ドラゴス達、いよう(*°∀°)ノ
いつもどうり私は執筆をしていた
目指すはみんなの希望、赤ずきんトドルを完成させる為に
何の希望なのかって?
みんなの希望だよ
赤ずきんトドルを読むと自殺寸前だった子が
生きる希望を持ったという話もよく聞くし
だから書いている
ベリーマッチだ
モチベも上がっていい感じである
さて。これからトドル達をどうするか、だ
アレクさん達をどうするかなあ
と思っている時だった
最強と言われる者が来た
ドラゴスくんだ
最強だけど、口だけ
わっちの元に来た
ドラゴス「花華さん。今何やってるの。野菜サラダを食べている?」
花華「いいや。執筆しているよ。見てみてご覧。こうやって書いているでしょう?」
ドラゴス「うん。それが野菜サラダを食べているんじゃないか。」
花華「なぜそうなる」
ドラゴス「だってそれ、食べ物の話でしょ。最近ハマっている。」
バレたー
花華「そうだが。何か。」
ドラゴス「それ、俺たちが具材になってる?」
いいや。なってないが
ドラゴス「そうか。ならいいや。」
なんじゃいそれ
ドラゴス「いいや。何となく。また国王様の中の話になってるのかなって」
いいや。今回はそうでは無いよ。
ドラゴス「そうか。アレクさんも災難に遭って」
あれはすまなかった
もう一度みんなで行きたかったんじゃ
ドラゴス「なるほどねー。」
ゆーも行ってみる?
ドラゴス「いいや。俺はいいや。」
だよねー
分かってるさ
では、おらは体が痛いながらも執筆しますわ
ドラゴス「体が痛い?何故。休んだ方がいいぜ。」
だって書きたいんだもん
ドラゴス「だからってそれは危険だろ。休みな。」
上手い話が浮かばない
ドラゴス「そういうふうに思っているからだろ。辛いのは。」
するとスザナが来た
スザナ「にゃーん!」
にゃーん!
ドラゴス「お。エンジェル。花華に何とか説得してあげてくれよ。この子無理をしているんだ。」
スザナ「うーん。花華お姉さん、頑張るのはいいことだけど、無理だけはダメなのよ?」
はーい
そうだよね
お話が浮かばなくて浮かばなくて
今なんか浮かんだけどこの話には最適では無い
ドラゴス「そういうところだよ。無理をするなって。」
うんー。
じゃあ、休むね
ユー達と遊ぶ
スザナ「あっ!」
ドラゴス「それでいいんだよ。花華。俺たちと遊ぼう。またあの世界へ行くか?」
いいや。そこは一旦いいかな。たくさん楽しみまんた
みんなでロッカー行こう
トイレの花子さんが出てくるところへ行こう
ドラゴス「トイレの?」
スザナ「ハナコ、さん、、、?」
あ!ユー達は外国人だから分からないか
あのね、トイレの花子さんという都市伝説があるの。日本には。怖い話だよ。
ドラゴス「聞かせてくれ。」
いいよ。
むかーしむかし。
あるところに
学校の中
トイレの中に
トイレの花子さんという幽霊がいました
それはトイレのどこかの個室にいるのだが
どこの個室にいるのかは分からない
というかここら辺を忘れちゃったんだ
えっとね、どこかの個室にいるんだよ
それで
個室のドアを順番にノックをしていくのだ
するといつかは花子さんの個室に当たるでしょ?
するとその個室からノックが返ってくるのだ
一回したら一回
3回したら3回と
それで花子さんが出てくるのだ
すると確かえっと
殺されるんじゃ無かったかなあー
覚えていない
こういうお話だよ
ざっくりだけど
ドラゴス「なるほどな。トイレの個室にいる幽霊、か。」
そうだよ。スリリングでしょ。
スザナ「幽霊さんのところに行くの?」
うん。そうだよ。
楽しみだね
ドラゴス「それ、やばいんじゃね」
でも行きたいなあー
ドラゴス「それじゃあ、行くか。スバルかイザヤが帰ってきたら。」
うん。
イザヤはイスラエル人
17歳で真面目なイケメン不良系だ
日本語はペラペラ
彼も今、うちに遊びに来ているのだ
うちはイケメンがたくさん
照れるのだ
えへ
ぼんやりしちゃうよ
ドラゴス「おっ?花華が何か物思いに耽ったかな。」
スザナ「うん。かわいいよね。」
ドラゴス「なー。可愛いな。」
ドラゴスは笑顔で見ている
ドラゴスくんもそれなりにイケメンなのだ
これから、トイレの花子さんのいるところに行きまんも
楽しみだなあー
えへへ
えへへ
トイレの花子さんのいるところって
どうやってかな
うーん
ドラゴス「なあ。今調べたんだが、3個目の個室らしいぞ。前から。」
あー確かそうだった様な気が
分からないけど
ドラゴス「スバルかイザヤ、早く帰ってこい。」
スザナ「二人は今、隣のお店へアイスよね。」
ドラゴス「そうだぜ。楽しみだなー。」
私も楽しみだ
えへへ
ねえ、どうやって行こうか
花子さんのいる個室のあるトイレ
ドラゴス「うちのじゃダメか?」
ノー。迫力がない、
スザナ「スリリングが欲しいのね。ならば、花華姉さんが魔法陣を描けばいいと思う。」
あっそうか
えー
うんそうだね
では、またあのマジカルペンで魔法陣を描いて
行くか
花子さんのいる個室へ
その間にスバルくんとイザヤくんを待つ
どちらが早いかな
どちらも連れて行きたい
その間、私達はのんびりしていた
そして帰ってくるスバルくんとイザヤくん
両人が帰ってきた
先ずスバル
隣のセブンさんでアイスやパンやお肉などを買った後、エチケット袋も買ったのだとか。
何故かって、わい達がこれからしようとしていることを察したからだそうだ
そういう気を感じたのだと
流石スバルくんだ
次にもう暫くするとイザヤくんも帰ってきた
隣のセブンさんでアイスを買い、コーヒーを買って飲んでいたそうだ
この暑い中
お店の中で
それはいいとする
そしてついでにお肉やお菓子も買ってきたのだ
あとタバコ
これで充分
二人が帰ってきた
ようし。これから花子さんのいるところへ出発にゃ
ドラゴス「にゃにゃ言ってるよな。花華さん。それで大丈夫か。」
うん。わいはいいの。
イザヤは楽しそうにしている
イザヤ「幽霊と仲良しになるだなんて素敵じゃん。」
能天気な
まあよしだ
では、マジカルペンを持つ
そして何となく
窓に魔法陣を描く
丸の中に星マークだ
そして何となく呪文を唱える
「では、トイレの花子さんのいるトイレへ繋げるのだ。魔法陣よ。頼もう。」
すると魔法陣は光った
すると魔法陣が穴になった
前回、これで行った時は国王様の世界だった
今回は?
まあ、不思議な力を持ったおらの念力だ
トイレの花子さんのいるところに行く筈
そう信じて行く
わっちが先に入る
みんなも入ってくる
前へ向かって行進じゃ
進む
進む
ーーーー
ーーーー
ーーーー
ーーーー
ーーーー
ーー
見えてきた
あれじゃ
何やら光が見えてきた
あそこだ
そして僕たちは出口から出る
そこはトイレだつた
薄暗い
ビンゴか?
わいの呪文が効いたのか?
するとスバルが眉を引き攣らせた
スバル「おい。ここは居るぜ。」
いる
みんなの顔が緊張した
スザナは顔が青い
スバル「成仏させてやる」
スバルはトイレの個室
前から三番目の個室へ手を掛けた
開けずにノックを
コンコン
2回した
するとその個室からだろう
同じく2回ノックが
返ってきた
コンコン
! !
いるんだ
イザヤさんは冷静にタバコとライターを出して
火をつけた
そしてタバコを吸う
この時に何を優雅に?
イザヤ「幽霊なら俺もやってみせるわ」
えっ?
イザヤさんはタバコの煙を蒸す
すると煙が6本腕の美女になった
下半身はない
その女がその個室に向かった
すると個室から悲鳴が聞こえてきた
声にならない女の子の悲鳴だ
スバルが個室のドアを開ける
するとおかっぱ型の黒髪、赤いサスペンダー付きのスカートを履いた小さな女の子が
イザヤさんの出した煙の美女に原型を無くされているようだった
引っ張られているのだが
それで原型が無くなりつつある
ギチギチと
女の子の皮膚は引っ張られて行く
そして破られる
ギチギチギチ
そして破られた
すると女の子の体は真っ二つになった
そして女の子だったものは煙の様に消えた
今のは
イザヤ「俺が成仏させておいたよ。日本の幽霊はなかなか力が強いから難しかったけどね。」
イザヤさんがやったんだ
スバル「ほう。よくやるじゃないか。」
イザヤ「スバルなら簡単にできただろうが、俺もやってみたくなったんだ。」
ドラゴス「俺たちはただ見ていただけなんだが」
スザナ「幽霊さん、あの世へ帰れて良かったわね。」
この件、イザヤという異文化人が日本のメジャーな幽霊を成仏させたのだ
そういうこともあるのか
メジャーな日本の幽霊が
異文化の人に
これはまた新鮮な
わっちは何だか自分の子がやっているみたいで誇らしかった
さて。これから帰るのかの?
スバル「帰る、、、、、、」
スバルくんの顔が強張っている
スバル「いやまだだ。まだ、何かいるぞ。」
えっ!?
何かいるのか
まだ
イザヤ「そうなのか。俺には何も感じないから危険だな。」
スバル「お前はそうだろうさ。俺は敏感だからな。」
そうしてみんなは緊張をする
参ったもんだ
まだいたとは
しかも
根が深い
そのようだ
わしたちはみんなで固まる
何があるか
それだ
どこだ
どこだ
どこにいる
どこだ
スバル「このトイレの外だ。トイレの中にはいない」
そうなのか
みんなで固まりながらトイレの外へ行く
帰らないのだ
だってここまで来たら探検してみたいじゃん
みんなはその気持ちだ
怖いけど
行く
行く
トイレの外は何と学校だった
普通の学校
21世紀の
雰囲気的に、中学だろうか?
わしらは進んでいく
雰囲気的には中学の様だ
しかし、生徒は全くいない
イザヤ「21世紀の学校、味わい深いものがあるね。」
スバル「あぁ。お前にも分かるか。」
イザヤ「あぁ。古風で美しさがあるね。」
みんなが21世紀の学校にいるとは
新鮮だ
彼らは未来人なのだ
そういう彼らがこの古風な学校の中を歩くとは
なかなかに新鮮だ
みんなは歩いて行く
どこかへ向かって
スバルくんがレーダーをしているのだ
スバル「この二つ上の階だ。」
そして我々は上がって行く
階段だ
そして上がり終わる
スバル「この階だ。気を引き締めておけ。」
そうしてみんなは気を引き締めているかもしれないところへ向かっていく
するとスバルくんがとある教室で止まった
そこはドアが閉まっている
入ってみるか?
スバルくんがドアに耳を近付ける
スバル「この中からだ。得体の知れない何者かがいる。生きている人自体はいない。」
入るか?
みんなで話し合う
ドラゴス「なら今回は俺が先に入るね。何かあった時に俺も力になるよ。」
いいね
ドラゴスくんがドアに手を掛け
開ける
そこには幽霊らしき生徒たちと先生がいた
その先生がおかしかった
センタロウ様なのだ
なのでみんなは先生を見て驚く
スザナ「センタロウさん。どうしてここに」
スザナは問うが
その顔は赤かった
センタロウ様の美形だ
センタロウ様はこちらを見た時に少しだけ目を丸くしていただけだったので
直ぐに優しい笑顔になった
セン「お前達こそ、どうしてここにいるんだ?」
優しい口調で優しく言われた
僕たちは返答に困る
えっと
どうしてって言われても
えっと
ドラゴス「俺たちが幽霊退治をしに来たからだぜ。あ、悪い幽霊をな。」
ドラゴスくん、それだ
いいね
イザヤ「悪魔でもいいよ。」
セン「なるほどね。よく頑張ったね。無事に、トイレの花子さんはあの世へ成仏出来たね。」
笑顔が優しい
声も優しい
私達は安心する
ドラゴス「彼ら生徒さんは」
スバル「悪い幽霊だ。気を付けろ。」
そう言うスバル
みんなは構えた
セン「うん。確かにそうだけど、彼らは俺の配下なんだ。」
スバル「配下」
セン「あぁ。俺が地獄から呼んだ魂達だよ。俺の配下にさせたくて、今、授業をやっていたところだったんだ。」
ドラゴス「なるほど。では、攻撃はしてこないのかな」
セン「うん。そうだよ。してこないよ。悪い魂を今はしているけど、もう少しでいい魂にしようね。」
そう言ってセンタロウ様は再び授業に戻ろうとする
セン「みんな、お疲れ様。ここには幽霊は彼らしかいないから、戻るといい。」
センタロウ様は優しく言う
うん。帰ろうか。
いや待てよ
あの花子さんって
スバル「あの花子さんという少女は元からここの学舎に住み着いていたのですか?」
セン「うん。そうだよ。それを君たちがあの世へ送ったんだ。いずれ、私があの子に教育をしようと思っていたがね。」
イザヤ「御免なさいね。つい。」
セン「いいんだよ。有難う。では、彼らに教育をさせるので、また会おうね。」
センタロウ様は優しく私達を教室から返す
あの21世紀の教室で26世紀生まれのセンタロウ様が先生として教壇に立っている
それこそが新鮮だった
そしてかっこよかった
みんなも見惚れていたのだ
私達は安心していた
では、この学校には用事は無くなった
そういえばこの学校はどこなんだろうか
ねえスバルくん
スバル「ここは恐らく現世とあの世の狭間だ」
現世とあの世の
スバル「そうだ。生き霊だろうが死霊だろうが何でも集まる」
なるほど
そういう場所に何で来てしまったかな
イザヤ「それは恐らく、花華さんの念が常に何かを叶えることに繋がっているからだと思う。」
なるほど
それでか
スザナ「いつか私達もここに来るのよね。」
スバル「ここに来るかどうかは分からないぞ。」
ドラゴス「あの世へそのまま直行ということになるかもしれないし。」
スザナ「なるほど。」
スバル「国王様の考えることだ、ここはそっとしておこう。」
しておこう。
にしても国王様って
私の婿なんだよなあ
そうなんだよなあ
センタロウ様ってあんなにかっこよくて
強い
不思議な世界の人なのに
どうして私の住まうあの世界線を選んで
私を選んだだろう
うーん
疑問だ
私、何かいいことをしたのかなあ
いいことを
疑問だ
いいこと
何かしたかなあ
それとも
私が生まれる時から既に決まっていたり
なんちゃって
へへ
スバル「花華、笑い顔いいな。」
うん
さて、これから壁に魔法陣を描いて
元に戻る
魔法陣を描き
元のお部屋に戻してと念じる
すると魔法陣が開いた
その中に入る
そして進む
進む
ーーーー
ーーーー
ーーーー
ーーーー
ーーーー
ーー
するとそこは元のわいの部屋だった
ある一つのおかしなところを除いては
部屋の中が真っ暗だ
時間的な意味ではない
おかしいくらい真っ暗なのだ
外にも灯りが何も無い
代わりに夜空に月が明るい
ここは僕の部屋であって僕の部屋では無い
直感だ
みんなも出てくると
疑問に思った
ドラゴス「あれ そんな」
スバル「ここは確かに花華の部屋だが、世界線が違う」
ほうほう
異なる世界線のおらの部屋かあ
見てみよう
スバル「辞めておけ。ここは危ない感じだぞ。」
イザヤ「もう一度魔法陣を描くんだよ。それで、今度こそ自分の部屋へ帰ろう。」
そうしてみることにしたが
マジカルペンが無い
ドラゴス「あらら。どこかで落としたか」
いいやそんなはずはない
だってずっと手に持ってたもん
スザナ「それってもしかして、ここにくる途中で誰かに取られたのかも」
スバル「心当たりはないか?花華。」
うんとね、無い
ないのだ
考え込む
ドラゴス「、、、、、あそこでは?センタロウさんの教室」
そういえばそこでマジカルペンをうっかり落としてしまった様な気がする
というよりは
隣の置き所にペンを置いてきてしまったかもしれない
そこかもしれない
どうしよう後ろを見ると、まだ魔法陣は開いている
戻るか?
戻る?
スバル「いいや。戻らない方がいいと思う。」
スザナ「多分だけど、学校自体が無くなっているわ。」
スバル「いや。あるとは思う。ただ、あのセンタロウ様が率いていた学校だ。何か良くない予感がしてくる。行かない方がいいと思う。」
なるほど
イザヤ「俺もそれに賛成。ここにいよう。」
そう、だね。
ただ、いつまでもここにいても困るよね
外へ出てみるかい
ドラゴス「出てみるわ。出てみよう。それで、何かないかを確認してみる」
イザヤ「それもありだね。」
私達は玄関を開けて外に出てみる
マンションを出る
全く人影がない
しかもとても暗い
今の時間は
確認をしてみる
昼間の13時くらいだった
それでこの暗さはあり得ない
日本なら尚更
隣のセブンイレブンへ行ってみよう
私達は歩いて隣のセブンへ行く
するとセブンさんも灯りがついていない
何ということだ
どうして
どうして、何もついていない
これは何かおかしいな
ドラゴス「異世界線なんだね。世界自体はそのものだけど、それを催した世界で、誰もいないんだ。」
スバル「そのとうりだ。ここには長居しない方がいい。直ぐにどこかに魔法陣を描くんだ。」
ないんだよ、ペン
スバル「あぁ、、、。」
すると突然目の前に混じった人物が現れた
長身で淡い髪の毛の色
美しい顔立ちの美青年
エドだ
スバル「エド!どうしてここに、あぁ、お前はそういうのだったか」
エドは私達を見て真顔であった
エド「あのさあみんな。何でこういうところに来ちゃうかな。」
悪気はないんだよ
ただ、魔法陣を描いて花子さんのいるトイレへ行っていただけだったんだ
エド「なるほどね。そういうことか。あのな、それ自体はいいが、それだと何でここに来れたの。そこから。」
スザナ「!」
みんなもハッとした様だ
私もだ
それならどうして私は
そもそもここに来たんだ
あの教室にペンを置いて忘れてしまったのなら
ここに来ること自体があり得ないはずだ
あれっ?
私は頭を悩ます
どういうことだ
では、あの学校から出る時に描いていた魔法陣
あの時のペンは
スバル「記憶違いだったのでは、いやそれはないか」
ドラゴス「ないよ。姉さん、ペン持ってないもん。あれ?」
イザヤ「こらこら。冷静になれ。恐らくだが、そのペンは何者かがここに来る様に仕向けた災いのペンなんだ。」
あ!そうか
スザナ「そのようね。何者かしら。花華さんにペンを作って仕込んだの。」
その人がこの主犯だ
エド「まあ、考えるよりは今は帰らせてやる。それからにするんだ。」
エドはそこの壁にホールを作った
両腕を動かして作った
エドは異世界のことに詳しく
それ中の世界線を冒険している
これで私達は帰れる
ホールの中に入る
するとそこからふわっと体が浮き
しゅーんと進んでいく
みんなもついてきているようだ
そしてやがて出口が見える
そこから出る
そこは元通りの自分の部屋だった
本物の自分の部屋
帰ってこれた
ここだ
みんなも出てきた
エドも
エドはホールを閉じた
エド「良かったな。それで、どうしてあんな世界に来ちゃったかな。」
ドラゴス「何者かなんだよなあ。」
スバル「それが誰なのか、全く見当もつかないんだ」
考え込む
確かに誰だか全く見当もつかない
誰なんだ?
誰が私達に何かをしていた
気になる
考えても分からない
あの学校の中でかもしれない
誰か
私はその正体に勘付いた時
その犯人を真っ直ぐに見据えた
その人物は私達を見てそっぽ向いたが
この人が犯人なのだ
スバル「なあ、この人が犯人なのか?」
そうだよ。
イザヤ「なるほどね。この人はドラゴスが力で小さくして連れてきていたよね。」
ドラゴス「まさかああいうことをするなんてな。お前が。」
スザナ「そういえば、あの教室の時に貴方は花華さんの手に何かを持たせていたわ。」
すると犯人となった彼は
こちらに目を向けた
話してくれる様だ
イザヤ「なあ、トドルくん。」
トドル「あぁ。悪かった。脅されていたんだ。」
イザヤ「脅されていた?」
トドル「あぁ。その、名前を言ってもいいのかなあ。」
スバル「いいぜ。誰だ。」
トドル「国王さんだよ。」
ドラゴス「あぁ。やはりか。トドルが自らの意志でこういうことをするなんて考えられないからな。」
トドル「惑わされてしまった」
スザナ「トドルは悪い子じゃないわ。」
みんなは分かる
やはり
主犯は国王様だったか
あの教室の先生をしていた者だ
イザヤ「国王さんだよね、やはり。」
トドル「目的は分からない」
スバル「分かっているさ。ただ、国王様から何をされたのかを教えてくれ。」
トドル「あぁ。あの教室に入った時だ。俺、ドラゴスの服の穴から抜け出したんだよ。何となく、風景が見てみたくなって」
トドル「すると国王様が、俺に向かって話しかけてきたんだ」
? !
話しかけてきた?
何か矛盾を感じた
トドル「あぁ。「内緒でこの子達を未知の世界へ連れて行かせて欲しい。」って言われた」
トドル「その時に、ペンを貰ったんだ。緑色のペン。マジカルペン。」
私達は事実と合っていない事に感じた疑問は無視をした
トドル「それをそっと、花華さんの手に持たせたんだ。」
トドル「国王様がその理由を言っていた。この地獄の世界に来させない為に少し寄り道をしてから帰らせる為だと」
やはりあそこはこの世ではなかったのだろうか
スバルくん
スバル「なるほどな。」
ドラゴス「なるほど。お前の言っていることは信じるわ。」
トドル「あぁ。そういうやり取りを国王様としていた時のお前たち、固まっていたんだ。」
これか?
固まっていた?
トドル「そうだぜ。みんな動いていなかったんだ。生徒たちが何か動いていたけどな」
これが疑問の正体か
イザヤ「その時恐らく俺たちは時が止まっていた様な感じだったんだ」
スザナ「ええ。」
トドル「そうだと思う。生徒たちは俺たちに何かを投げつけていたぞ」
トドル「あれ多分、止まっているし悪どい魂だから何かをしたのだと思う。国王様が止めていたが」
ふむふむ
痛くも痒くもなかったのは止まっていた為か
トドル「そういうことだ」
ドラゴス「なるほどな。国王様は、どうしてその様なことを」
スバル「とてもトドルの教えてくれたそれではない様な気がするな」
ねー
国王様
イザヤ「ようし。こうなったらあれしかない。聞きにいくぞ。」
あ、いいね
どこにいるのだろう
イザヤ「んー。」
ドラゴス「学校の中だと思う」
あそこに戻るのか
スバル「いいや。あの学校に戻るのはあまりいいとは思えない。」
トドル「なるほど。確かにそうかもしれない」
あの国王様のことだ
何か不穏な予感がする
スバル「では、元のマジカルペンはどうしたものか。」
スザナ「取り返したいよね。」
エド「なあ、その学校って俺なら行けるかもしれないぜ」
それだとユーが大変な目に遭うよ
すると声が聞こえてきた
---その必要は無い---
すると窓にホールが現れた
その声は聞き覚えがよくある声だ
---こちらに来るのだ---
私達は呼ばれてホールに入る
そこをそのまま進む
声の主は誰なのか予測がついていた
ーーーー
ーーーー
ーーーー
ーーーー
ーーーー
ーー
出口だ
そこを出る
そこは真っ暗な世界だった
そこの前の方に
センタロウ様がただ一人
立っている
私達は進んでいく
センタロウ様の前まで
セン「君達。先程ぶりだね。お求めのマジカルペンはこれかい?」
センタロウ様は手にペンを持って私達の前に見せる
それこそは探し求めていた我がマジカルペンだ
それだ
それこそだ
セン「やはりか。このペンは一旦俺が預かっておいたんだよ。はい。お返しをするよ。」
ペンが彼の手から浮いて
返ってきた
こちらに
セン「悪気はないよ。」
イザヤ「あの世界線に連れてったのは」
セン「何となく、あの世界線で君達の力を見てみたかったんだ。どの様な反応の仕方をするのか」
スバル「なるほど。見てみたかった」
セン「あぁ。あの世界線も現世とあの世の狭間だよ。」
やはりかあ
センタロウ様
ユーはおらのお婿さんじゃまいか
わいには変な事に遭わせないでね
セン「ごめんね。ただ見てみたかっただけだったんだ。あの世界線は出られるし」
エド「確かに。花華達の行きつけのセブンイレブンの中に入ればそこから普通の元の世界線だったのですよね。」
セン「うん。入るかなと思って」
そうだったのかあー
入らなかったなあ
そうだったとは
焦らされるよあれは
やめてよね
セン「ごめんね。」
確かにセンちゃんが何処かで助けてくれる気はしていたけどね
何もやらんといてのー
セン「はい。花華様。」
うみゅーー
エド「ああいうのはちょっとなあ。俺がいたから良かったものの」
セン「はい。そうだね。いずれ助ける予定だったよ。」
イザヤ「まあ、悪気がなかったんだね。」
セン「うん。そうなんだ。お詫びに、私の世界へ招待しようか?」
あ
スバル「そこって」
わいは知っている
スザナ「アレクさんから聞いたことあるの。私は行ってみたいの。」
イザヤ「俺は今はいいっす。気持ちだけ。」
イザヤさんは何かを知っている様だ
ほうほう
セン「トドル。ごめんね。君には苦しい思いをさせてしまったね。」
トドル「いいえ。俺は別にいいけど」
セン「では、俺の世界に来てみたい子達は俺の元においで。」
来たのは私、トドル、スザナ、スバル、ドラゴスだった
イザヤとエドはパスをしている
セン「では、二人は元の花華の部屋へ戻すね。君達は俺の世界線へおいで。」
すると世界が急に上下に動いた
イザヤ達は下へ
そして僕たちは上へ行く
しばらくするとあの宇宙の会場に来た
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
イザヤ達は下へ動いていると思ったら
暫くすると
花華の部屋の天井に着き
下に降りた
エド「ふうー。帰ってこれたな。」
イザヤ「あぁ。なあ、お前は国王さんの世界線が何であるのかを知っているか?」
エド「行ったことは無いんだ。」
イザヤ「俺も。あまり興味で行こうとは思えないんだ」
エド「ただ、どういう世界なのかはイザヤもよく知っているよな?」
イザヤ「あぁ。知っている。多分、国王さんが主役の世界だ。」
エド「あぁ。きっと天並みにデカそうになってるかもな」
イザヤ「そのとうりだ。その可能性が高い。あの子たちは行ったけど、俺たちは留守番でいいよな。」
エド「あぁ。そのとうりだ。帰ってくるまでのんびりしてるか。終わったし。」
イザヤ「あぁ。」
エド「なあ、そもそもどうして君達はそのトイレとやらに行ったんだ」
イザヤ「何となくだ。花華の趣味だよ。」
エド「なるほど。花華の。、、、、、、、」
イザヤ「おい、どうした?」
エド「あぁ。あのさ。国王様は恐らく、何も悪意が無くあの世界線に連れて行ったみたいだ。」
イザヤ「うん。その様だよ。良い人なんだけどね」
エド「良い人なんだけどな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
花華達は
その世界線に来ていた
センタロウ様
センタロウ様がそこの奥の真ん中に
そういう世界だ
やってきた
センタロウ様
かっこいいよ
スバルくんはそのセンタロウ様の姿に見惚れている
綺麗だ
スザナとドラゴスも同じく
かっこいい
ドラゴス「でっか」
セン「これが私の本来の姿なんだ」
スバル「やはりですか。国王様のその姿、いいな。」
スザナ「それが国王様の本当の姿だったのね」
セン「そうだよ。私はこうなんだ。」
周りの席の人々も同じく見惚れている
おらは知っていたよ
暫くここでのんびりしていいんだよね
セン「あぁ。好きなだけ、どうぞ。」
みんなは世界の中で遊びたい
どうやって
猫も出してくれた
ベッドも
ご飯も
みんなで遊ぶ
センタロウ様は私達を見ながらお酒を飲んでいる
にしてもセンタロウ様って
このように宇宙に神様の様にいるだなんて
一体何者なんだろう
、、、、、、、、、、、
この後たくさん遊んだ後
みんなでお家へ帰ってイザヤ達と合流して
再び平和な世界へ戻ったのだった
END
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