第1話 6年後
「母さん、ダンジョンに行きたい!」
俺の名前は
「だめ!絶対にだめ!」
「なんでそんなにダメって言うんだよ」
「東次郎さんはダンジョンで死んで息子までダンジョンに行かしたいとは思わない」
東次郎、ダンジョンで死んだ俺の父親だ、本名は
だけど俺はダンジョンに対して特に憎いとかそゆう感情より好奇心と戦闘欲しかない
「母さんそんなにダンジョンが憎い?」
「全っ然」
「へっ?」
「だっていつ死んでもおかしくないのがダンジョンハンターでしょ、確かに東次郎さんが死んだのは悲しいけどダンジョンが憎いと思ったことは一度もないただ中卒でダンジョンハンターはやめてって言ってるの」
「えっ母さん、さっき行かしたいとは思わないって」
「どうせ、ほっといたら勝手に行くでしょ」
ギクッ!
「じゃあ母さん、国立ダンジョンハンター育成高等学校に行くからダンジョンいっていい?」
「それなら別にいいって前にも言ったわよね!」
「言ってたっけ?」
「言ったわよ!それにあんたの婚約者もそこを受験することになっているから久しぶりに会うんだからちゃんと挨拶しなさいよってとも前にも言ったわよ」
「そうだったっけ、まぁいいやじゃあ前に言ってたじゃあ受験に必要な武器父さんの武器庫から一つもらうね」
「もう好きにしなさい、こういうところは東次郎さんによくにるんだから」
そのまま走って武器庫に向かった
「やっぱりこの場所は落ち着く」
武器庫の中は古びた金属の匂いと父さんの匂いがする懐かしい空間でいつもここで瞑想していたでも今回は武器が選びのために来ているからかなりテンションが高い
「どの武器にしようかな、でもやっぱり」
そう言って一番奥の目立つ場所にある漆黒の刀を手に取った
「やっぱりこの刀だよね、黒い刀身、群青色の鞘、見た目もすごいし性能もすごいんだろうな」
そう言って刀のステータスをみた
『黒曜』
攻撃力:S
耐久力 : 1000000/1000000
『スキル』
・自我
・人化
・成長促進S
・鑑定S
「はっ?やばすぎでしょ!」
「そうでしょ私は最強なのよ」
「へっ?」
「へっ?」
「刀が喋った!」
「刀が喋っちゃいけない訳?」
「えっと?」
「まぁいいわ、自己紹介から始めるわね」
勝手に喋り始めた
「私の銘は黒曜、あんたの父親が作った刀よ!」
自信満々に自己紹介を終えた
「いや、これは新手の詐欺か!」
「どうやったら喋る刀の詐欺があるのよ!」
「それもそっか」
「あんたも父親と同じぐらいクセが凄いわね」
普通に少し嬉しかった
「それほどでも」
「褒めてない!」
「まぁ自己紹介は終わったから、早めに本題に入るわね」
「本題?」
「あんたの父親が言ったのよ、あんたがダンジョンの行きたがってたら力を貸してやれって」
「へぇ〜父さんがそう言ってたのか」
父さんやっぱり俺のことわかってる〜
「で、あんたはダンジョンに行きたいの?」
「行きたいけどダンジョンハンターの学校に通ってからだって母さんが」
「それなら仕方ないね、紫苑って今でも厳しいわね」
「母さんのこと知ってるの!」
「あんたの父親が私を作ったんだから知ってるに決まってるじゃない、それに紫苑私のこと浮気相手だと思ってあんたの父親が半殺しにされてたわよあれは怖かったから今でも思い出すわ」
今度から母さんは怒らせないようにしようと心に固く誓った
「黒曜のステータスにさ人化ってのあるけど人化できるの?」
「今は無理でもあんたが強くなればできるけど、そういやあんたは自分のステータス見て無いの?」
「だって、生物じゃなかったら鑑定できるけど生物を鑑定するには鑑定スキルのランクを上げないと無理だから見てない」
「なんで上げないのよ!」
黒曜に怒鳴られた
「面倒臭いじゃん、強くなれるならいいけど」
「はぁ間接的に強くなれるのに、じゃあ仕方ないからあたしを使って鑑定しなさい」
「OK!」
鑑定すると自分のステータスが出た
『黒川刀祇』
身体能力 : C
精神力 : E
魔法力 : D
運 : B
『スキル』
剣術C
鑑定F
「これってどれぐらい凄いの?」
「そうね、FEDCBASの順に強くなるからCランクの魔物にギリ負けるぐらいね、それより鑑定ちゃんと上げなさいよ!」
「だって」
「だってもクソもないわよ!」
また黒曜に怒鳴られた
「それより、刀祇って呼んでいいよね」
「いいけどさぁ、俺が受験する学校がさ実技で戦うんだけど」
「それなら心配無いわよ、誰があんたの父親をSランクにしたと思うのよ」
「黒曜?」
「そう私があんたの父親をSランクにしたのよ、それと黒曜って呼ばないでカグヤって呼んでくれるあんたの父親もそう呼んでるから」
「わかったよカグヤ」
「じゃあ早速明日から地獄の特訓の開始よ!えいえいおー」
「えいえいおー?」
まだ知らなかった、この地獄の特訓があんなに地獄だったとは
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