第4話 2022/02/27 ロシアの暗示か?

とあるスーパーで万引きをした。


カップラーメンなどがたくさんあるコーナーで、「あれってこんなに高かったんだ…」と、幼少期に祖父母の家で食べたビスケットの高さに驚愕していた。


そして、知らないお婆さんがしていて、それを店員がとがめていた。


それを見ていた私は、されるように盗んだ。ひと袋に何個か入っているドーナツを盗んで店を出た。

幸いにも客や店員には見られていないようで、私は服の中にドーナツを隠して駐車場を歩いたが、これではお腹の膨らみがあまりにも不自然なので、右手にドーナツの入った袋を持って歩いた。


そして車の後部座席に乗り込んだ。

外はすっかり夜であり、小雨が降っていた。


すると困ったことに、先ほどお婆さんをとがめていたと思われるおばさん店員が店を出てきて、まるで万引きを確認したかのように駐車場をキョロキョロしている。


ついに私の車に。暗い後部座席の上で、闇に溶け込むように体を丸めて縮こまった。窓の外には、おばさん店員が遠くのほうをキョロキョロしているのが見える。なぜか車内は見られなかった。


夢が終わったのか、あるいはまだ続いていたけど忘れたのかは定かではないが、そのあたりで夢は途切れた。


盗みをはたらくお婆さんはロシアで、それに影響を受けて盗みをはたらく私は中国といったところだろうか?

盗んだ物は何を表し、あのおばさん店員は誰なのか?


おばさん店員の存在感はダテではなかった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

とれたての夢をあなたに サムライ・ビジョン @Samurai_Vision

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ