手紙:占いのできる友人

拝啓 チョコレイトの匂いも薄まり、雪ばかりが香る今日この頃、そちらはどんな天気でしょうか。

わたしは寒いの嫌いだけど、雪さえ降っていれば許せるのでお得感を感じています。


さて、見ての通りエッセイなんぞ始めてしまいました。

好き勝手書いているけれど、これでも一応悩んだのよ。占いができる友人(というと馴れ馴れしいかなぁ、照れくさいかも。付き合いがすごく長い人)にまで一度相談しました。

書いてもいいのか、書かなくてもいいのかって。


占い結果の後押しもあって、今こうして書いています。


このエッセイと少し話はずれるけど、占いの途中、すごく気になる部分がありました。

『色々と過去のものを消して、自分で決めたことをひっくり返したことにより「わたしはすごくズルをしている」と思っているのではないか』(※要約)

すごくドキッとしてしまいました。

…………実はね、ブログやTwitterの記事、背負いきれなくなって結構消しちゃってるのです。

どんなに恥でも喜びでも悲しみでもなるべく残す予定だったのにね。


だけど「すごくズルをしている」という感覚に言及されてドキついた理由は実はそこではありません。


わたし、名古屋出ちゃったの。

今は関西で、おにいちゃんと一緒に暮らしています。

多分それで、なんだか一抜けしたみたいで居心地が悪いのね。

先輩を追いかけて……というか、先輩を『先輩』にする感じで大学選んで山梨を出て、色々あったけど名古屋でおしまいまでやってくと思っていたから。


そうそう、お引越しの前にまた大学の近くまで行ってきました。

結構様変わりしちゃって、コロナで中にも入れなくて、ちょっぴり寂しかったです。

今頃、抄子せんぱいたちってどうしてるんでしょうね。


あまり長々書いてもなんなので、今日はこの辺りで。

これから何通も手紙を書く予定だけど、気に入らなかったら読まずに棄ててください。

敬具


令和四年二月十七日

片手羽いえな

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