第53話

川端努 男性

人種 15歳

LV24


HP 258/258

MP 1025/2341


力  65

早さ 82

器用 87

魔力 285


LP 25P


スキル

異世界言語・魔法の才能・収納魔法Lv6・浄化魔法Lv6・火魔法Lv4・水魔法Lv1・風魔法Lv8・土魔法Lv8・氷結魔法Lv4・回復魔法Lv6・魔力操作Lv5・MP回復強化Lv5・MP消費軽減Lv5・マジックシールドLv9・身体強化Lv4・剣術Lv1・槍術Lv2・投擲Lv1・敵感知Lv5・地図(強化型)・時刻・滞空魔法



 とうとう魔盾スキルがLv9になった。

 大幅に改良したのが効いたのだろうか。

 表示が暗転してなくポイントを使ってのレベルアップが可能な状態なので、まだ最大ではない。

 次のLv10がMAXなのか、又はその先があるのか……

 1Pぐらい使ってもいいか。

 各種魔法が強化できた御褒美的な意味を込めて。


 LP(レベルポイント)を使用した。

 マジックシールドがLv9からLvMAXに。

 これでスキルレベルの最大値が10なのが確定したな。




 少し遅めに帰宅しての夕食時に、


「ロザリナ、今日ギルドに行ったら指導教官に話は通してあるとのことなので、明日の午前中に行ってみるといい」


「はい。ありがとうございます」


「それと今朝の魔法のことなんだが、気付いたことがあれば言って欲しいのは変わらんが、急ぐ必要は全くなくなった」


「(経緯を2人に説明中)……、という訳でルルカの考えからヒントが得られた。ありがとうな」


「いえ、お役に立てたのなら嬉しいです」


「あれが更に強力に……」


「問題なのは威力が高過ぎて素材をダメにしてしまう点なんだよな。昨日無理言ってでもキングの死体貰ってくるべきだった!」


「ツトム様は確かオークジェネラルの死体もお持ちですよね?」


「昨日3体ゲットしたから計4体あるぞ。見たいか?」


「い、いえそれには及びませんが、上位種の死体を集めてるのには何か目的があるのでしょうか?」


 食事中に見たいモノでもないか。


「それは死霊術というのがあるらしいから、いつか覚えて闇の軍勢を創設する為だ」


「!? そ、その軍勢を率いて国盗りを為さるのでしょうか?」


「死霊術がどんなのかわからないけど、俺が集める程度の魔物で国をどうこうできんだろう。仮になんとかできたとしてもそんな面倒なことはやらないぞ」


 根本的に間違っているのは作ること自体が目的なのだ。

 何か目的があって戦力を欲している訳ではないということだな。

 つか国盗りって……、戦国大名かよ。


「ツトム様は冒険者として等級を上げることに拘りはないようですし、武勲や栄達にも興味がない御様子。何を目指していらっしゃるか教えて頂けませんか?」


 む。目標は年上ハーレムなんだが、こんなことを2人に言うと軽蔑されてしまうかもしれん。

 ただ、あからさまな嘘を言うと後々自分の首を絞めることにもなりかねない。

 事実でありながら俺の生き方に矛盾しない、しかも2人から尊敬の得られる高尚な目標を掲げねばならない。

 それは……


「俺が目指すのは魔法を志す者が歩む果てしなき長い道のり、魔道を極めるということだ」


「魔道を極める……」


「極めた先にあるのは何か? 何ができるのか? 曇りなきまなこで見定めたい」


 自分でも何を言ってるのかさっぱりわからん!!

 まぁ魔法の練習はずっと続ける訳だしどうとでも解釈できる言い方で正解だろう。

 ロザリナは感動してるな。意外とチョロイのよ。

 問題なのはルルカだ。

 俺を信頼してない訳ではないのだろうが、俺の言うことを真に受けないようにしている節が伺える。

 現に今もジトっとした目つきで見てるし。


「ルルカ。これでも俺は軍の魔術士に指導した実績があるんだぞ」


「そう言えばそうでしたね」


「腕を上げた今では大魔術士と名乗ってもいいかもしれん」


「(じぃーーーーーー)」


「な、なぜそう疑いの眼差しを向けてくるんだ??」


「疑うという訳では。ただツトムさんの言動には細心の注意を払わないととんでもないことを仕出かしますから」


「まーだ実家に帰らせようとしたこと根に持ってるのか。あれは若気の至りってやつでさぁ」


「あれからまだ20日も経っておりませんよ」


「むう。しかしあれ以降は慎重な行動を心掛けているぞ」


「だといいのですが。例えば女性関係とか問題起こしていませんか?」


「へ? 女性関係も何も2人以外なんて知り合いが数人いる程度だぞ?」


 むしろこれでも男の知り合いより多いというほうが問題な気がする。

 ロイター子爵やゲルテス男爵は知り合いに含めていいのだろうか?

 知り合いであることには間違いないが、お貴族様はカウントしてはいけないだろうな。

 ということは臨時パーティーを組んだタークさんとラルカスさんぐらいしかいないのか……

 え? 友達? 何それ? 美味しいの?


「タークさんのパーティーのエルさん・スクエラさん、ギルド職員のミリスさん、帝国軍のビグラム子爵……」


 そう言えば金髪ねーちゃんに帝国に誘われたり求婚されたりは言ってなかったっけ。

 きちんと断ったのだし何も後ろめたいことはないのだが……


「ツトムさん? やはり何かあるのですね!」


 やはりって何だよ。

 最初から疑っていたということじゃないか!

 大体今の俺のセリフのどこに疑問を感じたのだろうか?

 まさか考えてることがわかるなんてことは……


「別に大したことじゃないから……」


「目を逸らさずきちんと話してください!」


「い、いや、以前ビグラム子爵から帝国の下っ端貴族にならないかと誘われたのを断ったというだけで特に問題は……」


「ぶっ!」


「す、すいません」


 スープを吹き出したロザリナが慌ててフキンで拭いている。


「帝国のような大国からの誘いを断るなんて……」


「そんな大層な話じゃないよ。話のついでに帝国の貴族に興味ないかって軽い感じで聞かれただけだし」


「(じぃーーーーーー)」


 だからそんな目で見るのはやめなさいって!


「何も問題はない。むしろ品行方正を心掛けてると言っても過言ではないだろう」


「何事にも慎重に行動してくださいね」


「もちろんだ」


 ルルカの俺の言動に対する信頼度を上げないといけないなぁ。

 盲目的に信じられるのも困るけど、やらかす前提で疑われるのも良くない。

 すぐに解決できる訳ではないから地道に積み重ねていくしかないかなぁ。




 食後お風呂で気持ち良くなった後、2人には一昨日のセクシー衣装を着てもらった。

 本当は昨日着てもらう予定だったのだが、風呂出て即ベッドで始めてしまったので機会を逃してしまったのだ。


 ルルカはロザリナのショートスカートに自分のシャツを着ている。

 ぴちぴちではないもののシャツを押し上げている胸がたまらなくエロい。

 またシャツとお腹の空間具合もルルカならではでいい感じだ。


 ロザリナのほうはルルカの透け生地に身を包んでいる。

 スポーツ体型でありながらムッチリさを兼ね備えているロザリナの肢体が丸見えだ。

 胸がぷるぷる揺れる様は見ていて飽きない。


「ルルカもロザリナも良く似合っているぞ」


「ありがとうございます」


「は、恥ずかしいです」


 ルルカに後ろを向いてもらうと、大きなお尻が見えそうになってる。

 そのまま体を前に倒してもらう。

 お尻が丸見えだ。もちろん……も。

 そのまま俺の上に乗ってもらった。

 シャツの中に手を入れる


「んっ」


 ロザリナにルルカの前に後ろ向きで立ってもらう。


「体を前に倒して」


「…は、はい」


 ロザリナのお尻も丸見えだ。


「ルルカにはどう見えてる?」


「その…とても綺麗です」


「うぅ……」


 ルルカの手を取りロザリナのお尻に触らせる。


「どんな感触?」


「すべすべしていて滑らかです」


 ロザリナは両手で顔を隠して恥ずかしがっている。


 こういうプレイも中々いいな!


 今度は複数のセクシー衣装を買わなければと固く決意した。

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