応援コメント

第104話 たった一つの存在価値」への応援コメント

  • 感想を前に。
    この間は、ご自身の辛い過去を話して下さり、ありがとうございました(と同時に私の読解力の無さに、申し訳ない気持ちでいっぱいです……)
    それでもとても分かりやすかったです。
    「アイデンティティの崩壊」
    確かに御月さんの気持ちは分かりました。
    敏感な御祈さんにも、幼いながらも伝わっているのでしょう…彼女は無抵抗を貫きます。
    かの東京都知事であった石原慎太郎都知事は、現在の直木賞、芥川賞を酷評していました。
    石原氏が言うには、最近(もう10年も前になるかな?)の受賞作品には「リアリティ(現実味)が無い 」 とのこと。
    自身の肌で感じた体験をしっかり表現する事を大事なのだと、私は解釈しています。
    その分YouGo!!さんの作品は、ファンタジーでありながらも、心の機微などが生々しいほどリアリティのある作品だと思います。
    しっかりご自身の良い事も悪い事も、経験として盛り込まれていますね。
    だからこそ魅力的だと思います!

    長くなりました……感想に行きますね。
    SOLAのモチーフとしている企業もわかりました(遅い!)
    そして物語の舞台としている土地もわかりました(だから遅い!)
    不思議な縁ですが、3種の神器のうち2つが、この地方にありますね。
    私も幼い頃、4年ほどお世話になっていました。
    その後、南の島で育ちました。
    教育、就労など、南の島では考えられないほど、手厚く応援していて、引っ越しした事を後悔するほど、素晴らしい土地でした。
    御月さんの入院する病院。良かれと思っての立地かと思いますが、若い人には心が壊れかねない立地かと思いました。
    私は精神を病み、入院した事があります。
    比較的自由ですが、周りが森林に囲まれていて、遠くに巨大な街並みを眺められる病院に入院していました。
    アイデンティティが「戦う事」しかない御月さんにとっては十分、羅刹化してしまっても仕方の無い環境だと思いました…。
    学校もあり、巨大な会社もあり、繁華街もある。大空さんの努力はものすごいものがありますね!
    七志との因縁はそれほど深いものがある事がよく分かります。
    本当にあと少しのところでですが、やっと天川姉妹の所に現れましたね。
    その後どうなるのか?楽しみにしております!!!

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます!
    本当に励みになります。

    【天才】とは悲しいものです。
    一つのことしかできず、そのために生きるしかない。
    必然的に、アイデンティティの拠り所も一つしかあり得ません。
    それを失うことは、【天才】にとって死ぬことよりも辛いことになるでしょう。

    御月というキャラに関しては、私個人の憧れを表しているところがあります。
    【天才】は確かに悲しいですが、それだけ人生を特化させていることに、私は憧れずにはいられません。
    「他のすべてができなくてもいい。俺に天才的な創作の才能をくれ!」なんて、思ったこともあります。
    しかし実際の私は、飛び抜けた才能もない代わりに、あらゆることがそこそこにでき。逆に全くできないこともあるような、普通な人です。
    だから、「私はこれをするために生まれてきたんだ!」と、胸を張って言えるような人物、【天才】天川御月というキャラを作ってみたわけです。

    SOLAのモチーフですが、確かに某世界的自動車産業の企業をモチーフにした部分もあります。
    私の地元の企業ですし。
    その企業に、FF7の神羅カンパニー的要素を加えたのがSOLAですね。
    SOLAは神羅みたいな悪徳企業ではありませんが😅

    さて、大空さんが現れ、天川姉妹の窮地を救ったが、一体彼に何ができるのか!?
    次回もお楽しみに!