第9話
気がついたら眠ってしまっていたようだった。
外が明るい。
昨日の答えはもう決まった。
覚悟を決めて1階に降りた。
僕が1回に降りることにはみんなが集まっていた。
「ご飯…食べよっか。」
といい嬉歌が料理を持ち、こちらに向かいながらそういった。
僕は頷いた。
そして食べ終わった時、蒼太が待ちきれないというように質問してきた。
「結局花音と海月はどうなんだよ。倒せるのか?倒せないのか?」
ドキッとした。
答えは決まっているのにこんなにも言いづらいことがあるのか。
少し呼吸を整えしっかりとみんなの顔を見てこういう。
「クローンは倒そう。でも本体にたどり着くまでに優を含めた全員でこのゲームをクリアする方法を探そう。」
しばらくとても静かだった。
僕はどうしていいか分からなかった。
しばらくして海月が頷き、こういった。
「俺もそんな感じだよ。クローンは倒すしかない。本体は倒さなくても帰れる方法を探そう。」
クローンを倒さないと始まらないしね、とそう付け足していた。
僕も、俺も、と蒼太と蓮は賛成してくれた。
小夜も少し考えてからこう言った。
「まぁクローンだけなら。」
あとは嬉歌だけだった。
「私はクローンでも倒せないよ……。」
嬉歌はそういった。
どうすればいいだろう……。
「それなら後ろで回復だけしててくれ。」
そう蒼太は言い放った。
そして今日からやるぞ、といい外へ出ようとした。
それを蓮がとめた。
「3つのグループに分かれて行動した方が効率よくない?どうかな?蒼太くん。」
確かにそうだ、と思ったらしく大人しく自分の元いた席に戻った。
「じゃあペア決めよっか。」
そう蓮が言ってみんなも頷いていた。
僕は誰とペアになるのだろうか。
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