第3話


海月と合流してみんなを探しに行こうとした時、アナウンスが流れ始めた。

アナウンスではこう言っていた。


「ゲームが始まります。準備を始めてください。」


その言葉に「ゲームって何?何が始まるんだ?」と少し怖くなった反面、「どんなゲームが始まるんだろう」といった気持ちもあった。

そこで僕は疑問をそのまま口にしてしまった。


「てか、ゲームって何?」


それに対しての海月はこう返した。


「なんだろうね。RPGかな?」


そんな呑気な話をしていた。


その後、ゲームの説明があった。

このゲームはヒントを集め、この世界を支配しているを倒すゲームらしい。

を倒すと、元の世界に帰ることができるようだ。

そしてこれから僕たちはヒントを集めるため、本体のクローンを倒さかければならないらしい。


「つまりアクションRPG?」


海月がそう言った。

それに対し、僕は思ったことをそのまま伝えた。


「そういえば僕、役職選んだな……。それかな?」


それに対して彼が「そうだと思う。」といった。


(なるほど。)


どうにかして本体を見つけ出し、それを倒せばいいのか。

意外と難しいだろうな。


その後、また同じようにアナウンスが鳴った。

機械のような冷たい声だけど、何故か聞いたことのあるような声だった。


誰の声だ?


「それではゲームスタートです。」

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