『ミックスベリーの酸味が心地好い。一旦凍らせてあるのか、赤いコンフィチュールは温かいスフレの中でも冷たさを保っていて、見事なショーフロワだ。』
私はここの部分をご紹介したい。
とにかく、いろいろなお料理の、おフランス語なのか、パティシエ語なのか、が出て来て、おフランスの言葉の風味が混じって、普通にスフレでも、スフレと言葉にする時にフランス人ぽく、ス・ッ・ㇷュレ!と、つい言ってしまうような、そんな感じで文章が書かれています!・・ほんまかいな?
まあ、とにかく、パリのカフェのある街並みに漂う空気感が物語には流れています。
しかし、その空気感には、一つの特徴が!
それが上記に上げた部分、物語の最初に出てくるスフレの記述にあり、以後、そのお店で提供されるモノが、彼の仕事、お嬢様の性格、彼とお嬢様との関係等にシンクロされて行きます。
その記述とは、最後に日本語で「冷熱」と出て来ますww
ひやあつ、これはうどん好きならさぬきうどん用語ww
まあ、同じような内容ですが、おフランス的には、上記のショーフロア、となるのです!
知らなかったよ~~、そんな言葉ww
勉強になりました!(#^.^#)
以上は、私の独断的感想ですことを申し添えておきます٩( ''ω'' )و
作者からの返信
風鈴様
素敵な感想&紹介文をありがとうございます。
最初に紹介されていた一文、私も惹かれた描写です。
私は主に「食べたい口」方向に誘導されてしまったのですが、風鈴さんはちゃんと分析されたのですね。
さすがです!
こちらのコメントも、みなさんに読んでもらいたいくらいです。
とてもはっきりと世界観の出ている作品でしたね。
読んでまいりました。
いや〜、難しいです。
ハードボイルド&チャーミングの間に存在する、
スイーツの味を頭で再現するのが💦
ちょっと私には専門的過ぎてわからない。
わかる方にはわかるのでしょう、きっと。
とにかく、強面の人が、スイーツに心を痺れさせている様子は、ギャップ萌えしてしまうんじゃないかな、と思ってしまいました。
作者からの返信
緋雪様
こちらもたくさん読んで下さって、ありがとうございます!
この作品は私も難しかったです。
いつも接している物とは方向が違うので、一読では頭が整理できませんでした。
ただ特有の世界観が圧倒的に迫ってくる感じでしたね。
こういう普段読まない作品に触れられるのも、自主企画の醍醐味ですね。