第6話 授業

入学式の次の日



芽依と一緒に登校していると後ろに人がいた確か自己紹介のときいた光って名前だったかな、話をしたことがないがとにかく挨拶はしておこう


「おはよう神坂くん」


だが無視された


「おはよう白雪さん」


そう思っていると後ろから挨拶された正確には芽依にだけなんだけど、まじで俺のことを無視するのはちょっとムカつくのだが芽依は挨拶されたが無視している


「おい芽依、無視してるけどいいのか」


そう耳元で注意すると


「ごめんなさい刀祇さん、でもこの人変な目つきで見てくるし」


と言うが俺は敵対心剥き出しの目で見られてるよー


「それに刀祇さんのこと無視してるししょうがないじゃないですか」


正論だったので俺は何も言わなかった、すると


「後で覚えてろよ!」


そう言って走って行ったが多分覚えていないだろう、それとなんで俺に向かって言うんだよ!


「あんた、本当に面倒くさい奴に目をつけられたわね」 


カグヤがそう言う


「本当になんであんな奴に目をつけられるんだろうな」


「あんな奴わね、ボッコボコのギッタギタのコッナゴナにしてやればいいのよ」


粉々にしちゃダメでしょ!


そう言う話をしたながら自分のクラスに向かった


「刀祇さん授業が楽しみですね」


「確かに楽しみだな芽依」


そう言って自分のクラスの席に着くとチャイムがなった


「はいでは授業を始める、全員いるなじゃあまず移動するから私について来い」


先生について行くとデカイ教室についた


「今日の授業はクラス全員の実力を確認するために模擬戦を行なってもらうがまずこのクラスは全員が神系ユニーク職業に就いている」


えっ?あれって珍しいんじゃないの?


「まぁごくごく稀のことだ、本当なら毎年1人出るか出ないかなのに今年は5人出た、だからまず神系ユニーク職業について知ることから始める」


いわゆる黄金世代と言うやつか


「神系ユニーク職業と言うのは大体、神話に登場する神をモチーフにされている、だからその神がなんの神かによって能力が変わる」


ふーん、でも俺の神は聞いた事がないぞ?


「あと強くなればその神に対して意思疎通ができ、そして能力が増えることがある」 


て言う事は


俺が質問する前に神坂が質問した


「先生、て言う事はその神によって増えなかったり、意思疎通ができない事もあるって事ですか?」


「そうだ、だがそれがどちらかと言うと一般的だ、それとこのクラス全員のステータスは今日だけ共有するがいいか?」


「別に構いません」


「わっ私も」


「私も別に構いません!」


「俺も構いませんよ」


「刀祇さんがいいなら私も」


「では今から共有する」


先生がそう言うと目の前に全員分のステータスが出た


『神坂光』

『職業』アレス

身体能力 : S

精神力 : A

魔法力 : D

運 : C

『スキル』

アレス式戦闘術A

アレス式指揮法C

心眼C

鑑定B


『桐崎若葉』

『職業』イシス

身体能力 : C

精神力 : B

魔法力 : SS

運 : C

『スキル』

イシス式魔法戦闘術B

イシス流魔法式C

並列演算D

並列思考D

鑑定A


『帝坂未来』

『職業』天照大御神あまてらすおおみかみ

身体能力 : E

精神力 : B

魔法力 : S

運 : A

『スキル』

天照

太陽魔法B

光魔法A

鑑定C


『白雪芽依』

『職業』アルテミス

身体能力 : S

精神力 : A

魔法力 : C

運 : B

『スキル』

アルテミス流弓術A

アルテミス流狩人の心得

隠密B

鑑定A



『黒川刀祇』

『職業』夜刀神やとのかみ

身体能力 : B

精神力 : B

魔法力 : S

運 : B

『スキル』

夜刀神流剣術F

闇魔法B

影魔法B

隠密C

鑑定D



えっ?俺普通に弱くね?ステータスだとみんなと同じぐらいだけどスキルが圧倒的にみんなよりランクが低い


「全員がクラス全員のステータスを確認したな、じゃあ模擬戦の組み合わせを発表する」


先生が壁に紙を貼った


えっ!


それを見た俺はビックリしたその目の前に貼ってある紙にはこう書かれていた


一回戦『神坂光』VS『黒川刀祇』


二回戦『桐崎若葉』VS『帝坂未来』


三回戦『白雪芽依』VS『柳川流子』


あいつとやるのか、うわっ!あっちもう戦闘態勢に入ってるじゃん!それに芽依は先生とやるのか


「では模擬戦を始める、一回戦の奴は前に出ろ」


「刀祇さん頑張ってください!」


「OK」


うわっ!殺気ダダ漏れだし!もう戦闘態勢じゃなくて殺す気じゃん!


「安心しなさい、私がついてるんだから」


「カグヤを使うのは反則スレスレな気もするけど?」


「大丈夫よあの教師、私が喋れるの知ってるから」


「先生と知り合いなの?」


「正確にはあんたの親父がだけどね」


「黒川、何をしている早く前に出ろ」


「あっはい」


俺が前に出ると神坂が喋った


「俺に怖気付いたか?」


少しムカつく


「お前みたいなヤンキーに誰が怖気付くかよ」


「ふんっ、お前みたいなのは大体口だけ達者なのが多いんだよ、それに本当は白雪さんを脅したりして婚約者にしたんだろ」


さっきは少しだったが今はマジでキレている


「お前みたいな中身が最低な人間に芽依は惚れない」


「はぁお前、相当俺にやられたいらしいなぁー」


「そっちこそ俺に瞬殺されたいらしいなぁー」


あれっなんか俺?悪者みたいな口調になっていなか?まぁ気のせいか


二人は先生の模擬戦開始の合図を戦闘態勢のまま待つ


「では模擬戦第一回戦、始め!」


そしていよいよ模擬戦開始の合図が鳴り響く


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