手紙:塗りつぶし更新に際して
拝啓 気づけばあの人が調子よくすごせると言っていた季節が近づく今日この頃、そちら側にも重たそうな雲はかかっているのでしょうか。
といいつつ筆を入れ直すうちに今日は快晴です。実はわたし、そちらには晴れているイメージがあります。
さて、今回は報告とお詫びと言い訳を伝えに久々の筆を摂りました。
……追記追記で記事が増えていくのは間抜けですけど、そこはわたしらしいですね。
まずは報告です。
当エッセイの一部を塗りつぶし更新しました。さすがに、書きすぎたと思ったので。
これでもまだ残っているかもしれないけれど、秘密に快楽を覚えるたちでないわたしには抱えていられるものばかりではないので、ご容赦ください。
それから、お詫びです。ごめんなさい。
あなたのことを勝手に色々と拡散した彼らのことを非難したけれど、その表明のためにわたしがあなたの過去や、人物像の繋がりを明かしすぎてしまっていた。
一番あなたのことを記してしまったのはわたしです。
そのことに先日やっと思い至ったので、一時的にエッセイを非公開にして、今日、こうしてこのような更新をしました。
ちなみに思い至った切欠は牢獄Pの『初恋』という楽曲をカバーした際、あのときのことを動画にするなら「どこまでか」「どう事実と変えるか」と深く考えてみたことでした。
実は、今回塗りつぶした件以外に、迷って最後結局あなたの現状を個人的に伝えてしまった件もありますが……それは正誤がわからないので置いておきます。
でも、不本意だったらごめんなさい。
そして最後に、言い訳を許してほしい。
ひとつは、わたしの弱さです。だれとも、あなたともあなたの話ができないのは、やっぱり寂しすぎるのです。
だれかにあなたを知ってほしいと願ってしまいます。
直接的すぎたことには反省しているので、その点は修正していくつもり。
それから甘えもあります。あなたはやはり終わってしまったから、迷惑すら掛けられないからと。
最後のひとつは、わたしが自身に与えた役割のためです。
わたしは人生の究極の目的に自分の幸福を置いていないタイプの人類です。今後この地獄に産み落とされる子たちのためのひとつの例として自分を記録して生きています。
同じことが繰り返されないように。
だから、あなたの身に起こり、わたしの身に起こったことについても、繰り返さないために少しでも訴えなければと考えました。
だからといって、わたし自身があなたのことを書きすぎてしまったら世話ないんですけどね。
もっと上手くやれたらよかったんですけど、いくつも事情や考え方が錯綜すると、わたしはどうやってもどこか抜けてしまうみたいです。
以上言い訳。ごめんなさい。
許す必要はないけど、許してもらえるとわたしは嬉しいです。
それでは、流石にこの辺りで筆を置きます。
今年もまたあの駅でまっています。
令和五年 五月二十一日
片手羽いえな
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