惑星プロキシマb

惑星プロキシマbから、宇宙空間5万㎞に浮かぶ超巨大宇宙港から見上げると、どこまでも放射線状に宇宙線シールド電磁膜が広がっている。

主星プロキシマ・ケンタウリの質量は太陽に比べると少なく赤く輝いている。

恒星のハピタブルゾーンの軌道に位置する惑星プロキシマb

プロキシマ・ケンタウリの強力な宇宙線を惑星に降り注がない様にするために超巨大宇宙港は膨大なエネルギーを消費し続ける。

惑星は温室効果ガスの厚い大気に覆われていて、昼は空や大地や海の景観は紅く染められているが、自然は豊かで生命体は多様性に満ちている・・

かつてのθ星に生まれた植物、陸上動物、海洋動物あらゆる生物で惑星環境を変えていた。


超巨大宇宙港に攻撃型母船で惑星破壊砲を搭載する、中央軍旗艦級超大型母船がエネルギー補給するため帰港した。

旗艦からはエンジン音は一切聞こえない。

母船に大型ロックアームが伸びてきて着艦した。

近くで見ても継ぎ目が見えない。

エネルギー補給部隊のハンター司令官は中央軍モラリス中央軍本部長官から招集され、ハンター司令官はドックで直立不動で待った。

中央軍旗艦級超大型母船からナノドローンが飛び出した。

ハンター司令官の廻りを飛び回っている。

武器を所持していないか?

x線照射検査と核融合物質検査と磁気検査をしている・・

安全が確認されるとナノドローンは緑色に点滅し母船に飛び戻っていった。

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