135 - 「竜信教と後家蜘蛛」


 俺が屋敷へと戻ると、屋敷の敷地内には、礼拝堂の癒し手ヒーラー・オブ・チャペルであるクララ達と、白い長布を首から下げた市民達が大勢待機していた。



「クララさん? この人達はどちら様かな?」


「私達が教えを広めている――竜信教ドラストの入門希望者です。マサト様が起こす奇跡を一目見ようと、多くの人がここへ足を運んでくださいました」


「そ、そう」



 クララが頭を下げると、それに続いてシエナ、カルメ、キュリが頭を下げ、その背後に集まっていた大勢の信徒が一斉に頭を下げた。


 軽く100人以上はいる。


 その中で、申し訳無さそうに苦笑いを浮かべながら、遅れて頭を下げるロイが視界の端に入った。



(ま、まぁいいか。つまりは、この人達は、竜信教ドラストを通して俺達に忠誠を誓ってくれる人達ってことだよな。その忠誠心を確固たるものにするために、目の前でその奇跡を見せろと……)



「分かった。じゃあ、さっそく始めるから、少し離れるように」



 老若男女の信徒達の顔が、驚きと喜びの色で染まる。


 皆の視線を浴びながら、屋敷を入って右手に確保されていた空き地へと移動。


 空き地の前で立ち止まり、目の前の地面に向け、右手を突き出す。


 すると、「おおお……」と、信徒達からどよめきがあがった。



(まだ、手をかざしただけだけど…… やばいな…… 今更ながらちょっと心配になってきた。期待に反して、神聖なる礼拝堂ホーリー・チャペルが極小サイズとかだったらどうしよう…… そしたらかなりかっこ悪いなぁ)



 要らぬ心配をしながらも、今更だよなと諦める。


 どうせならそれっぽく演出しようと思考を切り替え、本当は必要のない前置き――創作の演出詠唱を付け足す。



「万物に宿りし母なる魔力マナよ!」



 信徒達がどよめく。


 目の前で起きる奇跡を目に焼き付けようと、皆が皆、大きく目を見開き、俺の詠唱を一言一句聞き漏らすまいと耳を澄ました。


 構わず俺は続ける。



「万物を創りし父の言霊に従え!」



 聞いたこともない詠唱と、その詠唱の内容に、信徒達が驚愕した。



「万物を創りし父……」


「創造主の言霊……」


「ああ…… 神よ……」



 信徒達のざわめきが聞こえる。


 その反応が、自分に全能感を感じさせてくれる。


 今はそれがどことなく心地良い。


 自然と笑みが零れ、身体から魔力マナが満ち溢れていくのが分かる。


 周囲の魔力マナが変化したのを感じ取ったのか、信徒達だけでなく、礼拝堂の癒し手ヒーラー・オブ・チャペルであるクララ達までも身震いしていた。



「マサト様…… ああ、なんて力強い魔力マナの流動なのでしょう……」


「すげぇな…… 周囲の魔力マナがこんなにも濃く発現するなんて……」


「すごぉ〜いね! キュリ尊敬しちゃうなぁ〜。お胸がトクントクンするよぉ〜」


「すごい…… マサト様……」


「あれがマサトさんの力…… やっぱり凄いや……」



 クララ、カルメ、キュリ、シエナ、ロイが信徒達に混ざって感嘆する。


 空き地に向かってかざした右手からは、白い光の粒子が溢れ出し、その先にある空き地へと漂い始めた。


 いよいよ大詰めだ。


 俺は力強く最後の言葉を叫ぶ。




神聖なる礼拝堂ホーリー・チャペル、召喚!!」




 突如白い光の線が無数に走り、光の壁や光の柱が空へと伸びる。


 同時に大量の光の粒子が吹き荒れ、舞い上がった。



「お、おお……」



 信徒達のざわめきが聞こえる。


 だが、召喚演出はまだ始まったばかりだ。


 空中にも出現した光の線が、瞬く間に建物の輪郭を描くと、視界を真っ白に染めるほどの白い光の放流が発生した。


 その迫力に、信徒達が息を呑む。


 召喚演出のジングル――鈴の音などの効果音だけが周囲に木霊する。


 そして突如としてその場は静寂に包まれた。


 音とともに光の放流がおさまると、そこには荘厳な雰囲気をもった礼拝堂がそびえ立っていたのだった。



「「「お、おお、おおおおお! か、神よぉおおお!!」」」



 静寂が一転、歓喜の叫びとなり、信徒達が次々に頭を下げた。


 信徒達の中には、感動のあまりすすり泣く者もいた。



「想像した以上に立派な礼拝堂ができたな……」



 俺は目の前に召喚した立派すぎる礼拝堂を見て苦笑する。




[R] 神聖なる礼拝堂ホーリー・チャペル 0/3 (白x5)

  [礼拝堂の加護]

  [魔法攻撃無効]




 MEでは、攻撃に参加できない特殊なモンスター属性―― “建築物” として扱われるカードだ。


 初心者モードクラシックモードとVRモードでは、扱いが大きく変わるカードでもある。


 初心者モードクラシックモードでは、カード自体を盤上に展開して戦う、従来のTCGと変わらないローカルな遊び方になるため、例え建築物だとしても、相手のモンスターの攻撃を防御することができる。


 だが、VRモードでは、建築物としてそのまま再現される。


 大抵の建築物は、自ら動くことはできないため、初心者モードクラシックモードと異なり、モンスターが襲ってきても防御してはくれない。ただそこに存在するだけだ。


 その代わり、VRモードでは、召喚した建築物の中に入ったりできる。


 現実世界では再現できない造形や、実際に施せば何十億かかるか分からない煌びやかな装飾も、ゲームなら徹底的に再現できるということもあり、新しい建築物が実装される度に、ユーザー主催の内覧会イベントが開かれるという恒例の行事も存在していた。


 開発者の遊び心なのか、それとも拘りなのか、建築物の中には、初心者モードクラシックモードでは使えない特殊な道具や武器が存在するなど、VRモードでは評価がガラリと変わるカードも少なくない。


 だが、ただ単に中に入れるだけの建築物も多い。


 そのため、初心者モードクラシックモードでは強カード扱いされるカードも、VRモードだとゴミ扱いに変わるカードも存在していた。


 因みに、[礼拝堂の加護]の効果は、『場にいる他の「礼拝堂」シリーズは、魔法障壁Lv1の効果を得る。重複不可』である。


 自ら魔法攻撃を無効化するだけでなく、その加護を場にいる者にも共有する有能な能力だ。



 外装は、白い壁に、三角の青い屋根。


 尖塔には、純白の十字架が掲げられている。


 ゴシック様式といわれる建築様式だろう。


 そして、扉の上の壁には、天使が描かれたステンドガラスが見える。


 いや、壁の至る所にステンドガラスが設けられていた。


 だが、内装はより凄かった。


 全くの別世界だと言ってもいい。


 天使達が描かれた天井絵に、色取り取りのステンドガラス、豪華な彫刻装飾や家具など、あまりの神々しさに、気絶する信徒もいたほどだ。


 何より一番凄かったのは、ステンドガラスと鏡を使った光の演出だ。


 壁にある360度全てのステンドガラスからは、外の光が差し込み、周囲に設置された天使の彫刻の持つ鏡に当たり、天上の一点へと集められている。


 そしてその天上には、教会の中に入る者を祝福するかのように、両手を広げる女神の “水晶の彫刻” があり、天使が運んだ光――色とりどりのステンドガラスを通して七色へと変化した光を浴びて、神々しく輝いていた。



(マジで凄いなぁ。なんだこれ。現実世界ではできない造形だからって、ゲームでもここまでできるなんて。こんなの凄すぎるだろ)



 これがMEというVRゲームにおいて、3Dデザイナーがデザインしたものだという認識がある俺でも度肝を抜かれたのだ。


 この世界の、更にはこの手の造形を見たことのない者達にとっては、想像を絶する衝撃だったに違いない。


 これが神々の住む世界の建築物だと嘘をついても、疑う者はいないだろう。


 それくらいの神々しさが、この神聖なる礼拝堂ホーリー・チャペルの内装には確かに存在していた。



「マ、マサト様! こんな素晴らしい礼拝堂、わ、私、初めて見ましたわ!」



 クララが感動のあまり腕に抱き付いてきた。


 その顔はほんのり赤く上気しており、目尻には涙が溜まっている。


 そして、それが故意なのか偶然なのか分からないが、その大きな二つの胸で俺の腕を挟み込みながらも、擦り付けるという行為を繰り返している。



(……凄く柔らかい)



「マサト様、やれば出来るじゃないか。やっぱり、一番はマサト様だな」



 そう言いながら、カルメがクララよりも大きな胸を押し当ててきた。


 視線のすぐ下に、だらし無くはだけた胸元から、張りの良い褐色の果実が、大迫力で展開されている。


 不可抗力で吸い込まれる魔の領域だ。


 両腕を胸に挟まれ、動きを封じられるという、初めての経験に顔が惚気てしまう。



(なんだこれ…… ここは楽園か……)



「って、そうじゃない! ほら、君たち離れなさいって」



 腕を動かせば動かすほど、腕に伝わる柔らかい感触。


 そして、少し浮き上がるカルメの襟元。


 その襟元の中へと吸い込まれる視線。


 カルメが、クララへ勝ち誇ったような表情を向け、クララがムッとした顔で、より強く胸を押し付ける。



(お、おおお…… む、胸が…… この感触…… ノーブラか……)



「二人とも、マサトさんを困らせるのもその辺にしてください」



 すると、ロイが助け船を出してくれた。



「そうだよぉ〜。クララとカルメだけずるぃ〜!」



 キュリが不満気に口を尖らせると、クララが名残惜しそうに、カルメはチッと舌打ちしながら腕を解放した。



「マサト様、失礼いたしました。この続きはいつの日か、夜に、必ず……」


「おい、クララ。抜け駆けは許さねーからな? 犯るときは、私もちゃんと誘えよ?」



(犯るってなんだ、犯るって……)



「私だってぇ〜」



 鼻息荒く近寄って来ようとしたキュリの両腕を、クララとカルメががっしりと掴む。



「あ、何するのぉ〜! キュリもマサト様の握っむご!?」


「はいはい。キュリは良い子にしていましょうね」


「キュリは制御感覚がぶっ壊れてんだから大人しくしてろ」


「むご、むごご!」



 口に大量の布を突っ込まれたキュリが、クララとカルメに連行され、礼拝堂の奥の部屋へと消えていく。



「マサトさん、立派な礼拝堂をありがとうございます。これで傷の治療も捗ると思います」


「あ、ああ。どういたしまして。むしろ、宜しくね」


「はい! 任せてください! では、自分もこれで失礼します」



 ロイが信徒達を誘導していく。


 すると、一連の騒ぎを黙って見つめていたシエナが、ゆっくりと近付き、俺の手を取ると、直接胸へと押し当ててきた。



「ちょっ!?」


「お礼」


「お、お礼? な、何が? 何の?」


「男の人は、こういうのが好き。だから、礼拝堂のお礼。マサト様は、この程度じゃお礼にならない?」


「えっ? い、いや、そういう訳じゃ……」


「そう…… 良かった。身体も喜んでる。足りないなら、直に触っ…… あっ」


「全く、おめーが抜け駆けしようとするとはな。予想外だったぜ。ここだと信徒の目に付くから駄目だ。やるなら夜、人目のつかない場所で、だ。ほら、行くぞ。作戦会議だ」



 カルメに首根っこを掴まれて引き摺られていくシエナ。



「何だったんだ……」



 自分の召喚した癒し手ヒーラー達の行動に翻弄されながらも、夜何かあるんだろうかと、少し期待してしまう男心に溜息をつきながら、前屈みになりつつ礼拝堂を後にするのだった。



(しかし…… カルメの胸はヤバかったな…… 見えそうで見えなかったのは残念…… もう少しで見えそうだったのに……)




◇◇◇




 その夜、シュビラと黒崖クロガケが、薄暗いアジトの一室で密談していた。



「下手なことは考えぬ方がよいぞ?」



 問いただす口調のシュビラ。



「問われている意味がわからない」


「惚けても無駄だの。われとそなたは、旦那様の力で繋がっておる」


「私には分からないが?」


「そなたは心を閉ざしているようだからの。それでは分からぬよ」



 尚も表情を変えない黒崖クロガケに、シュビラは続けた。



「旦那様の息がかかった者は、決して殺すでないぞ?」



 その問いに、黒崖クロガケは溜息を吐いた。



「本当に、考えが読めるのか? それでは、私の計画も筒抜けか?」


「ふっふっふ。そう案じることはない。そこまで相手の考えが読める者は、今の所、われのみだからの」


「どうすれば、私も相手の思考が読めるようになる」


「それは無理だの。思考を読む力は、われの隠し適性にも関係しておる」


「隠し適性だと? 何だそれは」



 シュビラは再びニヤリと笑うと、話を続けた。



「そなたの [適性移植] でも、この力は手に入ることはない。適性であって適性ではないのだ。ふっふっふ。無理に理解せずともよい。だが、われに危害を加えれば、旦那様にすぐ伝わるからの。愚かなことは考えぬことだ」



 その言葉に、黒崖クロガケは目を瞑りながら、先ほどよりも大きな溜息を吐いた。



「分かった。マサトに近付く虫どもの暗殺を実行しようと計画していたが、それは止めよう。幸い、まだ未遂だ。あのダークエルフが邪魔で実行に移せなかったからな」


「ふっふっふ。命拾いしたようだの。そなたも、その者達も」



 シュビラと黒崖クロガケの間に、沈黙が流れる。


 すると、黒崖クロガケがシュビラを睨みながら口を開いた。



「マサトには、この世界の支配者になってもらう。まずはこの大陸だ。私はそのために動く」


「ふっふっふ。それでよい。われは何も暗殺を否定しているのではないからの。やるのであれば、上手くやれと言っておるだけのことよ」


「……お前の目的は何だ」


「われもそなたと左程変わらぬ。だが、その目的達成のためには、優秀な協力者が必要だとは思わぬか?」


「私に手を組めと?」


「そうだの」


「見返りは?」


「旦那さまの独占」


「……何?」


「永遠というわけにはいかぬが、独占できる時間を見返りとして約束しよう」



 不敵に微笑むシュビラと、訝しげにそのシュビラを窺う黒崖クロガケ


 少しの沈黙の後、二人は合意に至った。



「召喚された者は、無意識に旦那さまを求めてしまうのだ。恥じることはないぞ」


「恥じてなどいない。だが、お前も同じ召喚された者だろう。なぜそのような条件を出せる」


「われが求めておるのは、旦那さまの肉体ではないのでな」


「そうか。なら私も遠慮はしない。見返りはしっかりともらう」


「ふっふっふ。それでよいのだ」


「で、具体的に私はどうすればいい」


「これからは軍隊が必要になる。そなたの力で組織を拡大させよ」



 黒崖クロガケが目を見開く。



「マサトから聞いていないのか? 組織の拡大は、マサトに直に止められているのだぞ?」



 黒崖クロガケの問いに、シュビラは「ほほほ」と笑ってみせた。



「旦那さまの為の組織なら問題ないであろう。全ては旦那さまを思っての行動なのだ。そんなわれらを、旦那さまは咎めるようなことはせぬ」


「信じていいんだな?」


「ふっふっふ。仮にも闇ギルドの長ともあろう者が、想い人に嫌われないかビクビクしておるのかの? お可愛いことだの」


「ちっ……」



 舌打ちしながら視線を外した黒崖クロガケの頬は、薄っすらと朱色に染まっていた。


 そんな黒崖クロガケを余所に、シュビラは会話を続ける。



「ここに来る途中にの、サーズから戻ってきた冒険者とひと悶着あったのだ。捕まえてここまで連れてきているのでな。手土産に置いていこう」



 黒崖クロガケが顔を顰める。



「そいつらは罪人か?」


「ふっふっふ。気になるのかの? 安心してよい。旦那さまの配下の土蛙人ゲノーモス・トードに、一方的に攻撃を仕掛けてきたのだからの」


「そうか、なら罪人だな」


「物分かりがよくて助かるの」



 シュビラが合図すると、大きな麻袋を担いだ屈強なゴブリン達が、部屋へ入ってきた。


 麻袋の縄を解くと、口を紐で封じられた男が顔を出した。


 その顔には、無数の切り傷や青痣があった。


 焦った表情のまま、しきりに周囲を見回している。



「こいつは…… 流離さすらいの風のロプトか?」



 ロプトと呼ばれた男は、黒崖クロガケと目が合うと、あり得ないものを見たかのように震えあがった。



「なんだ。知り合いだったのかの?」


「何度か人攫いの依頼を出したことがあるというだけだ。他人の命を、ただの道具としか思っていない非道な男だ。消えても困る者はいないだろう」


「それなら問題はないの。他にも数人おるのでな。好きにしてよいぞ」


「分かった。恐らく、こいつの人攫いの仲間か何かだろう。どうせ、食い物に困ってロサの村を襲おうと考えていたとか、その程度のことだろうな」



 暴れるロプトを、ゴブリンが殴って黙らせると、再び担ぎ上げて部屋の外へと連れていった。



「この空間はどのくらいにまで広げられるのだ?」


「拡張と維持には、膨大な魔力マナが必要になる。魔力結晶マナクリスタル

魔力結石マナストーン魔結石マテリアル――とにかく魔力マナを帯びたものであれば何でも代用はできるが…… 今はそれすら入手困難になりつつある。拡張以前に、維持ですら限界に近い状態だ」


「ほぅ。では、それが用意できればよいのだな?」


「ああ。だが……」



 黒崖クロガケの言葉を遮るように、シュビラが誰かに声をかけた。



「だそうだぞ、ネス」



 すると、先ほどまで誰もいなかったはずの空間に、一人のエルフが立っていた。



「……何!? 貴様、いつの間に」



 黒崖クロガケの驚きを余所に、シュビラに話しかけられたネスが、軽く頷きながらシュビラの問いかけに応じた。



「なるほど。では、土蛙人ゲノーモス・トードに採掘させた石を、いくつかこちらへ手配しましょう」


「こいつは誰だ?」



 黒崖クロガケの問いに、シュビラが笑いながら答える。



「もう一人の優秀な協力者よの」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る