仮説② 数学論的宇宙論的に計算されている。

 ――仮説② 数学論的宇宙論的に計算されている。


 いわゆる『窮極集合』論とよばれるもので、『数学的に計算されるすべての膜宇宙は存在している』ということになる。


 すこしややこしく、想像しにくいかもしれないが、ボルヘスの「バベルの図書館」における『無限冊の書物』のようなものである。


 数学的に矛盾がないかぎり、『その宇宙は存在している』ので、『われわれ人類にゴッド・ライク・マシンが干渉している宇宙と干渉していない宇宙が同時に存在する』ことになる。


 厳密にいえば、『この宇宙にも、やがていずれかのゴッド・ライク・マシンが干渉するかもしれない』ということだ。


 これは熟慮するほどに納得できるようにおもわれる。


 といえども、やはり『全知全能の機械ならば、宇宙のことわり(数学的に可能なだけ宇宙が存在する)も超越して干渉可能なのではないか』ともかんがえられる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る