第15話 ミッション
「ただいま〜」
もちろんその後JKちゃんと小説みたいな出来事はあるはずもなく、名前も聞くことがないまま家に帰った。
鍵を開けて家に入る。
六華は学校に行っているため家に居ないようだ。時間的にそろそろ帰ってくると思われる。
六華が学校から帰ってくる前に晩御飯をすぐに食べれるように準備しておかないと。
買っておいたものを自分の部屋に置き、朝家を出る時に準備しておいたものを使って料理していく。
「たっだいま〜」
「おかえり。」
朝準備していた鶏肉を揚げていると六華が帰ってきた。
「ゆうと今日のご飯何?」
「唐揚げ〜」
「ないっす〜」
何がナイスなのかはわからないが喜んでもらえて何より。
しばらくして制服を部屋に収めてきた六華がリビングに戻ってきた。
「そういやユウト。今日隣町で変質者が出たって。」
「知ってるぞ。」
ソファーにだらしなく座り、スマートフォンでイヤフォンを片耳につけて話しかけてきた。
変質者のことについては、多分あのJKちゃんと汚っさんとの出来事のことだろう。
「知ってたんだ。意外」
「ちょうどそっち方面に買い物に行ってたからね。」
「ユウトのことだからふざけて自分から首突っ込んだのかと思ってたけど別にそういうわけじゃなかったんだね〜あ、返信きた」
うん。ガッツリ首突っ込んだし、何なら当事者出るけどね。
「つーかだらけるんならさっさとご飯くおうぜ。片付けめんどいし。」
「はーい。」
❖
ご飯を食べ終え片付けを終え、自室でスキルを使用する。
「
『世界とリンクします。初期化中……完了、データを最適化します……完了、ゲームを始めます。』
2回目なのにこの急に意識が消えていくのはなれそうにないな。
なんて思いながら目を閉じる。
『接続世界に持ち込むアイテムを選択してください』
――――――――――――――――――
【所持Pt】143pt
【持ち出し可能アイテム】
・エナジードリンク――5pt
・サバイバルナイフ――30pt
・軍手――15pt
・レシート――0pt
――――――――――――――――――
「サバイバルナイフ2本あるし、1本ぐらい持っていくか。」
サバイバルナイフを1本選択する。
目を開けるとそこは昨日最後に見た場所だった。
「ナニコレやば」
全く前回と変わっていない景色に驚く。
景色どころか時間すら一切変わっていないようだった。
「もう一回冒険者ギルドに行ってみるか。なんかあるかもだし。」
メニューを見ながら冒険者ギルドに向かって歩いていく。
「なんだコレ?」
『ストーリー』があり、そこに『第一章』というものがあり、タップしてみると、
―――――――――第一章―――――――――
❖アシアリの噂❖
▶冒険者ギルドで依頼を受ける
ミッションの受注をしますか?
▶Yes ・No
―――――――――――――――――――――
『ミッションを受注しました。』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
皆様のおかげでジャンル別週間39位に浮上することができましたありがとうございます。
そろそろ主人公に戦ってほしい作者です。
エピソードタイトルは未定です!
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