前回のつづきだぉ~ん
「どっちって何が?」
話を聞いていなかった僕が、1000パーセント悪い。幼稚園のに通っている時に習っただろう。話は、人の目を見て耳を傾けてあげましょう。高校生にもなって幼稚園児に負けてしまう自分、みじめだな。
「話聞いてなかったの~でも、説明する気にならないからまぁ~いいや」
「これだから、おねぇはダメなんです。こういうのは白黒はっきりさせないといけないんです!!私が説明します」
「うん、うちのカワイイ妹よ頼んだ」
「簡単な話ですよ。パンダとレッサーパンダどっちがカワイイか論争です!!」
はッ、どんな話をしたらさっきの会話からどうやったらこんな話になるのだろう。
しかし、これは、パンダ界を決める大切な会議だ。あくまで心の中ではの話だが、それくらい重要なのだ。あくまでこの二人にとっては。
「レアで笹を食べてる、ちょ~愛らしいパンダでしょ」と有紗が。
「小さくてカワイイ、レッサーパンダでしょ」とあかりが、
二人ともこっちを向いて僕を睨んでいる。わかってるよな、なんて高圧的な目線なんだろう。
なんで、こんな残念な部分だけ姉妹で似てしまったのだろう。
で、肝心のこの答えだけど、聞かれる前から決まっているようなものだった。
「もちろん、レッサーパンダだけど、、、、」
「しょ~ご、もう、うちを捨てるのね、これはもう、離婚よ、、、離婚、、、はやく出てってよ」
始まってしまったぁ~。これはマズイこのモードは特に、めんどくさいから、嫌いなんだよなぁ~
萎えるわ~
「ハイハイ、デテイキマスヨ~マタアシタ、サヨウナラ」
「本当に捨ててしまうのね、あ~あ悲しみだわ~」
「はい、そこまで~おねぇめんどいから、そのモ~ドやめて」
神様。仏様。あかり様。私が、言いたいことをワザワザ代弁していただいてありがとうございます。
親方、一生ついていく所存であります。
「りょうか~い。うちも、ちょうど飽きたわ」
やったぜ!、これで当分来なかったら、もっとやったぜ。
~パンダの話は次回に続く~
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