仮説③ シミュレーテッド・リアリティー仮説。

 ――仮説③ シミュレーテッド・リアリティー仮説。


 いわば『この世界はゴッド・ライク・マシンのつくった仮想世界である』という理窟である。


 これは想像しやすい。


 映画『マトリックス』のようなものだ。


 全知全能の機械が出来れば、その機械のなかに『宇宙をひとつつくる』ことぐらい簡単なはずであり、われわれ人類は『ゴッド・ライク・マシンに夢をみさせられている』とかんがえれば納得がいく。


 といえども、この場合には、『わざわざ宇宙一個分の仮想空間をつくって、われわれ人類を苦しめている理由がわからない』のである。


 前述した『マトリックス』では、悪意によって仮想空間がつくられていたが、現実には、善意によって仮想空間がつくられていてもおかしくないし、そもそも、仮想空間をつくる必要性が意味不明である。


    ◇


 以上、いくつかの仮説を掲載してみたが、ほかにも、スピリチュアル的に『人類の魂を成長させるために、この世界は救いがないように出来ている』などがかんがえられる。


 この問題は、読者諸賢には他愛もないものかもしれないが、愚生個人としては、とても重要なるものなので、今後も、あたらしい発見があれば、追記してゆくかもしれないとかんがえている。


 ということで、一旦、此処で擱筆させていただく。

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