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目が覚めた。いつも、生きていると目が覚めてしまうし、疲れを、瞬時に感じる。首や肩が痛く、痛い痛い、と言いながら、身を起こす。
また寝癖直しスプレーを買い忘れたので台所の給湯器で頭を濡らす。髭を剃る。これは、剃る時と剃らない時がある。着替えて外出。
駅。いつも買う温かいほうじ茶が売り切れ、仕方なく緑茶を買う。温かいほうじ茶がブームなんだろうか。流行とか、全くわからない。ニュースサイトで今旬の俳優女優歌手アイドルなど見ても誰一人わからない。少し綺麗な一般の人としか思われない。
電車移動。笙野頼子「呼ぶ植物」を読む。あまりノレない。今日はこれではなかったか、と思う。ドビュッシー「前奏曲集」バッハ「フルートソナタ」を聴く。
陰鬱な状態が続いている。これは取れないのだろう。どこかのタイミングでカウンセリングとか受けた方がいいのか、とか思うが面倒でなんの行動も起こしていない。
というかカウンセリングみたいなものは信用していない。俺が中学生の頃だ。あまりにも毎日罵声を浴び、見下され、侮蔑される日々を送っていたために、ついに錯乱しカッターナイフを振り回したことがあった。結局、最後はコンパスの針を泣きながら自分の左手の甲に何度も突き刺したわけだが、確か、その後にスクールカウンセリングみたいなものを受けた。カウンセラーはオバサンだった。記憶はない。ただ、こちらの話を熱心に聞いてくれたとか、心がほんわかしたとか、良い感情はない。担任も、こちらの話を聞いたりせず、こいつはヤバい奴、と断定し、すみやかにスクールカウンセリングに連れて行った。話を聞いてくれたり、助けようとしてくれる人間なんていない、俺の、今に至る価値観は、この時の経験が、かなり大きい。「私が死んでもみんな何も思わない。同じ、みんなが死んでも私は何も思わない」そんな感じ。
仕事、疲弊。昼メシ。日高屋。中華そば、半チャーハンセット。コッコアポEX飲む。
いつもの場所で休憩。寒い。鳩が通過。
マスクしてない若者が通過。
マスクしないのは自由だが、今のご時世、マスクは同調圧力だ!と言ってマスクをしない人は、率直に、自由だけど変な人だと思う。そして俺は他の文章でも頻繁に書いているが変な人が嫌いだ。昔から変な人担当みたいな、変な人の相手をする役割を仕事などで振られることが多く辟易としている。
仕事。疲弊。仕事終わり、疲弊ツイート。顔写真撮りイラスト加工アプリ使う。加工したおじさんの顔面をはてなブログの記事に掲載。
昨日と同様、マイカリー食堂でカレー食う。一瞬だけ本屋に入りすぐ出る。買いたいものがなかった。
電車。定期が今日までなので延長せねばならない。クセナキスの音楽を聴く。下車。ヴィヴァルディ「調和の霊感」を聴く。定期券を更新。コンビニ。赤ワインとスイーツを買う。
帰宅。
アベマの会見チャンネルでキエフの様子が生で見れるので見る。コメント欄に「ケツからカレーでた」「若い男の子のケツしか見てない」「ここっておじさんしかいないの?あたし女子大生だけど」「上司に掘られて辛い」等々のコメントをする。
ワイン飲む。スイーツを食う。
今日はやけに疲れていて本を読めなかった。
(了)
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