3/4

朝。目が覚めた瞬間に疲れていると感じる。痛い痛いと言いながら身を起こす。首、肩、腰、手脚、疲労が溜まっている。寝癖直しスプレーが切れていた。台所の給湯器で髪を濡らす。

駅。また待合室に缶が捨ててある。連日捨てる奴がいるのだ。これがある限り、俺は日本人は民度が低い、と思うことにしている。

電車。メシアン「トゥーランガリラ交響曲」を聴く。小島信夫「アメリカンスクール」を読む。

仕事。疲弊。ふと心の底から笑ったことが人生で一度もないと気づく。疲れすぎた。笑うとか、ありえない。延々と続く苦しみの時間。

昼メシ。マック。サムライのやつ。何がサムライなのか。理解に苦しむが。

疲弊。仕事。疲弊。

人件費無駄だよなあ、人間が全て死ねば人件費掛からんのになあ、という発言が上司からあり。

ウクライナの原発がロシアに攻撃されたとか。ニュースは見る。プーチンだけがやばいからプーチンが死ぬまで国外に退避しているべき、プーチンはどうせ余命わずかだし、命は大事なのよ〜、などと言っているコメンテーター。ヤバすぎ。プーチンいなくなったらメドベージェフになるだろうが、大して変わらないだろうに。しかもそれをウクライナの人に言うかな。感覚がやばい。仮に日本が攻撃されたら一目散に日本やばいから外国に逃げるのよ〜命は大事なのよ〜死んだら気持ちいいセックスできないし悲しいなのよ〜って感性なのか。個人の自由だが。しかしそういう思想の人が戦争とか防衛について語るのは全く不毛だしナンセンスだろう。逃げること自体は個人の自由だが……。

掃除。トイレにこびりついたウンチを取り除き綺麗にする。

仕事終わり。精神が疲弊した。ツイッターに疲弊ツイート。久しぶりだ。タイムラインには相変わらず小説の宣伝が溢れている。俺は小説を最近は書いていない。日記を書いているから、というわけではない。本当に、なんとなく、今、小説を書く必然性がないのだ。必然性がないと、小説が書けない。日記は、なんとなく、あったことや思ったことをそのまま書けばいいし、つまんなくてもどうでもいいわけで、だから延々と書いていられる。小説は、そうはいかない部分がある。まあ、その前にほとんど読まれない汚物なわけで、それが書かれようが書かれまいが、自分でもどうでもいいと思える。表現とは汚物を他人に披露することと同義。それが自覚されていない表現は、あまりにもおぞましいし傲慢だ。前に読んでくださいといきなり長編小説のリンクを投げてきた奴がいたが、ああいうのが1番おぞましい。それが、自分にはキラキラしているように見えても、他人には汚物にしか見えない。そういうことが、全く自覚されていない。嫌すぎる。

今日も風呂施設の宿泊を予約してある。

フンメル のピアノ協奏曲を聴く。陰鬱な気分がやや和らぐが根本に怨念のような怒りがあり、それは消えない。一生消えないのだ。

モーツァルトの29番シンフォニーを聴く。駅ホームにコンビニ弁当の残骸が散乱。またもや、日本人は民度が低いと、そのことを示す一次資料を見つけた。

おはよう乳首という、はてなブログに掲載した俺の乳首に対し星マークで評価してくれた方がいた。見たところ男性らしいが。おじさんの乳首が好きなんだろうか。

風呂施設。食堂でメシ。寒ブリ定食。普段食わない魚を食う。

カプセルルーム内で寝ていた。

起きた。モーツァルトのパリ交響曲を聴く。1日が終わりそうだ。今日はチンポを気持ち良くしていない。まあ、出来る環境ではないが。

風呂。サウナ入ってた連中が出てくるときに猿みたいにキーキー言ってて気色悪いし脱衣所にスマホ持ち込んで全裸でスマホ弄ってる連中も凄絶な気色悪さがあった。客観的に見れないのだろうか。そこまでしてスマホを弄る。そもそも脱衣所にスマホ持ち込みするなよと、するとしてもロッカーに入れておいて脱衣所では弄るなよと、これでは盗撮し放題ではないか。音のならないカメラアプリなど、いくらでも存在するわけだし。やばすぎ。俺はさっさと退散。俺好みの逞しい雄臭い感じの男子もいないし。なんかみんな色白で微妙にムッチリしてて若そうなのも下腹部がポヨンとしてて、まあ、俺の好みではないな、と。

カプセルルームに帰還。本読んで寝るか。



(了)




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る