンター司令官「ハンターだ、補給艦隊は、これから4.3光年先の太陽へワープ座標セット、ゲートへ進入」号令をかける。
新型葉巻型旗艦級超大型補給艦内に、5秒前のカウントダウン・ワープ起動アナウンスが流れた。
宇宙空間に3艦とも飛び立つとしばらくして忽然と消えた。
いくつもの星を結ぶ航路に超光速回転ワープゲートが創る恒星間ワープ航路。
遥か太古から誰のためか?何の目的か?存在し続け・・亜光速ワープで恒星間ワープ航路に進入する・・そこから先は5次元に時空が折れ曲がり縮められたエキゾチック物質で出来た光の航路を通り、一気に遥か彼方の先の先までビューン!宇宙空間を飛び越えていく。
葉巻型旗艦級超大型補給艦は地球から観測出来ない太陽の近くにビュン!と出現した。次々2艦目3艦目も太陽の近くに現れた。
2050年現在から、遡る800年前に、2等種族のリギル星人として、銀河連盟に加盟していた。
地球人は銀河連盟の管理種族に格付けされた3等種族だった。
2等種族リギル星人は、地球人に、直接危害を加えたり直接干渉しなければ許される権利の1つに太陽プラズマ・恒星エネルギー利用も・・あった。
太陽の前に出現した葉巻型旗艦級超大型補給艦は全長4万キロメートル。
地球の直径より大きく、筒直径3200キロメートルもある。
新型艦は300年前に建造された。
2艦目・3艦目と出現した旧型艦は、全長3万キロメートル、筒直径2400キロメートル。旧型艦でも地球の直径より大きかった。
旧型艦は800年前に建造された。
最新式旗艦級超大型補給艦は一度で水素爆弾1億個分の大量エネルギー充電できた。
最新式旗艦級超大型補給艦は太陽から11万キロメートル上空で停止して、いくつものハッチを開けた。
太陽表面のプラズマ状態に煮えたぎるコロナから、最新式旗艦級超大型補給艦を飲み込む、11万キロメートルを超える高さまで、2000万℃、超高温の太陽フレアがが、吹き上がりはじめた。
すさまじいプラズマの、ほのおは、ハッチに向かい吸い込まれていく・・
まるで不気味な生き物が、ほのおを飲み込んでいく様子だ。
その後ハッチが同時に閉まって何事も無かったように太陽表面から超高速で離れた。
続いて旧型2艦1組で太陽から吹き上がったプラズマ状態の太陽フレアを飲み込んでいく。
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