第11話 大正時代の街並み、そして・・・
さて、この内子町の街並み、まさに、大正時代の地方都市のようです。
で、ワタクシ、「大正時代の酔っ払い」がやってきて、がっちり?!
というのは冗談にしても、その酔っ払いさんは、決してその地で酒を飲むことなく、偉人の生家と呼ばれる場所のある地にやってきました。
その偉人は、何と申しても「日本のビール王」と呼ばれる方。
だけど、さすがに、ビールはじめ酒を飲んでふらふら行ける場所じゃ、ないよ。
そのくらいのことは、弁えていますって。
ちなみにこの高橋翁、現在のアサヒビール筋にあたる会社の方ですので、この地域はやはり、そういうこともあって、アサヒビールが多い模様。まあその、戦時中の企業統合などもあったため、他のビール会社の絡みもないわけじゃないけど、どうしても、そうなれば、アサヒビールが多くなるのは、仕方おまへんわな。
とまあその、そんなこんなのわけがございまして、岡山市クラスの街では中学校区換算で1学区か、大きくてせいぜい2学区程度の、とても小さな町ではあるのですけど、その、あの、えと、なんと、どういうわけか、自分の芽と頭で処理するべき「情報量」が、というより、処理しないとという意識にさせられる「情報量」が、あまりにも、多いのであります。
それこそ、「過去と現在」が入り混じったような、「夢と現実」というか、「虚と実」とさえいえようものですけど、それがもう、入り混じりまくっている状態になっちゃいましてね、大変、タイヘン、な、たいけん、なのですよ。体験、ね。
通りに並ぶ建物も、確かに、和洋入り混じった感じで、まさに、大正時代の地方都市って感じです。
しつこいけど、そこに、シラフの「酔っ払いさん」が、やってきたのです。ええ。
観光地だけあって、飲食店は多数あり。
酒屋も、なぜか、この規模の「町」にしては、いささか多いような気もする。
で、「高橋邸」の標識を確認しつつ進んでいくものの、肝心かなめの曲がるべきところの標識を見落とし、さらに数百メートル歩いてしまい、木造のそれこそ昭和初期あたりにあったようなうどん屋に入って、そこの女主人様にお尋ねして、それにてようやく、行き過ぎたことを悟らされました。
かくなる上は、来た道を戻って、ようやくの思いで、高橋邸に到着した次第。
まずは、邸宅前の顕彰碑の前に立ち、御挨拶。
それからいよいよ、高橋邸へ。
先客は、先程辞去された模様。
客は、私だけです。
玄関に着くと、年配の女性管理人が出てこられました。
ご挨拶して、靴を脱ぎ、玄関の高橋龍太郎翁の銅像に、改めて御挨拶。
さあ、いよいよ、高橋邸を拝見いたすことに、相成りました。
予想していたものは、割にすぐ、お目に書かれました。
その続きは、次話にて、ゆっくりと。
では。
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