第27話 天使の願い
真っ暗な空に星が輝き始める時間がきました。地上ではたくさんの人が流れ星を待って空を見上げています。
『みんな楽しみにしているね』
『何かをお願いしているね』
空の高いところで二人の天使が顔を見合わせて、ふふふと笑って手を合わせました。
『どうか、この雲に命が
『星を食べる大きな生き物になりますように』
熱心に祈っています。
『お腹の空いた雲は星を食べようとします』
『食べられたくないお星さまが逃げ出して、』
イメージも湧いてきました。
『たくさん流れますように』
『たくさん願いが
お星さまにはちょっぴり迷惑なお話ですけれど、可愛い天使たちの願いは天の誰かがこっそり叶えてくれたのだとか。
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