応援コメント

第112話 ソフトクリーム、食べようよ」への応援コメント

  • 思春期を迎えている子たちは、「自分の兄妹」について語りたがらないものだと勝手に思っています。

    とはいえ私自身、弟に「死にたい」と言う独り言を聴き逃さず、「死にたいなんて言うな!」と数日後に反論してきました。
    野球一筋で、監督から明らかに嫌われていても部活をサボらなかった、ものすごく根性のある弟。
    嫌われている原因は、未熟な私自身なのですが、それを言い訳せず、一言も私に不満を漏らさなかった弟。
    それどころか私の良い部分に関しては、素直に「凄い」と満面の笑みで笑いながら、友だちたちに話していた。
    人づてに聴いて、驚いたことがあります。
    どうやら「根性」だけは、兄弟で共通していたようです。
    どんなに踏みつけられても、ものともしない(というか気付かないようです)根性は親ゆずりなのか?そういう性質があるようです。
    高校生になり「母校でかつてないほど最強の野球部」を弟は作り上げてました。
    長子だからか、ただ単に天然ボケなのか?
    気付いたら互いに尊重し合う中になっていました。

    そんな思春期の子たちをよく見ているなぁと思いました。
    とても難しい事を、よく100話以上も書き続ける。
    本当に尊敬しています。

    ただ、そんな弟が一度だけ折れた事があります。
    「夢を否定する事」です。
    教師の何気なくて、真っ当な答えだったと思います。
    現実と夢を天秤にかけての答えだったと思います。
    そんな事は親にも私にも一言も言いませんでした。
    後ほど親づてに母が聴いて驚いたようです。
    そんな夢があるなら、家族は全力で応援していました。

    子どもたちに限らず、生きとし生ける人間ならば、夢(些細な事でも)を持ち続けるべきで、そんな目標が活力になるのではないでしょうか?

    忘れてはいけない事と思います。
    この小説で夢を否定する描写はありませんでした。
    大人になっても思春期でも何ら変わらない。
    ただ一言、夢を否定する事は大人でも簡単に折れてしまう事。
    何気ない分、本当に怖い事です…。

    愛しているというよりは、尊敬し合っている。と言う方が私たち兄弟には合っている。
    星野真一・真理奈兄妹にもそちらの方が合っているのかな?
    透弥くんは本当に働いてくれました!
    何気ない「母との日常」も、さらりと話しましたね。

    真一くんより透弥くんのほうが大人な気もしましたが、悩んでいては誰でも病みますよね。

    自分語りがほとんどの感想で、申し訳ないです。
    ただどんな人間でも簡単に折れることを伝えたかったのです(職業柄、ぜひ知ってほしかったので)。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    本当に励みになります。

    Kujiraさんには仲の良い弟さんがいらっしゃるのですね。
    私には妹はいますが、弟はいません。
    なので弟がいるあなたを少し羨ましく思います。
    お互いに尊敬し合える兄弟は、とても素敵なことだと思います。

    思春期に抱きがちな夢は、往々にして現実離れしています。
    ちょっと野球が好きだからプロ野球選手になりたいと思ったり、
    ちょっと絵が得意だから漫画家を目指してみたり……。
    それは大人の目から見れば、夢破れることが自明のように見え、否定したくもなります。

    かく言う私も、昔は漫画家やプロの音楽家、映画監督、小説家……多くの夢を持っていました。
    しかし、ある夢は大人に否定され、ある夢は現実に打ちのめされ、ある夢は具体的な行動をする前に自ら諦めました。
    私にとって苦い思い出です。

    透弥くんは、こんなふうに星野兄妹をつなぐ役割を担当させました。
    さて、次回からはまた新たな展開が始まります!

    お楽しみに!👍