第2話

久しぶりの電車に乗り、揺られながら学校に向かっている。周りを見ると、社会人から、高校生まで様々な人達がいる。


朝早くから、満員電車に乗り仕事に行くなんて、俺からしたらどうかしている。


世の中はどれほど腐っているのだろうか。想像するだけで、吐き気がしてくる。


そんな事を考えながら、俺は行きたくもない学校へと向かっている。


本当は行きたくないんだよ、でも行かないと、もっとめんどくさい事になるから行っているだけで。


『ねぇ〜見てこの人かっこよくない?』

『どれどれ〜?』

『本当だ!超カッコイイ』


目の前の高校生が、そんな会話をしている。そんなにイケメンが好きなのか?ただイケメンと付き合えたらいいと思っているだけだろ。実際イケメンと付き合える人なんて、ごく一部の人だけだ。


現実を見た方がいい。世の中は腐っているのだから。


そんな事を考えながら、学科がある目的地に着くまで待っていると、周りが騒がしくなる。


騒がしくなっている元凶の方を見ると


「き、君なんだね」

「今痴漢してましたよね?」

「な!?」


冴えないオッサンと、イケメン高校生がいたのだった。






後書き

最近寒い。

評価よろしくお願いします。



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誰かと関わる事、それは間違っているだろうか。それとも・・・ こたろう @marimo0214

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