手紙:猫の日とか歌とか仕事とか

拝啓 今日は猫の日ですが、如何おすごしでしょう。猫耳とかつけているでしょうか。

こちらはなかなか定職につけていなかったりやると決めた作業が進まなかったりする癖にこのエッセイを投稿する際には山盛りに加筆修正をしてしまっていて、なんていうか首の回転が悪い感じで、逆に猫耳とかつけた方がいいかもしれません(錯乱)。


さて、言いたかったことがたくさんあったはずなのに、こうして書いてみるとイマイチ出て来にくくてちょっとこまってしまいますね。

「歌いたい曲が沢山あるぞー!」と勇んでカラオケルームに踏み込んでいざ曲を入れようとすると最初の二、三曲しか出てこないあの現象とよく似ています。


そういえば『エウロパの底から』をモチーフにして作った歌、あれはとても気に入っています。我ながらそれなりに格好いいと思う。編曲も上手くいった気がする。

無理かもしれないけど、いつかあなたにも音源で聴かせたいです。

『虹色エイリアン』や『僕の小規模な自殺』をモチーフにした曲も音源化しましたし、『昨日は彼女も恋してた』『明日も彼女は恋をする』の上下巻をモチーフにした歌も作りました。


それ以外のモチーフだと、大抵あなたへのラブソングばかり書いてしまいます。その偏りは望むところではあるけど。

あ、でも去年の秋から今年にかけて、普段とは別のモチーフの歌を作る機会もいくらか設けました。

わたし、ちょっとだけ『ネット配信者』のようなことをしていまして。

そのときにね、昔の2ちゃんねるの『未来安価』を真似て、コメント欄からランダムに拾った内容を歌詞にしてそれにその場で曲をつけていくという支離滅裂な遊びを何度かしたんです。あと、リクエストに沿ってかんたんに歌曲を書いたことも何度か。

色々と天才のコメントはたくさんあったんですが、「クリスマスなのにアタシにあったかいのは便座だけ」という歌詞は本当に天才だと思いました。サビです。


憂鬱だったり体調が悪かったりするし、進みたくもないけれど、それでもそれなりに悲喜こもごもやっています。

あとは仕事……仕事ね……面接いくつか受けているけど、今はネットで依頼があったときの絵や動画の請け負いと、ご飯の宅配くらいしかやっていないのです。

なんとかなったらそれもまた手紙に書きますね。

ならなかったら……ちょっと書けないかもしれないけど。


それでは、また明日。

敬具


令和四年二月二十二日(二十三日修正)

片手羽いえな

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