第313話『失禁しなかった俺を褒めてくれ』





 第三百十三話『失禁しなかった俺を褒めてくれ』





【主人公以外の登場人物等】


【尊妻ヴェーダ】魔神后。三眼四臂、その目が開くと太陽が一度消えて、七個に増えて大地を燃やすよ!! 三面六臂の破壊神やブラックホールの終焉ちゃん等を出産。『アユスヴェーダ兵器研究所』略して『ヴェ研』の所長。


【不可触神アートマン】真我。ゴリラのママン。根源マスター。目も腕も顔も沢山有るお母さん。息子以外に興味は無い。


【不可触神イズアルナーギ】別宇宙域からやって来た幼神。空間マスター。甲蟲大好き。家族と甲蟲以外に興味が無い。幼神の姉オルダーナはゴリラのペニスとフェチモンにやられて結婚、生粋のサイコパスたるイモ息子を出産。


【大魔王ルシフェル】明けの明星、堕天使。ゴリラの嫁で地獄の獄長サタナエルは妹。長女リリスと義理の娘プルピエルがゴリラ

に嫁いだ。復楽園を目指すヤクザ。


【水と慈愛の女神メチャ・ハラフワティ】魔神妃。四本腕、魅惑の三十路ボディ。基本的に柔道着を着ている。現在妊娠中で桃色空間に居る。旧姓メチャ・ディック=スキ。


【シタカラ・アナ=ルナメル】鬼神。南浅の英雄。ゴリラ軍団で最初の戦死者の一人。族長ミギカラの息子。妻はキツク。アートマンにより神界で復活、鬼神になって天女とセクロス三昧。地上に居るキツクを失望させたナイスガイ。


【ジャキ・ブロンソン=ホクト改めジャキ・ハラテツヲ=ナント】ジャッキータウンの太守。桃色ロング爆乳・赤い目・長身・ドサド副官サキュバスのペニバンは嫁。コア嫁『ウケミ』『パシブ』『セヴィル』の三名はゴリラの娘。


【オマン】魔神妃。オマン湖ダンジョンのメインコア。ゴリラがダンマスから寝取った。コア息子とコア娘をポコポコ産む。ゴリラとのセクロスが大好きだが素直になれないNTR女性の鑑。


【フリン・ヴァギ=ナスキ】元高級娼婦サキュバス。従二位じゅにい甲蟲夫人スーレイヤ女官長。正二位しょうにい甲蟲将軍スーレイヤ都督ととくのゴブリン氏族長カナリ・ヴァギ=ナスキの嫁。ゴリラとの不倫は天命だと悟る。


【エロ・シーン=オオメ】魔神妃。通称エーちゃん、翼人女王の四翼魔王。ピュア過ぎてゴリラも勃起が止まらない。只今レベル上げの真っ最中。



【キスキル・リラの一族】エッチな女悪魔の一族です。


【アカギ大陸】アートマンとゴリラが手に入れた惑星に在る南北に分かれた北の大陸。新大陸としてゴリラが南のカスガ大陸を制圧。北のアカギ大陸は大魔王に差し上げました。




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




 十月三日、大森林は快晴、たぶん俺が望めばずっと快晴……

 ママンの宇宙となったこの世界はほぼ何でもアリだ……


 例えば、俺が気付かないうちにママンが取り込んだ宇宙域内に居た神々などは全滅してたりする。不可触神が望んだからですね。当然です(白目)


 滅んだ奴らはまず間違い無く何も気付かぬうちに消滅した。


 せめて女神は生かしておいて欲しかったが、俺の嫁さんが女神だらけだし、その嫁軍団がポコポコ女神を産むので、外様はもう必要無しとママンは判断したようだ。


 しかし勿体無いなぁ、女神の使い様は幾らでも有った、マーラニキに渡してマラ漬け中毒患者にしても良いし、功を上げた眷属の嫁にする手も有る。


 臣籍降嫁する俺の娘の数よりも男眷属の方が圧倒的に多いからな、妖蜂と妖蟻の娘が恐ろしい勢いで増える予定だが……やはり女性が足りない。


 オマンにコア娘を沢山産んでもらう手も有るが、それでも足りんな。それに、オマンの娘はコアだ、コアが持つダンジョン化能力は引く手数多あまた、正直に言えば族長レベルの眷属以外に嫁がせたくはない。


 コアなら強化された奴をイズアルナーギ様がくれるしな、族長以外にはそれで十分、いや、過分ですねゴメンナサイ……


 取り敢えず、妖蜂と妖蟻の数が増えれば嫁不足は解消されるかもしれんが、その婚姻は娘達の意志が尊重されるべきだ……しかもほぼ全員俺の娘、軽々しく判断は出来ん。


 だが、メチャの進化あたりから男眷属の目が肥えてきたのが痛い……妖蜂と妖蟻の娘は全員別嬪だ、男共に諦めはつかんだろう。


 更に、現在はママンの宇宙統合で神界から天女さん達が遊びに来るようになり、大森林は秋の勃起祭り開催中……男達の目がさらに肥えてしまった。


 こうなると、環境が整うまでゴブリンやコボルトの女性に頑張ってもらうしかない、多産な彼女達の子を当てにするのではなく、彼女達自身を進化させる方向で、だ。


 神界に居るシタカラが昨日下界に降りた際、嫁のキツクは旦那の天女不倫にブチ切れ、かつてのメチャのような強く美しい鬼女への進化を望み冒険者登録、進化後は未婚の希望者でひしめくかわや番に転属願いも出した(尊妻様が受理済み)


 第二第三のキツクも既に現れたようだし、未婚女性も先輩にならって冒険者ギルドに押し寄せている……


 うむ、俺が言わずとも勝手に進化して男を漁る模様、大森林の女性は強いなぁ……


 これはあれだな、逆ハーレムが多数出来て、良い感じに男余りが解消出来るのでは?


 そうなると弱男諸君が余りそうなもんだが、問題無い、大丈夫だ。


 魔族悪魔系では少ないが、移民悪魔系の女性は弱男を好む嗜虐しぎゃく的な者も少なくない、特にキスキル・リラ等のサキュバス系だな、愛した男をオモチャのように扱う。


 ジャキの嫁ペニバンが代表例だな……あれはヒドイ。


 そんな事を考えていると、愛する相棒がややあきれ気味に話し掛けてきた。



『あれこれ考えるよりアートマンに頼めば良いじゃないですか、男女比を均等にしてくれと。または妊娠から出産までの時間を――』



 バカ野郎ヴェーダこの野郎っ!!


 それはお前……アレだよ、何か人工生殖的な計画繁殖を思わせる鬼畜の所業じゃないかっ!!


 俺達は家畜じゃないっ、そんな考え駆逐してやるっ!!



『ふむ、続けて?(鬼畜が何か言ってる……)』



 俺はな、お前とのセクロスに結果を求めた事は無い……授かる子の数や性別を考える暇なんて無い、何故なら……


 お前の事で頭が一杯だから、だ(キリッ



『ンッッ!!(ドキーン』



 つまり、そう言う事だ(意味不



『ごめんなさいラージャ、まずは愛を、互いを思う心を信じろ、結果は想いの果てに在る……貴方はそう言いたいのですね』



 ????

 イエス、アイ、ドゥー(笑



『ヤダカッコ良い……百億年で足りるかしら』


「え」



 ウソやろ……

 こ、こいつ、いつの間に桃色空間へ

 ちょ、待っ……


 アッーーーー――……




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




「二百十五億年ぶりだね……」



 朝日に照らされた神樹マハーカダンバを見上げ、桃色空間から脱出した俺はポツリと呟いた。


 悲しいものだな、神と言うものは……


 気が遠くなるような年月を経たと言うのに、精神がまったく鍛えられていない……


 二百十五億年に及ぶ一方的な凌辱からの解放に涙するとは……


 グスン、まだまだ修行が足りんな、俺は……ウッ。


 ふぅ、かわや番か、毎朝スマンな、でも今は少しそっとしておいてクレメンス。


 え? いや、勃っているけれども……仕方ないなぁウッ、上手だね君、一応顔を見ておこうか、うむ、フリンだった、知ってた。


 不倫大好きフリン女史の頭を撫でつつ、帝王としての務めを果たすべく本日の予定を確認。


 ……特にやる事が無いな。


 イズアルナーギ様が異世界に侵攻したと聞いたが、戦況は気に……ならんな、どうせ虐殺してる、僕は不可触神に詳しいんだ。


 イズアルナーギ様の事は横に置いて、大魔王様の二皇責めは……気にならんな。


 二皇の背後に居る異世界神はママンがブッ殺した、加護の消えた二皇なんぞただの長生きした生物だ、大魔王さんの敵じゃない。僕は大魔王に詳しいんだ。


 アカギ大陸は今月中に大魔王さんの物になるなこりゃ。


 う~ん困った、ママンと大魔王さんが敵を一掃したのでヒマだ……


 修行中のエーちゃんは忙しそうだし……

 やっぱ俺も異世界の敵艦隊を見ておくべきか?



「うにゅ、呼んだ?」

「……いえ、呼んでませんが……」



 恐怖で脚が震えて立つのがやっとなんですが……

 周囲に居た眷属達が白目剥いて気絶したんですが……

 フリンは咥えたまま気を失っている、プロやな……


 何故か、目の前に指を咥えた感じの幼神様が居る……

 相変わらず存在の大きさが把握出来ない……っ!!


 誰かタスケテー!!









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