第16話 ミッション

 ―――――――――第一章―――――――――

        ❖アシアリの噂❖

 ▶冒険者ギルドで依頼を受ける。


 ▶ナビゲートをONにする

 ―――――――――――――――――――――


 冒険者ギルドへ向かって歩く。

 ”冒険者ギルドで依頼を受ける”とあるが、どんな依頼を受けるのだろうか。

 自分で選んだ依頼をすることができるのか。なんていくつか疑問が出てくるが、何が起こるかわからない以上、何も確信的な予想ができない。


「ほんっとうにゲームみたいな世界だよな。もしかしたら本当にゲームなのかもしれないけど(笑)」


 この世界を出た時間とこの世界に戻ってきた時間、現実世界では丸一日経過したのに、この世界ではそこまでの時間、何なら一切の時間が経過していないように思える。


 魔物の脅威から守るためか、この町は家々が密集している。

 そのため、10分もかかること無く冒険者ギルドに到着することができた。


 若干擦れて開けづらい扉を開けて冒険者ギルドの中に入る。

 やっぱり中には誰も居なく、ドアにつけてあるベルが鳴ったのに気がついたのか、しばらくしてニーナさんが建物の奥から出てきた。


「あっ、ユウトさん。さっきぶりです。今回はどういった御用ですか?」

「依頼を受けたいなと思って。」

「依頼ですか。ちょっと待って下さい。」


 また建物の奥に戻っていき、少しして紙をいくつか抱えて戻ってきた。


「これらが今ユウトさんが受けることができる依頼ですね。」


 10枚ほどの依頼書をカウンターの上に広げる。


「説明してなかったので、説明しますね。依頼にはいくつか種類があって、例えばこのスライムを討伐する依頼は討伐系と呼ばれています。ユウトさんはパーティーメンバーは居ますか?」

「居ないです。」

「でしたら討伐系は受けれないですね。ソロだとひとつ下のレベル、パーティーを組んでいて同格の依頼、レイドを組んで一つ格上の依頼を受けることができるので。なので、まずは銅等級の冒険者になるために貢献度を上げれる依頼を受けてください。おすすめはこの薬草採取ですね。ミチル草は見つけづらいですけどそこら中に生えているんで。」


 その後説明を受けてみるが、俺は大切なことに気がつく。

 そもそもこの世界の生態に詳しくないから、どんだけ説明受けても全く意味がわかんねー。


「ミチル草の依頼をお願いします。」

「わかりました。受理しておきますね。」

「ありがとうございます。」


 そうして初めての”冒険”らしきことに少しだけ興奮しながら冒険者ギルドを出た。


「あれ?ミチル草ってどんな見た目してんだろ。」


 ミチル草なんて聞いたことがないし、どんな見た目なのかが想像つかない。

 だが、ニーナさんに聞くというのはなんか変なプライドが許してくれないので、聞くこともできない。


「面倒くさいけど、バックにそこらにある草入れてミチル草が出るまで耐久するしかないのか……」




 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 更新遅すぎ。中の人もっと頑張れよ!


 ブックマーク200over

 週間順位は皆様の応援のおかげで埋もれてしまって見つかりませんでした!ありがとうございます!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る