第14話 ステータスを見よう
どうやら小型のバニータコバナナの皮を倒したようだ。
ふう、疲れたな。
ちょっと休憩しようか。
ところで、あのバナナの皮はどうしようか?
やはり埋めるべきなのかな?
そういえば、バナナの皮は食べることができると、どこかで聞いたような覚えがあるぞ。
まさかアレも食べられるのか?
ちょっと官邸に聞いてみるか。
では、召喚だ。
官邸が出て来た。
ん?
またレベルアップしたみたいだな。
姿が変わっているぞ。
2階建てのアパートみたいな建物になっている。
築年数が結構たっている感じの薄汚れた色をしている。
部屋の数は6部屋ある。
建物の高さは1メートルくらい、幅は1.5メートルくらい、奥行1メートルくらいかな?
大きくなったなぁ。
あ、総理が出て来たぞ。
記者も出て来た。
よく見ると、総理と記者の出て来た部屋が違ったな。
ようやく別々に暮らせるようになったのか。
良かったなぁ。
ただ、身長や衣服は変わってないけどな。
記者の人数は10人くらいに増えたようだけど。
「総理!答えてください!総理!!」
「えー、そのバナナの皮は食用ですね。生で食べることもできます。栄養豊富です」
食べれるのか。
それに栄養も豊富か。
それなら、持ち帰るか。
では、先に進むか。
ここは行き止まりか。
よし、これで2階は探索し終えたぞ。
さて、そろそろ帰るか。
家に着いた。
今日もお疲れ様。
さて、お茶でも飲んで一息つくか。
もちろん、普通の緑茶でな。
人間のではないぞ。
ああ~、落ち着くなぁ。
ああそうだ。
みんなのステータスを見てみるか。
今日は1階のボスと、小型のバニータコバナナの皮を倒したから、レベルが上がっていることだろう。
では、まずは骸王からだ。
レベル …… 新緑の若葉のようなみずみずしさを感じる。
強さ …… 将来が楽しみなガキだぜ!!
頭脳 …… 平均よりは上じゃないの?
速さ …… これはなかなかのものですねぇ!!
幸運 …… 普通で普通で仕方がない!!
特殊 …… 念話、念聴、念視なのです!!
特記事項 …… こ、これは!?書くことがありませんよ!!!
初期の頃と比べると、だいぶ評価が上がっているような印象を受ける言葉が並んでいるよな。
相変わらず、分かりにくいけどな。
「トウヤ、見終えたのなら、我を召喚しろ」
骸王に催促されたぞ。
では、召喚するか。
骸王が出て来た。
身長がまた伸びたようだ。
1メートルを少し超えたくらいだな。
成長が早いなぁ。
次はダブルクリーナーヘッドだ。
レベル …… 春のようなさわやかさ。
強さ …… !?こ、これは!?ふん、ま、まあまあだな。
頭脳 …… とても優しい良い子ですよ!
速さ …… これは結構なお手前ですねぇ!!
幸運 …… 良いような、悪いような、良いような。
特殊 …… 念話、念聴、念視が得意です!!
特記事項 …… な、なんと!?特にありませんでした!!!
うん、これもまた分かりづらいけど、初期よりはだいぶ良くなっているのだろう。
では、召喚しようか。
ダブルクリーナーヘッドが出て来た。
ええっ!?
なんか長くなってないか!?
床用の掃除機のノズルの反対側に、白いホースが追加されているぞ!?
進化したのか!?
より掃除機っぽくなったなぁ。
次は掃除機の本体が追加されるのか?
ホースの長さは2メートルくらい、直径は10センチくらいだ。
ノズルの大きさは、縦25センチくらい、横50センチくらい、高さ8センチくらいだ。
次はSIBINだな。
これは!?
名前が変わっているだと!?
『繊細なガラスのSIBIN』が『繊細な強化ガラスのSIBIN』になっているぞ!
なんだこれは!?
レベルが上がると進化して、名前まで変わるのか!?
強化ガラスは繊細なのか!?
ステータスの方も見てみるか。
レベル …… そろそろ桜が咲くのかも。
強さ …… ほう、なかなかやらないじゃないか!
頭脳 …… ほう、なかなかやるようじゃないか!
速さ …… 実にまあまあですねぇ!!
幸運 …… 中の中の上吉の下吉くらいです!
特殊 …… 水魔法と人間のお茶魔法ができます!
念話、念聴、念視も得意です!!
特記事項 …… な!?なにもなしでした!!!
うーん、よくなっているのか?
本当に分かりづらいぞ!!
では、召喚しようか。
繊細な強化ガラスのSIBINが出て来た。
見た目は大きくなっただけで、構造に変化はない。
大きさは全長50センチくらいだ。
骸王たちに比べると小さいな。
こいつは、これ以上大きくならないのか?
次はヘーマンだ。
レベル …… まだ少し悲しい感じ。
強さ …… さえない感じだね~。
頭脳 …… まあ、普通くらいじゃないか?
速さ …… 悪くはない感じですねぇ!!
幸運 …… まあまあかな?褒めてあげよう。
特殊 …… 特技はガス魔法と火魔法なのです!!
念話、念聴、念視もできます!!
特記事項 …… な、なんと!書くことがありませんよ!!!
火魔法!?
なんかすごくまともな魔法を覚えたぞ!!
だが、ガス魔法と火魔法が組み合わさると、危険な感じがするよな。
では、召喚しようか。
ヘーマンが出て来た。
身長は1メートル弱くらいかな。
成長したなぁ。
次は官邸だ。
レベル …… 涙がにじんで前が見えづらい……
強さ …… まだまだ弱いな!!
頭脳 …… ほう、なかなかやるようだな!
速さ …… これはちょっと残念ですねぇ。
幸運 …… 良いか悪いかで言うと、良い方かも?
特殊 …… 特技は鑑定なのです!!
特記事項 …… な、なんと!特にありませんでしたー!!!
ちょっとは強くなった感じかな?
では、召喚しよう。
官邸が出て来た。
姿に変化はないぞ。
最後はアビスだな。
レベル …… 悲しみの涙が一滴。
強さ …… な、なんだと!?紙じゃないか!?
頭脳 …… ほう、なかなかやるじゃあないか!
速さ …… こ、これは遅いですねぇ。
幸運 …… かなり良いんじゃねぇの?
特殊 …… 特技は収納と冷蔵魔法なのです!!
特記事項 …… おおっと、別にありませんよ!!!
冷蔵魔法!?
なんだそれは!?
ちょっと召喚して聞いてみよう!!
アビスが出て来た。
身長は20センチくらいだ。
成長はしているが、まだまだ小さいな。
では、聞いてみよう。
「アビス、冷蔵魔法ってなんだ?」
「収納した食べ物を冷蔵することができるよ。食べ物の保管に便利だよ」
「そうなのか。そういえば、収納したものは劣化するのか?」
「劣化しないように保管してあるけど、まったくしないわけではないよ」
「分かったよ」
時間経過による影響は受けるのか。
ということは、収納でも肉の熟成ができるみたいだな。
今度は使わせてもらおう。
さて、現状はこんな感じか。
みんな順調に成長しているな。
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