第八章
第234話「……手強いですね」
第二百三十四話『……手強いですね』
四月一日、北方は晴れた地域が多い。
雪も解け、綺麗な緑の新芽がちらほら目に入る。
しかし、やはり雪国、緑が少ない……
……で、あればっ!!
ヤるしかないんです、オッパイエとっ!!
「イッぐぅぅぅぅっ!!」
ブシャーッ!!っと勢いよく噴出する恵みの雨。
眷属(主に男性ゴブリン)が豊穣の女神に感謝の涙を流す。
彼らの股間は女神への崇拝でイライラが止まらない。
そのイライラを女房や旦那、彼女彼氏にぶつける者、悪魔娼館で鎮めて貰う者、魔獣に視線を送る者等々……情熱解放のヤり方は様々。
独り寂しい自家発電でイライラを解消する者は居ない。
慈雨を受けた大地から芽生える緑は波紋となって広がる。
各所から聞こえる嬌声は豊穣の女神を称える賛歌か。
今年も人口が爆発しそうだなっ!!
ぐったりアヘ顔ダブルピースのオッパイエ、綺麗ですっ!!
彼女の右頬に熱いゴリキッスを撃ち込み、神域へ転移。
ゴリベッドに寝かせ、美しい金髪を撫でた。
ゆっくりお休みベイビー、また明日ヤろうぜっ!!
さて、次は……
『北方緑化聖行為の後は反抗的なオマンの調教です』
うむ、そうか、オマンの……
では、新奪取ダンジョン『美しきオマン湖』へ行こうかっ!!
『その前に、ラージャの背後で全裸待機している王妃達のオマン湖を波立たせて下さい』
そうか……
気付かなかったは通用しないか……
これも旦那の責務、日が暮れる前までに――
『さぁ、皆のボタンを』
ヒュ~、ゴキゲンじゃぁん?
立ち
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「クッ、殺せっ!!」
「はいはい、行くぞ」
神域で嫁さんズに搾り取られた俺は、くじけそうなペニスを
ここでオマンとラヴラヴするのは何度目だろうか?
一回ラヴるごとに【子コア】を産んでくれるオマン。
ヴェーダの目論見と言うか、予想通りと言うか、オマンは上質なダンジョンコアをポコポコ産んでくれる。
しかも全て人型コアだ。
さすがに自分の子を喰おうとは思わん、俺を『父』と呼ぶので可愛いです。
しかも、この子達は
自分のダンジョン外にも出られるし、特にマスターを必要としない。その上、たとえマスターが出来たとしても、そのマスターがダンジョンに縛られる事も無い。
う~ん、これは酷い、まさにチートってヤツだな。
デメリットと言えば、コアが破壊されるとマスターも死ぬ、それだけしかない。
生まれたコアは
俺の子供だから当然のように王族。功績有る眷属達の結婚相手としても申し分ない。
既にミギカラやジャキ、レインのような古参には嫁いでいるコアも居るし、妖蜂の三大公や妖蟻の三内親王には公子として迎えられている子も居る。いずれ両族の姫様と結婚するだろう。
今まで俺がサブダンジョンとして扱っていた場所にも、通常のダンジョンとするべく子コアを派遣、サブコアを吸収して業務の引継ぎも完了。
生気徴収の効率も上がり、DP出費も格段に抑えられる。悪魔創造は標準搭載、マスターが居れば独自の創造召喚も出来るので、俺より有能ワロタ。
オマン自身の性能も
母親が頭のアレなオマンなのが草生える。
まぁ、美人だし行動が可愛いから良いけどね!!
今だって俺の右手を引きつつ散々
今日はどこで俺に襲わせる気なのだろうか……
「あっ、あの大きな木の隣に行きましょう、クッ、あの木に私を押し付けて後ろから責める気かっ、この素敵ケダモノっ!!」
「あぁ、あそこか。じゃぁ、今日は猿人になるね、大猩々じゃほら、ね、いつも苦しそうにしてるから」
「え、あ、大丈夫です、入ります入ります、昨日ヴェーダ様にイズアルナーギ様をご紹介頂きまして、あの、あの、空間拡張して頂きましたのでっ!! この変態タフガイ猿がっ、そうまでして私をっ、このオマンを凌辱したいのかっ!!」
「え、俺はオマンとラヴエッチしたいんだけど」
オマンが足を止めて振り返る、そんなに頬を染めて睨むなよ、股間がイライラするじゃないか。
それに凌辱は嫌いなんだ、俺。
「ッッ!! クッ、こんのぉ~、な、何だその……凄く大きいです……脈打ち黒光りする
「俺の子を産んでくれ」
「ふぁぁーー、あ、馬鹿っ、このっ、その口かっ、その愛らしい口がそんな
「いや、顔が近すぎて――」
「クッ、私の顔が臭いとでも言いたいのかっ!!」
「近すぎて可愛い顔がよく見えん」
「ふぁぁーー、バカァ、好き、あ、こんのぉ~、胸がトキメク
「お前と俺の子は皆優秀だ、結婚した眷属が全員喜んでいる、ありがとう」
「ふぁぁーー、バカバカ、しゅきぃ、あ、クッ、殺せっ!!」
「ああ、一緒にイこうぜっ!!」
静かな湖畔の森の奥、今日もオマンは
“ごめんなさいベーション様、愛しているのは貴方だけ、体を何度穢されようとも、心だけは守ってみせる……”
オマンはそう言って――
『初日の初回だけですよね、それ言ったの。以降は前マスターの名前を彼女の口から聞きません。最近ではこの子、ラージャの為にお化粧を勉強中らしいですよ?』
それを聞いた俺は腰の回転を上げた。
スマンな、恋に努力する子は大好きなんだ。
「しゅごいぃぃぃっ!! バカバカ、好きっ、しゅきぃぃっ!!」
「僕も好きです、他の嫁さんズと違って億年単位の虐待をしない君が好きですっ!!」
「ふぁぁーー、バカバカ、駄目っ、今言っちゃダメしゅきぃっ!!」
君のオマン湖は僕のオアシスだおっ!!
うおおおぉぉぉぉぉぉぉっ!!
『……王妃達よ、緊急事態です、とんでもない泥棒猫が現れました』
え、何て?
あ……
ふぅ……
「スマン、興奮してつい、大丈夫か?」
「バカバカァ、もう、チュ、チュ、激しすぎです、クッ、素敵蛮族めっ!!」
『……訂正、泥棒猫ではなくメスブタでした』
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