第2話

第二話

俺の伝説は終わったよ

そう思っていると後ろから

「何やってるんですか!?」

っとさっきいたシスターがやって来て言った。後ろから遅れてもう一人シスターがやってきた

「なんで、待っていてくれなかったんですか!」

少し顔をこわばらさながらシスターはそう言う

「だって…スキルが気になったから…」

少し泣きそうになりながらそう言う

「そんなに怒らなくても」

もうひとりのシスターがそうなだめる

「良くないわよ!この子の将来が…」

今度は少し悲しそうになりながら最初からいたシスターが言うそして

「ねぇ僕、いいスキルは貰えたの?」

心配そうな声でそう聞く

「ううん…もらえなかった…」

そう言うとシスターは悲しそうに

「本当はね幸運値が高い人がいればいいスキルが貰いやすかったのそれでこの子に来てもらったけど…ごめんね目を離して」

「うぅぅん……大丈夫……ごめんなさい」

そう言い走り教会を出る。

涙をこらえることはもうできない、涙があふれる。

なぜだかわからないが涙が止まらない。スキルをもらえて嬉しいはずなのに…走っているうちに家につく…扉を開けると、父がいた。

「良いスキルはもらえたのか?」

そう聞かれる

「いえ、もらえませんでした。」

そう答えるといきなり殴り飛ばされる。

「使えんやつだもうこの家には帰ってくるなこの穀潰しが!」

そう言い鍵をしめる。

父とは血が繋がっていない。家というのもただの孤児院だ、いつか追い出されるのは理解していた。そう言い聞かせながらフラフラと立ち上がる。

これからどこに向かうのか、向かえばいいかもわからない。

 しばらく歩いているとポツポツと雨が振り始める。

こんな時に限って…と思うがどうしょうもない。

屋根のある道外を見つけそこに座る。

「お前、そこで何をしているんだぃ?」

ふと顔をあげるとそこには女性がいた。

「そこで何をしているんだい?」

もう一度聞かれる。

「孤児院を追い出されて…」

そう言うと

「そうかい!そうかい!孤児院を追い出されたか!」

なんだか嬉しそうに言う女性

「行く場所がないんだったらついてきな、こんなところにいたら死んでしまうぞ」

そう言い僕を抱き上げる。選択肢は無いようだ。

しばらく抱きかかえられながら移動していると、女性が立ち止まる。ボロボロの建物。というか周りの建物もボロボロ、ボーッと移動してきたため気が付かなかったがここは、この街一番治安の悪い北街見ただった。

 北街は、いつ行っても日が当たらず薄暗いそして何より目につく赤い土何があったのかはなんとなく想像できる。そんな街に僕はいた。


――――――――――――――――――――――みなさんこんにちは、モンです。コメント・ハート是非ください!執筆の励みになります。これからも続きを書いていきますのでよろしくおねがいします。


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