第8話
思った通り大男が闇ギルドのボスだった。
名前は「モーガン」某ゲームに出てきそうな外見だと思ってはいたが、まんまなのでニヤけそうになるの必死に誤魔化す。
年齢は40代位だろうか、凄く貫禄が出ているのだか何と驚きの「25歳!?」
流石の異世界と謎の感動を覚えつつも情報を仕入れいく、この街の情報と人族・魔族領内の事を聞いていった。
思いの他、金は掛かってしまったが魔物を売った金はかなりの金額だったので微々たるものだろう。
そして情報収集を終えた俺は、モーガンに教えてもらった宿に行き今後の動きを考えるのであった。
まずは情報の整理から始めよう。
モーガンからの情報によると、この街には人族の貴族から結構な金額の援助がされているらしい。
貴族の名前は「ザンギャック」凄い名前だ。
明らかに悪い事をしてそうな名前だが、かなり有能な領主らしい。
10年程前に謀反を起こした貴族を倒し、その褒賞として今の領地を得て善政を敷いいる様だ。
人族の貴族達は創造神の信託により、魔族を滅ぼす事に生きがいを感じている奴等が殆どらしく戦争により捕らえられた魔族は死刑に処して、見眼麗しい女性の魔族だけは特別に奴隷として生かしているらしい。
まぁ、そんな奴等がする事は反吐がでる様な扱いだったりなので割愛するが、それが原因で産まれたハーフ達がこの街に連れて来られていると言う訳だ。
もちろん恋愛の末に結ばれた者達も少なからず居るらしいのだが、そんな者達も差別の酷いこの世界では生きていけずに、この街へやって来る。
ザンギャックは、そんな者達の橋渡しをしているのだそうだ。
ちなみにこの街を支配下に置き拠点としようとしていた俺だが、方針を変えるつもりは無かったりする。
但し、今直ぐに支配下に置くわけではないのだがな。
「まずはザンギャックに会いに行って見るか」
そう決めた俺なのであった。
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