第五章 おれいのチュー

『おにいちゃん、ありがとう』


「おんなのこ」はサトシ君のホッペに、やさしく、チューをしました。


サトシ君は、ふしぎな「きもち」がしました。


「おかあさん」のチューと、にていた、のでした。 


すこし、はずかしくて、したを、むきました。

 

『あっ、わたしかえらなくちゃ。

じゃあね、サトシちゃん・・・

いいこで、いてね・・・』


サトシ君が、かおをあげると、「こうえん」には、だれもいませんでした。


「あめ」あがりのみずたまりに、きれいな「にじ」が、うつっていました。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る