第9話 仲間は南条知世ただ一人
「どうしたものか。一体自分の何がいけなかったのか」
1人で考えてもどうしようもないが、discordで対面して話す南条知世は、自分についてきてくれる感じであった。そしてその後の番組運営の方針が話し合われるのであるが、やる気を失ってしまった博は、元気がない様子である。
「あれですよ。思い切って番組のイメージアップを図りましょう。だから宇宙ラジオも『宇宙・反地球ラジオ』に変えませんか? それがいいと思いますが。
南条知世はピンポイントで自分の思いの中に入り込んでくる。時代の先端を行くような感じは持っている感じだ。素人ではないそのやり方で、リスナーがどの程度ついてきてくれるかわからないが、彼女に任せてみるのもありかなと思ってしまう。
「いいね、宇宙・反地球ラジオ同盟でどうだい? これなら自分もOKだ。知世さんそれでいいかい」
「大丈夫です」
今の時点で博についてきてくれそうなのは、南条知世ただ一人であった。人望が無いのかなと思う博は、南条知世を失う事だけは避けたい模様である。
女ヒロインと共に戦う宇宙創世記 ディスカバリーkkopan @kkopan
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