『菊とミココロ』

 実は企画主、タイトルから『菊の御紋を背負ったやんごとなきご家族の本当のお気持ち』についての重たい物語かと身構えたのですが。

読んでみると、普通のご家族のちょっとおとぼけな実話でした。

そう!実話だったんです。


 さて、「秋晴れの休日」「家族」で「菊花展を見に訪れたお寺」でとある「事件」起こります。

その「事件」自体はそれはかなり大変だろうという内容なのですが、ここに「ミココロ」という言葉が登場することで、その後否応なく「混沌の深みにズブズブとはまって」いくのです。


 この「ミココロ」、もしくは「オキモチ」。

よく考えると時々身の回りでも出てくるワードです。

そしてこのワードが登場すると大変悩ましい状況に陥りがち。

おそらくそちらのお宅でも、こちらのお宅でも、あなたのお宅でも。

一度くらいはこの「ミココロ」「オキモチ」問題に直面したことがあるはずなのです。


 「ミココロ」、こう言われたらなかなか一人では決断しにくい。

作者様のご家族も早速家族会議に入ります。

そのやり取りがメインとなるのですが、その間「事件」の当事者は忘れ去られています。

このあたりも、「ミココロ」あるあるかもしれないなと思わせます。


さて、問題の「ミココロ」ですが。

どう決着がつきますやら。

「事件」の当事者「サダジ」氏はその後どうなりましたやら。

全ては読んでからのお楽しみでございます。




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森緒 源様作

『菊とミココロ』


https://kakuyomu.jp/works/1177354054892294055

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