第246話「廃屋の厠番」
第二百四十六話『廃屋の厠番』
ふぅ……
このスケベ紙は危険だな……
使用回数を制限するべきだ。
俺のような性欲猿にとって麻薬に等しい……
『でも
うん、止められない。
止めたら禁断症状出ると思う。
そしてお帰り、出産お疲れ様です。
『はい、ただいま。しかし、特に
な、なるほどっ!!
それが権力者か……っ!!
つまり、真面目な軍議中に真剣な顔をした女性士官達に囲まれながら、ハードボイルドを気取ったゴリラが足をテーブルに乗っけて、何食わぬ顔でオナヌーしても良いのですかぁーっ!!
『宜しいのでは?』
その軍義に参加した女性士官のスケベ紙を
『むしろ葉巻をスケベ紙に抜き差しして、抜いた葉巻の先を見てその
て、天才かお前……っ!!
『正妻ですから(キリッ)。とにかく、
そうだなぁ、どうせ使うもんねスケベ紙!!
使う自信だけは有るぜ、これだけは間違いない。
『何ならその御立派なモノに紙を突き込んだまま生活すれば良いのです。絶頂ごとに紙を換えれば、一人の女性を独占使用する事も無くなり、スケベ紙提出者から不満が出る事も無いでしょう』
て、天才かお前……っ!!
『紙を束ねた状態で使用出来ると、数も
か、重ね紙って、天才かお前……っ!!
それってお前、嫁さんズを全員同時に相手出来るって事か……っ!!
『ラージャの如意棒は長さも自在、その意味がお分かり?』
なっ!!
『まさに“全員”を同時に貫く事が可能……ウフフ』
……イズアルナーギ様に連絡を。
要求は何でも受け入れろ、俺が何とかする、絶対にだ。
『はいはい』
始まるぞ……新時代が、な。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
まったく、さすが智愛の破壊神ヴェーダ。
智と愛で俺の心を射抜き、俺のちっぽけな常識を破壊するとはな……やりおる。
そのヴェーダはイズアルナーギ様との交渉に入った。
どんな要求が来るのか分からんが、何でも呑んでやるぜ。
俺は
あ、『放課後賢者タイム』って歌作ったら売れるかな?
四人組の美少女エルフユニットに歌ってもらいたい。
ダンジョンでそんな事を思う俺は間違っているだろうか?
日暮れまで時間が有る、三階層の改造まで終わらせよう。
ミニ筋斗雲に乗っていたアヘ娘達は居ない。
俺が二階層でスケベ紙オナヌーをする時に、分神子猿をいっぱい創って彼女達の世話をさせていたら誘拐された。メチャもラヴも居ない……
さきほど誘拐犯から人質の追加を強要された。
すでにKGB144ではなくなった、KGB500を超えた。
もう呼び方はKGBだけでいいかなって思う。どうせまた増えるし。
って言うか、メチャが子猿達に柔道を教えながら『そ、そんなんじゃ、お父さんみたいに、なれないよ?』とか言ってる……そいつらは『俺』なんだが、アイツは何がしたいんだ……
そして今のお前は強すぎるんだアホ、子猿に無茶させんな……
それは背負い投げではない、ただの投げだ……
まぁ、良い母ちゃんになれそうだから問題無いけどね!!
さぁ~て、俺はダンジョンの改造を進めますゾ。
って言うか、人畜が少ねぇなぁ……
移住悪魔のお蔭で人口は十分なんだけどなぁ。
大魔王さんに『不思議な林檎』の追加を頼むか……
パコレイパーの強制排卵とマーラニキの金玉強化の合わせ技なんてどうですかね?
そこに不思議な林檎ジュースの成長促進を加えりゃ良くね?
パコレイパーの強制排卵は激痛がセットだし、マーラニキのアレは人間のオスじゃ衰弱死しそうだけど、調整すればイケそう。
そうなりゃ今以上にポコポコ産んでくれそうなんですがねぇ。
まずは大魔王さんにお願いしておこう。
第三階層から下は人畜が自活出来るような自然環境にしとくか。
山河と森林、草原と海も創ってやりゃ十分だろ。
集合住宅はサービスだぜ。
はい、第三階層は森にしますね~、森の恵みに感謝するのです。
第四は草原、第五が山河、第六は無いので新設して海。
第七はコアルーム、新婚さんが好きに改造して下さい。
≪有り難う御座いますお父様。それで、魔界トンネルの件ンッ!! さ、触らないでっ、クッ、そんな画像データで
……何だろう、満員電車かな?
取り敢えず、大戦艦に戻って俺もパワハラしよう(決意)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【とある牛獣人妻の恋物語Ⅱ】
その日の深夜、私は体に掛けている
ベッドの上でイビキを掻く愚かな男を一瞥し、罪悪感など
足音を殺して寝室を出る。
子供部屋は見ようとも思わない。
胸の高鳴りを抑えつつ、私は廊下の先に在る外への扉を開いた。
外に出た私は走った。
あの廃屋へ、少年が居た廃屋へ。
息を切らせながら辿り着いた廃屋、灯りは
中に入ろうか、窓から覗いてみようか、私は入口付近でアタフタしていた。
すると、小さな足音が廃屋の中から聞こえてきた。
足音はこちらへ近づいて来るっ!!
慌てた私は廃屋の壁に立て掛けてあった木材の下に隠れた。こんな大きな体じゃ隠れられるわけないのに(涙目)
案の定、足音の主はあの少年だった。
凄まじい香りのフェチモンが私の下腹部を殴りつける。
寝ぼけ
少年は右手で目を擦りながらフラフラとこちらへ近づいて来る。完全に寝ぼけている可愛い、すこ。
そして、私が隠れている木材の前に立った。
木材の隙間から少年の少年を見る。
少年の少年が私の眼前に在った。ふぅ……
少年は少年の少年を右手で摘まみ、先端をこちらへ向けた。
やだ、うそでしょ……ハァハァ。
私は無意識に口を開けていた。
困った子、私がお世話してあげなきゃ……
私は意識して口を開けた。
【つづく】
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