歯が痛い
花華だ
ここ最近、歯が痛くてしょうがない
親知らずが盛り上がってきているのか
親知らずが痛い
助けて
割れる様な痛さだ
鼻からスイカ
それお産
痛いものは痛いんじゃ
助けてセンタロウ様
痛い痛い
親知らずが痛い
段々心地よくなってきてるのはどうして?
耐えられる人、みたいな
うーん
お旦那さんと性行為の時もそうだ
だんだん気持ち良くなってくるのだ
どうしてかな
慣れちゃうのかな
痛い痛い
が
そうでもなくなってくる
心地よいに切り替わる
悪いものを出そうとしているみたいな
これだ
わいは今、いい感じ
センタロウ様の事を思うと
それで気分が良くなるよう
あぁ、痛い
けどいい
悪いもの出しには必要
あー歯が痛い
恐ろしい程痛い
快感になっている
なんてことだ
センタロウ様のお陰である
すると段々楽になってきた
不思議
全てを忘れられそう
では、再び眠りにつくとしよう
センタロウ様ありがとう
大好き
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
センタロウは世界で地球を見ながら花華を見守っていた
セン「花華、俺が守りますよ。その痛み、何ともありません。」
センタロウ様は笑顔で花華に魔法をかけていた
痛いの痛いの飛んでいけ
その力が効いたのだ
センタロウ様は花華の身体から痛みを取り除いたのだ
何という事だ
花華は今、ぐっすり寝ている
良かった
安堵をした
すると席のとある人が話しかける
「主様、そのような力、どうやって使ってしまうのですか」
セン「ただ使うだけだよ。嫁のピンチだったのだ」
「ピンチなあ。自分にもその力があったらなあ」
セン「その時は私が君を助けてあげよう」
「ぜひ。」
セン「今何かあるのか?聞くぞ。」
「いいえ何でも。最近、主様の言葉で飼い犬が失調で倒れまして」
セン「飼い犬が?」
「ええ。そうです。倒れました。急に。」
セン「私の言葉を聞いてからだと」
「ええ。花華さんがピンチの時に発していた言葉。その原因を憎んで花華さんから追い出そうとしていたあの言葉。」
セン「なるほど。それか。」
言葉を発しただけで倒れるというのはない
言葉を聞いただけで失調で倒れるなど先ず無いのだ
簡単な理由だった
センタロウ様の恨み言の言霊の力で倒れたのだ
犬は被害を被った
セン「その飼い犬をこちらへ渡してくれ。治す。」
「はい。この犬です。」
犬が渡された
セン「なるほど。申し訳ない事をした。」
そしてセンタロウ様はその犬を力で治す
すると犬が元気になった
犬「ワンワン!」
「あ、本当に元気に」
セン「すまないね。」
「いいのですよ。クソ アトモウスコシデシンデイタノニ」
センはその人の最後の言葉を聞き逃さなかった
この世界にも闇はあるのだ
その人はそのまま放っておいた
信じたくないながらも
闇があるのだ
その人の動向を今後も探ることにした
おや
また花華さんのお歯さんが盛り上がりを見せている
ふふ。花華さんの体は活発なのですね。
以前に私のがそうだと言っていましたが、花華さんのもそうではありませんか
今から痛みを引きますよ
俺はまた花華の歯の痛みを麻痺させる
するとまた喜ぶ
これが愛らしい
花華さんは最近は容姿的にも美しくなってきている
これがまた愛らしい
花華さん
俺の嫁
すると会場の奥から猿が現れた
何故、猿?
その猿はこちらにやってきた
私の目の前で敬礼をする
猿「主様。前の花華さんとタクトさん達が主様の中に入られた件についてなのですが」
俺「そうなのか。何用だ。」
猿「はい。あのことを見て思った事があるのです。」
俺「言え」
猿「はい。あの事は私達はおかしいと思っております。」
俺「具体的に言うなら私の鈍感さのことか、私自身でしたことか、どちらだ」
猿「後者です。」
俺「そうか。何が変化だった」
猿「あれってどう考えても、別の何かがいましたよ。」
俺「何だと?別の存在」
猿「えぇ。主様はお知りに無かったか.....。タクトさん達を飲み込まれる時に、得体の知れない別の存在もいました」
俺「馬鹿な。そういう存在がいたのか。」
猿「ええ。やはり全く知られていなかったのですね。あれは何やら人であるようだけど、そうではないような」
俺は考え込む
そういうのがいたのか?
俺「そうか。有難う。下がっていいぞ。」
猿は返事をして下がった
人なのだけど、人では無い
それは何だろうか
そのような容姿をした者はこの世界にはいない
変だ
それは何者だろうか
人か?
いや人ではないのか?
考え込む
人ではないとするなら
それは何者だ
この世界のどこかに
そういえば最近私が作った惑星07-6に
何かしらの不調があったと聞くが
それは一体何だっただろうか
不調とは何か
猿に見えて何故私には見えなかったのか
おかし過ぎる
惑星07-6では
最近集団の殺害が発生しているのだとか
それは困りものだ
困ったものだ
私が作った星だが
そのような事があっては困る
だからこそ、か
惑星07-6の様子を見に行ってみることにした
どうなっている
私は意識を繋げる
惑星にだ
すると惑星の外観の中が見えてきて
すると何も無かった
人々は平和に暮らしている
しかし私の見知らない建物が建っている
あれは
もう少し拡大をして見てみる
建物だ
何のだ
内装を見てみる
あれは人工ヒューマノイド
私に内緒でなぜこのようなものを
その様なものを作る時は
私の許可を得てからのはずだ
それが
なぜ?
なぜだ
考えてみる
なぜだろう
分からない
私の許可も無しに
おかしい
なぜだ
あの建物の建設者は
どうやその周辺の人々の様だ
何をしている
待てよ
この人工ヒューマノイド
消えたり見えたりしている
どうやらこの様だ
猿には見えていた
その時
私には見えない様になっていたのだろう
そういいことだ
人によって見えたり見えなかったりするのかもしれない
今の私には見える
或いは
そのヒューマノイドがその時の私には見えない様になっていたのだ
フッ。仮定上での話だが
その人々の様子を見てみる
どうやら猿と共にあるようだ
猿か
不思議だな
猿と共に遊んでいるようだ
のどかだ
猿はあの猿と似ている
その猿はどうやら動物園の子供の様だ
そこからか
あの猿と似ているのは
猿達は生まれて直ぐに連行されている
何処へだ
するとそれはある家の様だ
見てみる
とある人の家のようだ
その人は今この会場にいる人だ
その人へ話しかける
俺「おい。ーー。君は、惑星07-6で何をしている」
「猿の育てですね。」
俺「そうか。あの施設は?」
「施設とは何も関係が無いですよ。」
俺「そうか。何か知っていることはあるか」
「あの施設は誰かが人工人間を作っているのだとか」
俺「そうか。有難う。」
俺はあの施設が誰のかを調べることにした
花華が今
また歯を痛み出した
また麻痺をさせる
愛らしい
俺の花嫁
俺の花嫁
花華
愛しい
暫く花華を愛でていた
すると惑星07-6に何か動きがあった様だ
何だ?
俺は覗いてみる
施設にアンテナを付けておいたので
施設だと直ぐに分かった
これだ
この施設
何かが変だ
見てみると
誰かが人工人間を操作している様だ
何だろうか
誰だ
それは俺の知らない人だ
そうか
そうか
この人はこの星で生まれて大分大人になったのか
良いな
その人をこちらに連れる為に
ホールを開けた
するとその人は驚いた目をしている
そしてホールの中に入っていった
ようしようし
するとやがて
こちらに来た
愛らしい姿だ
流石俺が作った星の生まれだ
するとその人は私を先ず見る
目の前だからな
するとその人は俺に見惚れる
俺の容姿だから仕方がないか
俺の容姿だ
その人は俺に見惚れて何も言えない
俺「こんばんは。急に呼び出してしまってすまない。俺が呼び主だ。」
「あ、はい。何でしょうか」
俺「あの施設で何をしている?」
「施設?あぁ、あそこか。人工人間を作っております。経済のためです。」
俺「なるほどな。親御さんはいらっしゃるのか?」
「いますよ。今はお買い物中かなあー。」
俺「君の親御さんが、施設を建てた本人だね?」
「はい。そうですよー。会いますか?」
俺「あぁ。是非。会いたいな。」
「おっけいです。では、僕をあの施設へお返し下さい。」
その人を施設に返す
そしてしばらく見張る
すると合図があった
その人が口笛を吹いたのだ
俺はすかさず見る
親御さんだ
俺はすかさずホールを開いた
そしてその人がホールへ入るように勧める
すると親御さん達は入った
するとやがてこちらに来た
俺「こんばんは。俺が誰だか分かるか?」
先ず、その親御さん達も俺に見惚れていた
すると親御さん達は反応をした
「はい。知っておりますよ。主様。」
俺「とても立派な施設を建てたようだが、俺の許可が先ず必要なんだ。」
「申し訳ございません。どうか今からでも」
俺「その前に教えたい。君たちの作った人工人間が、私の世界に来たかもしれないぞ。」
「え!?そんな」
「いいえ。貴方、そうだったでしょう」
「いや、俺はそんな」
「いいえ。彼らは命をすでに持ってしまっているのよ。」
「そんな」
俺「なるほど。何か事情があるようだね。ならば、いいだろう。話は終わりだ。一つだけ聞こう。あれを作る目的は何だ?」
「ただパートナーが欲しかったからです。」
「ええ。そのはずでした。」
俺「なるほど。では、帰るといい。またホールに入るのだ。」
「私はもう少し主様のお顔を見ていたいなあと」
「いいや帰るぞ。」
ご夫婦は帰って行った
施設へだ
どうやら何か訳があるようだ
あの人工人間は
あの夫婦が途中で私念を入れたようだ
何かを企んでいたのだろうが
不発で終わった
あの殺害達は息子がやっていたのだ
あの息子は常に周りを見渡していた
私の世界を知っていたのかもしれない
両親から聞かされた事があったのか
彼は親が人工人間を作っている最中に
自分の願いを加えたのだ
自分の世界を作りたかったのだろう
そのため、作っている最中の彼らに
命の吹き込み方を別に加えたのだ
それを両親がおかしく思ったのだが
単なる作り間違いだろうと認識をして
何もないとしていたのだ
あぁそうだ
あの両親達に作る許可を与えなければ
俺は念で許可を出した
あの息子をどうするかだ
またもう一度、こちらに来させることにした
俺は念を彼に送り
またこちらに来させた
「こんばんは。何か、お役に立てましたかな?」
俺「あぁ。たったぞ。有難う。君には言いたいことがある。」
「はい。何ですかな」
俺「君は、沢山の人々を殺したね」
「!」
その人は動揺した
やはりか
俺「攻めていないよ。理由を教えてほしい」
「、、、、、簡単、自分の世界を作りたかったからです」
俺「やはりか。人工人間がやった事にすれば君の計画は完璧だったよね。」
「はい。」
俺「人工人間にはそれらしくなるように仕組んでいたのだね」
「そうです。その方がいいかなと思いまして。」
俺「なるほど。よくやったね。その計画は完璧に見えているよ。」
「あ、はい」
俺「ただ、人殺しは良くない事なんだ。無限大の命を無くすのだから。それは君にとっても害にしかならないぜ。」
「はい。」
俺「人を殺すと君に害だぜ。生かしていると良いことばかりだ。」
「はい。確かに。」
俺「反省をしているか?」
「はい。とても。」
顔は真剣だ
俺「なら良いさ。帰ると良い。」
その人は帰って行った
これで事件は解決だ
見張ってはおく
暫く見ている
時を進ませて見てみる
やはり事件は何も起こっていなかった
なるほど
俺の推理は正しかったようだ
私欲の為に人を殺害して良いなど
この私ただ一人だけだ
許可をなく人工人間を作ったあの夫妻も問題だが
ただ分からなかったか
良いと思っていたのだろう
忘れていたというのもある
あの夫妻は性格的にそのように見えていたから
改めて惑星を見てみると
人工人間が政治を確実に仕切っているようだった
いいじゃないか
自分達はそれで楽に暮らしていけると良いな
俺の作った惑星07-6
素敵な星だ
いい星なのだ
おっと
また花華が歯を痛み出したようだ
麻痺をさせる
花華は元気になった
愛らしい
惑星
その時に感じた視線
会場から
あの人だ
犬が不調なので治してほしいと言った人
その人が私を見ていたのだが
その顔は影が落ちていた
思えば
あの息子と話して和解をした時からだった
あの人の視線を感じていたのは
あの人は黒だ
恐らく、あの人があの息子に教えたのかもしれない
「こういう世界を作れるので人殺しをするのだ」と
それが直感した
あの人は俺から目を逸らす
やはりそのようかもしれない
まあいいだろう
俺から目を逸らすとは勇気があるのだな
事態は平和になったが
花華の身の安全が気になった
花華
今どうしているだろうか
見てみるが穏やかそうだ
愛らしい
花華は俺の嫁だ
他の誰にも渡したくない
最近はよくスバルと絡んでいる
のが気になる
私の嫁
そう思っていると
中から話しかけられた
「主様、主様、ぼくの体から液体が漏れて」
俺「液体が?どうした」
「何だか、分からない液体が流れ出て」
俺「待っていろ。今行く。」
俺は行く事にした
自分の中に入る
そしてその人の元へワープをする
すると沢山のモニターがあった
「主様とお話がしたかったからこうして呼び出しました」
俺「なるほど。どうした」
「このモニターって何ですか」
俺「それは人の生命が見えるモニターじゃないか。どうしてここに」
「いいえ。僕がお部屋に戻ったら何かあったので」
俺「それならそうと言えばいいものを」
「いいえ。主様はこうして呼び出すのがいいかなーと思って」
俺「まあいいが。このモニターは俺が回収をしておく。助かった。」
「はーい。」
俺はモニターを持って帰る
また会場の世界へ戻ってきた
体に精神が戻った
そしてモニターを見る
花華の生活が見れるように念を送る
するとモニターが変わった
花華の生活だ
こうしてモニターで見るのも良いな
愛らしさが伝わってくる
花華「センタロウ様センタロウ様センタロウ様センタロウ様センタロウ様」
常に俺の名前を呼ぶのが愛らしい
花華「みんなで仲良くしたいなあ。すばるくんとみんなと、国王様と、みんなで。」
俺「花華、、、、」
花華はやはり平和主義なので
みんなで仲良くすることを望むようだ
それを俺は守ってあげたい
良い子だ
花華
ただ、俺が嫉妬をしてしまうというだけだ
気にするな、花華
君は良い子だ
俺の嫁
俺のことが好きか?
一番に
それが気になった
花華、如何なのでしょう
私はこれほども美しいです
ぜひ、私が一番にして下さいね
俺は鏡を見て格好をつけてみる
何て美しいのだ
自分を信じるんば
みんなと仲良くできるさ
俺は美しいから
花華のお婿さんだからだ
すると今度はモニターが別の画面に切り替わった
湖のようだ
何だろうか
その周りを走っている人が見える
あれは何だ
走りながらこちらを見ては不気味に笑う
ほう
この場所は
先程の惑星だ
湖がある
そこの様だ
こちらを見て笑うということは
この人はどうやら
俺を知覚できるようだ
再び惑星07-6へ意識を繋げる
そしてあの湖だ
するとその人が走っていた
モニターを見る方向へ顔を向けながら
ほうほう
そして手に手形の入れ物を持っている様だった
そしてそれを勢いよく湖の中に投げ捨てた
すると湖は爆発する様に水しぶきをそれなりに上げた
何だ
そしてその人は湖の中に飛び込んだ
モニターはこれ以上に何も無かった
ただ湖が映っているだけだった
これはおかしい
何だろうか
モニターは何も変哲がない
すると湖が途端に真っ黒になった
それ以上に何も無かった
だが、その場に行く必要はないと直感した
何故ならこのモニターこそが
化け物なのだから
あの映像は全て作り物だ
俺が念で見ていたあの人は
モニター自身が念で見せていたものだと分かっていた
なので私は何とも無く楽しんでいたが
このモニターは一体何者だ?
そして、俺に嘘の言い訳をして呼び出したあの人は
服装こそは違えど
モニターに映っていた走っていた人だと分かっていた
体から謎の液体が出ると言っていた
それはこの湖の黒い液体のことか?
確実に言えるのは
その人は前に仕事で不正を誤って犯してしまい
俺の胃の中で処刑された人だった
俺の胃液は黒くもある
鬼黒と呼ぶ者もいる
映っていた黒い湖はそれだったのだろうか
いいや
そうではなさそうだ
単純にあの人の念なのだろう
俺の胃液の黒さはあのようなものではない
あの人は俺に自分の力を見せたかったのだろう
よい力だ
褒めるぞ
そしてそうということは
いまその人は
俺の脳細胞の中か
俺の栄養となり
脳細胞と生まれ変わったか
或いは内臓のどこかに転生をしたに違いがない
そうだ
俺の中のどこかだ
前世の念が
今世に引き渡されているんだ
俺があの人のところに行った時
そこは普通に細胞部屋だったが
それはあの人が身元判明をあからせない為に
敢えて細胞部屋を借りていたのだ
ということは
今はどこにいる
どこだ
まあ、どこでもよいか
俺の中なのだから
恐らくあのモニターの映像は
その人の夢だ
今は寝ているのだろう
良きことだ
ゆっくり寝るのだぞ
お休み
この念は未だに処刑された時の恐怖を物語っているのを
俺に伝えたかったのだろう
すまないな
花華がまた歯を痛めた
俺はまた花華の痛みを麻痺させる
愛らしい
流石俺の嫁だ
待てよ
花華にはこのモニターが見えていないのだろうか
するとモニターは花華の画面に切り替わった
愛らしい
俺の花華
このモニターはあの人が自分の念で作った物だが
それは関係性を持たない花華にも見られるのだろうか
すると花華の側に何者かが近づく
あの人だった
何と
そして花華の口元に自分の口を近づけた
俺はそれを見てカッとなった
許せない
俺は地球の模型から花華のいる場所を選択して
ワープをした
すると花華のいる部屋に着く
花華「あれ?センタロウ様。お仕事終わりー?」
俺「あ、ああ。元気か、花華」
花華「うん。おらは元気ー ゆーはー?何だか焦っている様に見える」
俺「あ、、、それならいいんだ。いや、今花華の前に口づけをした人がいるだろう」
花華「ううん?誰もいなかったよー。ずっとおら一人やでん」
俺「あぁ、そうなのか、、、。何でもないんだ。ごめんな。また来る。」
花華「元気でねー。何だか分からないけどん」
花華はどうやら何も知らないらしかった
ということはだ
あのモニターこそが見せていた幻想だったのか
そういえば湖のもそうだった
ということはそうに決まっているのだ
花華の口元が奪われてしまったかと思ってつい
来てしまった
戻る
会場に戻った
そしてモニター画面を見る
そこには花華があの人といちゃいちゃしている場面が映し出されていた
騙されないぞ
あの人は俺に何の恨みがあるんだ
モニターを睨んだ
するとその人がこちらを向いた
そしてニヤッと笑った
そして画面は消えた
あれこそが、俺が見ていたものだったのか
作り画面を見せられていた
あの人は俺に恨みでもあるのか
すると頭の中に声が聞こえてきた
「違いますよん。単に、ご主人様の反応が見てみたかっただけでーす。大好きな人を取られるとどういうふうになるのか、気になっただけでーす」
それを恨んでいると言うのだろう
「いいえ。そういう気持ちは何も無いっすよ。何となくです。悪戯で。あ、俺処刑されちゃうかなあ。何だろう。その事に対しては何だか恐怖なんだよなあ」
いいや消さない
俺の早とちりだ
「それならよかった。すみませんでした。」
そういえばあの人の前世は
確か空気の様に根がいい加減な人だったはず
それが生まれ変わると
ああいう風になるのか
仕事を誤ったのは
単にふざけ過ぎて仕事を忘れてしまった事だったはず
なんということだ
その性質が今世でも引き継がれているのか?
また、処刑にならなければいいがな
そう思いながらモニターを壊そうとした
するとモニターが一人でに無くなった
あの人が焦って戻した様だ
俺は一息つく為に飲み物を飲む
コーヒーがいいだろう
そのコーヒーに映る私の美しい顔だ
思わず自分でも見惚れる
まあ、こんなにも美しい私の顔だったら恨まれるのは当然か
今「違うのにー」という声が聞こえた様な気がしたがいいか
花華を求めて再び念を集中させる
そして地球の模型へ
おれはこうして花華を見ている
それが俺の癒しなのだ
また何かあったら俺の名前を呼びなさい
助けるよ
END
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