アシアリメルク
第9話 アシアリメルク……1
アシアリ……町の名前
ウルク……草原、草が生い茂っている
メルク……1000人程度の町。
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「とりあえず街に行ってみて考えるか。」
アドラー曰く、西に向かえば街があるらしいので、街に向かってから考えるのも悪くはないかと思った。
決まったら早いもので、歩いて街に向かっていった。
「コレが街なのかな?」
街というより町。
別に街の周りを高い壁で囲われていることもなく、かと言って門番がいて守っているわけでもなく、町があった。
「これって入って良いのかな?」
こういうのは通行証とか通行料とかを支払ったり、そうではなくても、何かしらは名前を書いたりはするのかと思っていたので、簡単に町に入ることができて少し拍子抜ける。
街に入る前になにかやるとばかり思っていたので、入るのに少しだけ罪悪感を感じた。
「ほえ〜すげーな。」
正直町に抱く感想は特にない。
普通くらいに栄えている商店街のような出店が、街に入ってすぐの道にあり、承認が
「坊や。」
しばらく町を歩き回って、六華よこれが田舎というものだ。と思っていたら、知らないおばあさんに話しかけられた。
この町にいる人は全員知らない人ってのは置いといて。
「どうしたんですか?」
流石に初対面の人に話しかけられて、特に何も言われていないのに「話しかけるな」なんて言えるはずもなく。
「すまないんだが、この手紙を冒険者ギルドに届けてはくれないか?」
「冒険者ギルドに手紙を届ければ良いんですか?」
特に断る理由もなく、冒険者ギルドにものを届けるのであれば、俺自身も冒険者ギルドに登録すれば一石二鳥だとおばあさんのお願いを引き受ける。
「引き受けてくれるのかい?ありがたいね。どうもこの歳になると少しでも歩くだけで腰が痛くてね。わたしも若いときはアシアリウルクで動物を追いかけたりと、あっちこっち駆け回ってたんだけどね〜最近は少し重たいものを持ったり、買い物でもしようと外出したりするとホントすぐに体が痛くなって困っちまうよ。」
あ……これ。長いやつだ……
気がついたときにはもう遅く、かれこれ15分以上はおばあさんの話を聞いていた。
俺からの会話はなんと0!
「……なんか忘れていたような。」
「えっと。手紙を冒険者ギルドに届けるって」
「ああ。忘れてたよ。そうそう。最近は物忘れも本当にひどくてね。この前なんてアップルパイを作ろうと思ってアップルを買いに行ったのに、アップルを買うのを忘れて結局何も買わずに家に帰ってしまってねぇ。孫にちゃんとして!って怒られちゃって。ちゃんと果物屋に行ってたのに、果物屋さんのマローンとちょっと世間話をしてたらうっかり忘れちゃっててね。結局もう一回果物屋さんに行くことになって、マローンにも呆れちゃってね…………」
まだ続くのか……
おばあさんのとても長い話に少し絶望し、結局出会ってから30分以上してからようやく開放してもらった。
ずっと立ってばっかだったので、足腰が痛い。
おばあちゃん。多分そんだけ立てるんだったら自分で冒険者ギルドに手紙を持っていったほうが早いと思うよ。
「おばさんの長話に付き合わせちゃって悪かったね。この手紙を冒険者ギルドの受付に『ジーンがルーシーに』って伝えてくれ。」
「わかった。」
―――――――――ミッション発生―――――――――
❖手紙を届けて❖
▶長話で有名なジーンさんの手紙を孫のルーシーに届けるために
手紙を冒険者ギルドに持っていく。
リワード:100リコル・アップルパイ
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みなさま〜(天下無双)
にじさんじの新人デビュー発表見て、その人達のVTA時代のアーカイブとか動画とかを見てたら遅くなりました。
夜にも更新する予定です。
予定とだけ言っておきます。あまり期待しないでください。
皆様のおかげで週間ランク別106位まで上昇することができました!
あと6位で100位……
PVも500突破しましたし。順調ですね。
のんびり投稿していけたらと思います。
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