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朝だ。いつもながらすでに体が疲れていて痛い痛いと言いながらベッドを出る。精神的にも疲弊の度合いが高まっている。犬や猫の動画を、無心で凝視しても、回復できるかどうか。

はてなブログに掲載した生脚写真と乳首写真を見る。これを猥褻な目で見た人はどれくらいいただろうかと疑問。なぜか笑いが込み上げてくるが抑え込む。

何も食わず、外出。駅。最近待合室の椅子の下に空き缶を捨てていく奴がいるなと確認。

待合室をでてすぐに自販機があり、当然、ゴミ箱もあるのだ。なぜ捨てないのか。日本人は民度が低い。その証拠だろう。これはまさに一次資料。とはいえ、疲弊していて、特段、怒りやなんやらが湧いているわけではない。だからゴミも放置。なんで俺が、クズ野郎が置き去りにしたゴミの始末をせねばならんのだ。嫌だ。ゴミ野郎のケツにこびりついたウンチを、綺麗に舐めてやる行為に等しいから、絶対にやらないのである。

電車移動。クセナキスの音楽を聴く。最近は感情表現みたいなのがわずらわしく、現代音楽を割と聴くようになった。流行りの歌とかは感情に塗れていて疲れる、というか人の声を聴き続けるのは単純に疲れる。クセナキスの音楽は現象というか、無機質というか、押し付けがましい感情がない。ただそこにあるだけ、みたいな。今は疲弊していて、そういうものに浸りたい気分。

「精子マンvsサイボーグマン」にレビューと応援を頂いていた。エンタメとして楽しんで頂けたようで良かった。だが、あそこには割合と多くの本音が書かれていて、フィクションではあるが、私小説のような文章もある。その部分を読むと、さらに今が悪化しているようで、嫌な気分になる。

乗り換え。ストラヴィンスキー「3楽章のシンフォニー」を聴く。

やはり今日も他人が歩行を妨げる障害物にしか思えず。いや、他人一人一人にも人間らしいそれぞれのドラマがあるんだよ!とか主張してくる奴がいたら、そいつは死ぬべきとしか思わない。そんなドラマ知らん。全部燃やせ、とか。

電車に乗る。なんでドア付近に固まるのか。電車は空いている。ドア付近から降りるのと、少しズレて吊革に捕まるのと、どう違うのか。早く降りることができるのか。いや、明らかに1秒、2秒、早く降りることができる程度の差異しかないが。わからない。脳みその回路がおかしくなり正常な思考ができていないようにしか思えない。ドア付近に立つ人たちは目は虚無であり、呆然と、体を揺らしていた。

仕事。疲弊。昼メシ。日高屋。ニラレバ定食。食べる前にコッコアポEXを飲む。隣の卓に怪しいおっさん2人。

いつもの場所で休憩。鳩いる。いつのまにかいなくなる。

また仕事。疲弊に次ぐ疲弊。完全に馬鹿にされ嘗められているんだろうなと。どうせ俺がいない時に俺の悪口言いまくってんだろうなと。まあ、他人にどう思われようが、どうでもいいと思うようにしているが、不愉快なのは確か。あまりに嘗められているから、俺が正当な理由で仕事の注意をしたりすると、必ずなんやかや文句を言ったり逆ギレしたり……つまりはお前みたいなゴミクズには何にも言われたくねえんだわ!みたいな奴らばかりで辟易としているのだ。だから俺はもう何にも言わない。注意もしないし、なるべく会話しない。黙々と仕事だけする。陰鬱な感じ。何にも面白くないし、楽しくもない。仕事は苦しみであり、生きる気力を削るものだ。電車に飛び込んで死ぬ人がいるのは理解できる。苦しみの牢獄からの解放を願っての行動なのであろう。

仕事終わり。トイレに座り呆然とする。とにかく鬱々としている。トイレの壁に手をついて、手を撮影。いつも、チンポを気持ち良くするために働いている右手だ。いやらしい目で見てくれたら嬉しい。俺の右手。俺はこの手でチンポを握りシコシコ擦り、イッイグッと言っては射精しているのだ。

マクドナルドでメシ。食べる前にコッコアポEX飲む。

電車。ハイドンの44番シンフォニーを聴く。小島信夫「星」を読む。乗り換え。クセナキスの音楽。正面にサッカーゲームを凝視するおじさん。下車。

外出ると雨降ってる。傘はない。濡れる。特に焦って急ぐこともない。濡れるならば濡れろとしか思わない。どうでもいい。込み上げてくる怒り。社会に対する呪詛の言葉が溢れる。コンビニで糖質ゼロビールとポテトチップス(あふれだすバター)を購入。帰宅。Amazonで注文していた古井由吉「この道」が届いていた。

ケツに入れる道具を撮影。どうするだろう。今日、俺はこれをケツに入れるのだろうか。ローションは十分にある。まだ決断には至っていないが……。


(了)


※転載元 はてなブログには「日本人の民度が低いことを示す一次資料としての写真」、「毎日チンポを気持ち良くするために働いている右手の写真」および「ケツに入れる道具の写真」「乳首のカラー写真」を掲載しています。

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