第2話 金髪ギャル

おいおいおい


金髪のギャルが来たぞおい


聞いてねーぞおい






「うるせ〜な〜そんな飲んでね〜し〜〜」


とぎこちない標準語で返すシティボーイ


真面目に経済学の授業を受けていたあのなんちゃって慶應ボーイはもういない


それにしても一体どうやったらこんなギャルと知り合えるんだよ








「あのー、隣いいですか?」




(うわっ!びっくりした)




「あっ、どうぞどうぞ」




(えらく丁寧な口調で喋るなあこの友達の方は。黒髪だし、ほんとに金髪ギャルの友達か?)






「ちょっと、卓也の友達の、、、みっちー? ミユはお店の後輩なんだから、手出したら承知しないかんね〜〜!!」






お店??


なるほど、そういうわけか・・・


卓也の野郎、“女の子”とか言いやがって


キャバクラ通いしてたのか






「あのー、、、なんかすいません。」


「いやいや、ミユさんは何も悪くないよ それよりお店で働いてるなんて、なんか意外!」


「あー、、はい、、よく言われます。あんまり人と喋るのも得意じゃないので・・・」





ここで一つ言っておきたいことがある。







俺はキャバクラが大嫌いだ

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