第355話『そんな男(ゼウス)は嫌だな』
第三百五十五話『そんな男(ゼウス)は嫌だな』
十一月一日、午前十時、快晴の青い空と林に出来た木漏れ日は、ウンコタウンの悪臭を忘れさせるほど幻想的だ。
小五ボディの直樹君に抱き着く銀髪褐色肌のお姉さんも非常に幻想的だ、濡れたその灼眼で僕の瞳を逮捕しないで下さい、うわぁー逃げられないおーっ、ウッ。
「ンッ、陛下っ、お腹が熱いですわっ、御聖液の神気と瘴気がワタクシのタマゴに突撃ラヴハートしておりますわっ、これが大森林の弱肉強食ですのねっ、素敵ぃ……ビクンビクン」
このビクンビクンしながら大しゅきホールドで直樹少年を捕獲している少年恋心ハンターの名は『オナマリア・ホーケーオーケー』、ヴァンパイアのフオウさんと同じ頃にジュダス帝国で保護されたダークエロフです。期待以上にエロフです。
この娘も進化してアハトマ種の高位ダークエルフを経てから、ガンダーラ帝国の『臣民亜神化計画』により順当に亜神へ至っておりますが、元の素材がダークエルフと言う美形な事もあって、とんでもない美女神です。
エルフ系は平均的に高身長で、ダークエルフはその平均値を上げる要因になっていると言っても過言ではないほど高身長が多い。
アイニィは小柄だが、それでも170cmは有る。オナマリアは今日来た三人の中で一番背が高く182cmだ。
更に、彼女のバストは90、アンダーが65……
トップとアンダーの差が25cm……
つまり、ブラのサイズはG65、Gカップである……っ。
オッパイ怪物パイズリンには劣るだろう、しかしそれがどうした、超ロングの銀髪と燃えるように赤い灼眼、しっとり滑らかな褐色肌に美を追求したと思わせる魅惑の肢体……
そしてトドメが美乳の先に桜の花びら、だ。
褐色美乳に桃色乳首は贅沢が過ぎる……っ!!
メラニン色素が仕事を放棄する山頂は聖域か……っ!!
振り乱された長い銀髪が汗で濡れた小麦色の肌に張り付き、山頂の桜を絶妙な角度で覆い隠す……っ!!
見えるっ、見えないっ、見えたっ、見えないっ……
少年の心は
そんな暴発寸前の少年ナイフを更に挑発するのが三人目のダークエロフ、短い銀髪の『フェラデ・ドレイプ』……自称『男』の美亜神です。
銀髪灼眼、176cm、B88・U65のF65……Fカップ。
そして自分の事を『オレ』と呼ぶ少しアレな子だが、好きです。
このフェラデが性自認としての男を主張しているのか、はたまた中二病的な感じで男を称しているのか謎である、しかし、第三者がその主張に対して何を言う権利がると言うのか。
俺は念話等での区別を考慮し敢えて心の中では『彼女』とフェラデを呼ぶが、彼女が『自分は男』だと言うのなら、理由はどうあれ『そうなんですか』と言うだけである。
かつてアーベが『ぼ、僕は子供を産める男になりたいっ、なんて、えへへ、無理かな、えへへ』といった時も『女の子なのに何言ってんだコイツ?』と思ったものである(
要は……結局のところ第三者が、正確には俺が相手をどう見ているか、これに尽きる。
仮に、あの『男心を撃ち抜きまくる仕草ナンバーワンの実績』を誇るアーベが、俺に『ぼ、僕のをしゃ、しゃぶれっ、しゃぶれなさい……』などと男らしさを見せて強がったところで、少し変な命令形に興奮した俺がフルボッキしながら『彼女へ』突撃する事は明白。
オレは男だっ、と言いながら少年ナイフをガン見しつつ、さり気なくナイフを嗅いだり触ったり、俺が目を閉じている隙にペロッとしたりするフェラデを、俺が思う『大多数の一般的な男性』と見る事は難しい。
だがしかしっ、男の体に興味を抱く男は少なからず居るのである。
つまりソレだ、俺の右腕を股に挟んで『拘束している』感じを装いつつ、シレッと腰を前後させて隠れオナしているフェラデはいわゆる『男色家』なのである、ガチホなのであるっ!!
先ほどのペロペロ顔射で半泣き状態になった後、お外でアイニィにシバかれて頭にタンコブを作って戻って来たフェラデ、その様子から推測するに、彼女はまだ修行中のガチホモなのではないか……?
そう考えれば彼女の主張と行動が一致する、何もおかしなところは無い。
フェラデ氏は『新人のガチホ』なのである、そんな新進気鋭のガチがパーティーメンバーに選ばれた、となれば……
リーダーであるこの人外帝王小学五年生は新人の保護を最優先とし、フェラデの主張を肯定すると共に後押しする必要が有る(クワッ
僕は新人ガチさんが
「……ヤらないか?」
「ッッ!!」
「フッ、どうした、怖いか?」
「ッッ!! で、出来らぁーっ!!」
フィーッシュ!!
うむ、ガチ語は通じたようだ。
大見得を切ったフェラデ氏は早速その場でヨツンバインになると、俺にケツを向けて『バッチコーイ!!』とガチ語で叫んだ。
衣服を着たままで、だ……ふぅ、この大人ぶった事情通を
「ンッハァァァ、しゅごいいぃ、陛下の御立派様がワタクシの万華鏡を散華鏡にしてしまうほど太く
少し頭がアヘ気味のオナマリアが絶叫を上げてスプラッシュ。
床に全裸開脚で気絶しているアヘ顔晒し中なアイニィの顔に聖水が掛かった……
え、何でお前は全裸でそこに?
アイニィはいつの間にかこの体勢でイッていた。
気付いたら死んでた的な恐ろしい状況だなコレ……
ダンジョンの機能を使って室内の過去映像を確認……
ほほう、気絶はフェチモンの香りと白因子が主な原因らしい。
アイニィはオナマリアが俺と先にハメているのを見て『今日は挿入記念日だっ』と意味不明な言葉を叫び、その『順番待ち』の為に全裸で待機していたようだが、至近距離で観察していた
可愛いですね。
って言うか、まだハメてもいないのに大丈夫かこの子……
その全裸アイニィの隣にイッたばかりのオナマリアを寝かせる。
セミロングのアイニィとロングのオナマリアがアヘ顔で並ぶと姉妹のようだ。
では、ここにショートヘアのフェラデ氏を並ばせようかっ!!
ヨツンバインで高く掲げられた美尻をパツンパツンのショートパンツ越しに撫でる。
そしたら怒られた。
「ひゃっ、あ、あくしろよっ!!」
「えっと、服を脱いでくれるかな?」
「……??」
すごく『キョトン』とした顔で振り向き首を
この子はアレかな、ガチとかそう言うのじゃなくて、頭が何かそのアレなのかな?
ヴェーダこの子、大丈夫?
ヤった後に僕が『獣の皮を被ったゼウス』とか言われない?
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