第2話 初めまして水鏡月聖です

改めて自己紹介をさせていただきます。


水鏡月聖≪ミカヅキヒジリ≫


自称 現役美人女子高生覆面作家です。


ペンネームの由来は自身の大好きな作家と作品 『泉鏡花』 の 『高野聖』

からとったものです。だからと言って作風は全然似ていません。


元々は純文学だったりSFが好きで、村上春樹さんの『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』を聖書としています。


人生で最も影響を受けた作品と言えば 


 1 芥川龍之介 『鼻』 

子供のころ、読書にはまるきっかけはこれだったようなきがします。


 2 村上春樹 『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』

もう、ドはまりしました。純文学、しかも耽美主義的でありながらSF小説であると同時に異世界物でもあります。

もし読んでいない方であれば是非お勧めしたい。


 3 谷側流 『涼宮ハルヒの憂鬱』

それまでの自分は、勝手な偏見でライトノベルというものを低く見ていました。表紙のイラストから勝手にちょっとエロい感じで読者を集めている小説だと決めつけていたのです。

まあ、事実そういう作品がないわけでもないのですが……


しかし、読んでみたらこれがめちゃくちゃ面白い。すらすらと読みやすい文体でテンポよく物語が進んでいくのにしっかりとSFになっていて、つじつま合わせが絶妙すぎる。

今までライトノベルを読んでいなかったことを後悔してしばらくはラノベばかり読んでいました。

そして、たどり着いた結論が


 『自分もライトノベルが描きたい』


だったのです。

子供のころに小説家になりたいと漠然と考えていたもののどういう話を書きたいのかがいまいち釈然とせず書き始めても途中で投げ出すことを繰り返すうちに小説家になるどころか読書の習慣までもおろそかになり、いつしかそんな夢を忘れていた自分にもう一度小説家になる夢を与えてくれました。


そして、初めて書いた小説を送ったのが電撃文庫。

4次選考で落選してしまいましたが、確かに手ごたえは感じました。


しかし、だからと言ってそう簡単に受賞ができるわけではないことは言うまでもなく、3次、4次や最終選考まで残ったりはするもののなかなか最後の一歩に手が届かず、もうそろそろあきらめようかと思い始めたころに手を差し伸べてくれたのが、あの『涼宮ハルヒの憂鬱』を生み出したスニーカー文庫だったというのはあまりにもできすぎた話かもしれませんが、たぶん、運命ってこういうものなんだろうと感じる今日この頃です。

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