手紙:すごく腹立った話を愚痴らせてほしい
拝啓 代わり映えしないようで日照時間は増えている(でも代わり映えしない寒さやばい)今日この頃、そちらの天気は如何でしょう。実を言うと手紙を一部書きためているのでわたしはこれの日付の天気を知りません。
さて、聞いてほしかった愚痴があるので今日はその話をします。
二年くらい前になってしまうけど、わたしは先輩の打ち切り作品『クロクロクロック』のファンアートを描いて遊んでいました。
先輩の作品(特に新刊)からどうにか離れようともがく日々だったけど、登場人物たちのことはやっぱりそれなりに大好きなので。
そしてそのとき「○○(作品名)とかいうオワコン覚えてるやつ俺以外にいる?」とか言ってしまうタイプのファン()との絡みで言い合いになったのですよね。
まあわたしの性格の一端はご存知でしょうからお察しの通り、いえなこういうやつ大っ嫌いだし。
で、そいつの捨て台詞が本当に信じられなかったのですよ!
「こいつ『海のカナリア』買ってないじゃん。こういうやつがいるからクロクロも打ち切られたんだ悲しくて笑えてきた」(※大意だけどだいたいこんなん)(『海のカナリア』は当時の新刊)
八年以上欠かさず発売日に買って読んできて、色々悩んで、入間人間の作品を知ってから初めて新刊を買わない選択をしたらこれですよ。はークソやってらんねー! って感じです。
このバカは知らないんでしょうね。
バカみたいな期間バカみたいな本数の打ち切り作品の続きを律儀に待っていたことなんか。
今思えば勝手に好きになって勝手に買って読んで勝手に待っていただけですけど!
もう本当に、生きているってばかばかしいですね。
今回は本当に愚痴だけでした。ごめんなさい。
せめてこの日のそちらが暖かいことを祈るばかりです。
敬具
令和四年二月(追記改稿二十一日)
片手羽いえな
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