第2話 とにかく、行くに限る。~第1次松山取材

 何はともあれ、わざわざ舞台に選んだ場所である以上、とにかく、改めていくに越したことはない。

 よし、行こう!


 というわけで、前日ぐらいにようやく、意を決し、松山に行くことに。

 そのときすでに、2022年1月下旬。

 この土日。

 とにかく、日曜朝、プリキュアをリアルタイムで観られる場所であれば、出張は可能。見られない場所、具体的には場所は上げないでおくが、そこへの出張は一切NGとしております。ちなみにそのリアルタイム放送時期は、携帯電波も切っておりますので、何があっても、プリキュア集中なのです。

 まして、今回は1年近く続いたトロピカルージュプリキュアの最終回。

 他の用事で観られませんでしたは、プリキュア御意見番・二代目喝御大を名乗って活動している以上、ゆめゆめまかりならんのであります。


 というわけで、金曜日までに、近くの金券ショップで往復の特急回数券を準備し、ホテルも、松山駅すぐのビジネスホテルを確保。

 そして1月29日の土曜日。

 昼まではお手伝い先(補導事務所ともいう)のお仕事をきちんとやって、めでたく昼にクビにしていただき(と言っても、来週は月末なので、月曜から当分「クビ」は厳禁とされております~つまり、さぼるなということ)、晴れて、出陣。


 まずは、岡山駅まで歩いて移動。それから2階の自動改札を潜り抜け、改札内のうどん・そば店で1杯のかけそばを食しました。天かすは、多め。

 その後、構内のセブンイレブンで珈琲を買い、13時35分発の特急しおかぜに乗車し、一路、松山を目指すことに。この列車自体は、昨年よく丸亀氏に行くときに乗ることもありましたけど、松山まで乗りとおすのは、久しぶり。

 このしおかぜ号は、予讃線の松山(伊予市)電化時に投入された8000系電車。すでに製造からかなりの年月が経っているものの、インターネットはつなげます。ただし、座席ごとにコンセントのある最新の8600系にくらべれば、そこはいささか陳腐化に向かっている感はなくもないが、それでも、乗り心地は結構よろしい。

 まあ、こういうときにまで必死こいて仕事することもあるまいということで、かといってビールを飲む気にもなれず、珈琲だけ持って、座席に。松山まで行くならば、とにもかくにも海側に座って景色を見たいというのがあるので、やっぱり今回も、海側に。少し手前の山側の席は、一番前にだけコンセントがあるにはあるけど、まあ、ええわ、ってことで、松山までは、タブレットで情報をとることにはしたけど、基本的には、パソコンでえっちらおっちら仕事したりせず、過ごすことに。

 さて、ふと斜め前、その場所を見ると、私から見て親くらいの女性が、娘や孫たちに見送られて、愛媛に帰る模様。これも、昔はよくあったものの、今となってはむしろ珍しい光景かもしれんね。


 列車は、岡山を定刻出発。まん延防止が適用されたおかげで、車内にはあまり客の姿がないです。ええ。1両で10人かそこら。

 時節柄、仕方ないのかもしれんけど・・・。

 何とも、言えんわな。


 ともあれ、タブレットで時々メールチェックなどをしたりはするものの、基本的には特に何かをするでもなく、ただ、久々に見たものなどなど、ノートにメモメモ。あまりこういうことはせんのだけど、本当に久しぶりに、「取材でもしている」って感じに浸っているだけのおはなし。

 久しぶりに、瀬戸内海にそって松山へと向かう途上。

 特に何かを飲み食いせず、列車の座席に座って、ひたすら、時の過ぎるのを待つ。

 列車に揺られること約3時間弱、16時過ぎの定刻に、松山着。


 改札を出て、歩いてすぐのホテルにチェックインし、大通りの向かいにあるアミューズメント施設内にある温泉付きのスーパー銭湯に行ってみることに。

 これで、さしあたり、さっぱり。

 その後は、駅前の居酒屋と寿司屋をはしご。

 あとは駅構内のセブンイレブンで酒などを買って、ホテルの自室に。

 あまり仕事する出なく、その日は、早めに寝ました。


 そのホテルのこととか、その他については、次回以降に。

                            (つづく)

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