第266話「俺は……っ!!」
第二百六十六話『俺は……っ!!』
七月七日、昼前、『です☆すた』から見る『惑星アートマン』は青い。
惑星の名前は俺が勝手に付けた、大森林で生まれた俺がいずれ征服する故郷惑星だ、母親の名前を付けるのは当然だろう。
あふぁぁぁーーっ!!
凄まじいチンサスを頂いた、有~り難う御座いまぁ~す!!
『私の名を付ける為の惑星を早急に征服すべきです』
お前それどんだけワガママ妻だよ……
そのオネダリを許したらお前、残りの嫁さんズがお前……
宇宙の帝王になる勢いで頑張る必要が有るじゃんアホ……
『信じています』
本気ッ!? コイツぁ本気で惑星獲得を信じている……っ!?
イズアルナーギ様でさえまだ三つだと言うのに……っ!?
その内一つは大魔王さんと共同統治だと言うのに……っ!?
無茶言いやがるぜ……っ!?
『ヴェダリオンとかどうでしょう?』
ッッッ!!!!
既に惑星の名称考案済み……っ!?
『あ、本日は七夕なので、地上から
ッッ!!
天の川が良く見える惑星っ!?
コイツっ、一つの銀河系支配も視野に……っ!?
『ねぇ、お願い、ナオキさん』
「……任せろっ」
チッ、駄目な男だぜ俺ってヤツぁよぉ……
いつも真面目な女房の甘えた声にコロっとイッちまったぜ!!
体の中からチンコスされてコロっとイッちまったぜ、ふぅ……
今日の厠番は何だかドン臭いな……
あぁ、キスキル・リラの『アンポンたん』か……ウッ。
この子は何で全裸になったんだろう、何で誰も止めないのか……
まぁいいや、侍女軍団にも変わった子は居る、何も問題無い。
アンポンたんに
今日の厠番は全員が変わった子だった、ただそれだけだっ!!
さて、七夕と言う事で宇宙に来てみましたが、遠くに天の川が見えますね、綺麗です。
プルピーとフオウさんが率いる戦闘ロボ部隊が地上に向けて砲撃していますが、俺は大気圏さんの防御力を信じている。
大丈夫だ、惑星アートマンのオーストラリア的な場所に砲撃が集中しているが、問題無い、宇宙からでも火の海が確認出来ると言う事実を知れた、ゴリラは賢くなったのだ、大丈夫、大丈夫だ。
『あの大陸の人間や獣人は魔窟かダンジョンに避難しているようです。奴隷となっていた魔族や隠れ魔族はラヴ率いるダークエルフ部隊が逐一保護しております、戦艦ヴェーダに緊急転移も出来ますし、ご心配無く』
その救出活動はフオウさんが適任なんですがそれは……
大都市丸ごと【闇の湖】で沈められるんですがそれは……
『嫁が“私はアレをやりたい”と言った仕事を邪魔する夫は駄目な夫ですよ? フオウは砲撃がやりたいのです、救出部隊はラヴが真っ先に手を挙げ隊長として向かいました、見守ってあげて下さい』
フオウさんの砲撃を見守る……??
暴走を監視する的な意味かな……??
早速サイコメンタルの全力砲撃が始まったんですが……??
プルピーが真似して全力砲撃に移ったんですが……??
随伴機が一斉に『です☆すた』に撤退したんですが……??
ラヴ達も戦艦経由で『です☆すた』に逃げて来たんですが……??
魔族の救出が済んでいないように見えるんですがそれは……??
『……サイコメンタル両機の機関停止、強制転移……神域で少し話をしてきます。アートマン、貴方も付き合いなさい、ナオキさんを困らせる嫁が二名向かいます』
『『ほぅ……』』
『『
お、お母ちゃん、嫁イビリは駄目だよ?
お母ちゃんがイビると十中八九死んでしまうからね?
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
可哀そうに……
こんなに絶望した表情を見せたまま気絶するなんて……
先ほど『です☆すた』の帝王病院に収容されたプルピーとフオウさん。
豪華な病室のベッドで眠る二人の姿に俺は涙した。
怖かっただろう、大きさも距離感も掴めない真っ黒なお母ちゃんはさぞ怖かった事だろうっ!!
イズアルナーギ様もセットで居たとか滅び以外に連想出来るものが無いっ!!
正直言ってその場に行かなくて良かったと思っているヘタレな俺を赦してクレメンスっ!!
『お仕置きとしては効果が有り過ぎましたね、以後、勝手な行動は控えるでしょう』
そんなお前、最大の加害者がお前、そんな軽くお前……
『そもそも、二人が暴走を始めた時点でラージャが
ッッ!!
その手が有ったかっ!!
俺のアホっ、バカバカっ!! ウンコたれっ、早漏っ!!
何と言う失態っ!! ジャングル帝王家末代までの恥っ!!
愛で二人を止める事を考えなかった無能な働き者とは俺の事っ!!
『砲撃対象となったあの大陸でも、ラージャの愛でメスを前後不覚に出来たと言う事もお忘れなく』
ッッ!!
その手も有ったかっ!!
俺のボケっ、クソクソっ!! ジャキ野郎っ、ジャキっ!!
何と言うジャキ態っ!! 豚骨バイキンラーメン男並みの恥っ!!
愛で敵勢力の半分を無力化出来る事に気付かなかったジャキとは俺の事っ!!
『はぁ~、困りました、自分の夫がここまでジャキだったとは……』
ッッ!!
俺は……ジャキってる、のかっ!?
『クンクン、何かニオイますねぇ、ラージャの体からフェチモンとは違う何かのニオイが……あ、これってジャ……何でもありません』
う、うわぁぁああああああああああっ!!
転移転移ぃっ!!
「マハトマ・ナオキ、【六神合体ゴリラ・マーズ】出るぞっ!!」
『ラージャは頭部ですか、では私は胴体に乗りますねぇ~。王妃達よ、残りの席は四つです、本日はヘル・豊穣姉妹・ムンジャジが搭乗しなさい。あ、強烈な性宇宙が襲ってきますので、覚悟するように。ウフフ……』
“なるほどそうですか、では御免あそばせ”
“旦那様のアレを近距離で……ゴクリ”
“あわわわ、お姉ちゃんコワイヨー”
“クッ、またアレを……ハァハァ”
“帝王様ご親征っ、帝王様ご親征っ!!”
“射出口、オールゴリラっ、いつでも出せますっ!!”
“3,2,1,ゴリラ・マーズ、射出っ!!”
サイコシリーズより少し大きい俺の専用機【六神合体ゴリラ・マーズ】が『です☆すた』の大型機射出口から宇宙へ飛び立つ。
そのまま惑星アートマンの大気圏を貫き、オーストラリア的な地獄へ舞い降りる。
俺はジャキってねぇっ!!
見ていろ現地のメス共っ!!
待っていろ囚われし魔族の諸君っ!!
俺が近代ゴリラの結晶だっ!!
萌え上がれ股間の
「うおおおっ【フェチサー・
『こ、こんなっ、アッハァァー、今回もスゴイぃぃっ……』
“なるほど、これが噂のイッぐぅぅぅぅっ……”
“チッパイエっ、これは危イッぐぅぅぅぅっ……”
“お姉ちゃーん、知らない、私こんなの知らイッぐぅっ……”
“クッ、私は戦神っ、これしきの性宇イッぐぅぅぅぅっ……”
大地を満たせ俺の愛っ!!
開放っ【
『ッッ!! アッハァァーイッぐぅぅぅぅっ……』
成敗っ!!
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