第1章 私が女神様の配達人になるまで…2

 創造神ガイア・ナテラ。


 これからの私のの名前です。

 自分達の生まれた世界を創った神様の名前です。


 驚 き の 事 実 !


 さらに驚いたのは、神様がポコポコ(言い方…)と新しく誕生しているという事実!!


 創造という力はものすごいんだそうです。

 最古参の創造神であるガイア様は、私の生まれた世界【銀河】を最初に造られた後、他にも何個か世界を創造され、順調に成長する【銀河】から目を離した隙に、飛んでもなく世界が成長したそうです。


 いわく、『爆発的に増えた人間という種族に、〖創造〗という能力が発生してしまった』らしく、これがまた新しい神々が誕生する要因となったそうです。


 ………ぶっちゃけて言います。


 ヒット作に登場している神様が、存在しちゃってるんです。

 つまり、別の場所ではヒット作の世界が存在し、そこに生きている命があるのです。


 うわぁ…。行ってみてぇ…。


 閑話休題。ちょっと落ち着け


 そんな訳で、次々と生まれてきた新参の神様達の対応に、古参の神様たちもてんてこ舞い。なんせ、世界のバランスが崩れてしまうのです。

 古参の神々の行った緊急会議で、原因となりつつあった【銀河】から、人間を減らそうしたのだとか。

 兎にも角にも、新参の神様達では世界を維持する〖創造力〗が足りない。

 そんなわけでギブ&テイクというか、増えすぎた人間を移しちゃえばいいんじゃね?

 そんな流れになったのだとか…。


 そこでガイア様が、【銀河】世界の〖創造力〗の強い人間達に少し力を与えたところが、最近の流行の要因らしい。


 めっちゃ流行ってたもんね、異世界物……。

 バリバリ自分も読んどりました。ええ、年甲斐もなく…。

 いや、そうじゃなく。


 そうして現在。

 新参の神様達は、【銀河】から欲しい人物をリストアップ。

 ガイア様の許可を貰うなり、として連れてってるんだそうです。


 ……神様達による神様達のための誘拐。


 こわっ!


 でもって、この対象になった人達ですが、二パターンありました。

 前もって目をつけた人達が、寿命を迎えてから説明して連れてくパターン。

 気に入った人物をで連れてっちゃうパターン。


 ……後者、ガチで誘拐やん…。

 ちなみに後者だと、世界から存在がそうです。やめて。怖いーー。


 ちなみに私は普通(?)に事故死です。

 あのガキ共は、軽い怪我で済んだようです。ムカつくけど、それはそれで良しとしてます。私以外は無事だったそうだし…。


 で、偶にがいるそうです。

 それが、今、私の目の前にいる方です。


 御影みかげ七桜ななおさん。


 容姿が下の中くらいの私と違って、上の中か、上の下?御影さん本人は、普通だと言ってますけど。

 まあ、とにかく私と違って、美人や可愛いに該当する人なのは間違いないです。うん。


 御影さんは他にも三人のお仲間がいるらしく、死因は事故死。

 但し、が原因による事故死だそうで…。

 現在はその神様の眷族としてサポートしてるのだとか。


 そんな御影さんが、どうして私の前にいるのかと言うと、

「お主の希望をまとめるには妾より、な者がおる。そやつを喚ぶ故、そやつに伝えよ!」

 と、ガイア様による呼び出し丸投げです。


 それでいいんかーいっ!?











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