第24話 連ちゃんはキツイというか?


 黒に染まっていた封印の神殿へ行って帰ってきた俺は、何故かエリス様の姉、破壊神(自称)エメラダを手に入れてしまった。



「はぁ……はぁ……ご主人様ぁ♡アリマちゃん♡大しゅき~~♡」


 ……えっと……どうしてこうなった?


 今俺は……俺とエリス様の部屋で、エメラダに大しゅきホールドされていた。


「ええぃ!旦那様から離れるのじゃ!姉さま!」


「我はもう……ご主人様の物じゃ♡ああ……もう、離れられないんじゃ~あはん♡」


「やっぱり……エロ神姉さまは封印しておくべきじゃったかの……」


 エメラダはリリアス城へ帰ってくると、俺の好みがエリス様のような小柄な少女だと看破するなり、エリス様と同じようにロリ体型に変身した。エリス様と唯一違うのは胸のあたりでエメラダは巨乳なのだ。


 所謂、エメラダはロリ巨乳になってしまった。


 やばい……エメラダはエリス様に似ているだけでなく……俺の好みまでも把握しやがったのだ。流石はエリス様の姉と言ったところか?


 ロリ巨乳の破壊力は想像以上で……実はパチェも小人族という事もあり、ロリ巨乳なのでパチェの眷属解放が無事出来るか俺は心配している。


「婿殿?」


「なんでしょう?俺は……エリス様が大好きですよ?」


「大きな乳袋は好きかの?」


「えっと……それは……俺はエリス様だから好きになったんです。乳など関係ありません。えっと……エリス様の乳も好きですから」


「そ、そうか?そうかそうか……婿殿♡眷属解放は明日にして……今宵はわらわを相手して欲しいのじゃ♡」


「もちろん、エリス様のお望みのままに……」


「ご主人様ぁ♡我も混ぜて……欲しいんじゃぁ♡」



 そして本日予定していた眷属解放は延期となった。



◇◇



 夫婦の営みを終えた俺は、結局エメラダの相手までさせられて……精魂尽きかけていた。

 全てはエメラダのせいだった。エメラダは長きにわたる封印の影響もあり、神としての力が殆どなかったのだ。そこに俺が従属契約により使役した事によりパスがつながり、俺の力がその行為によってエメラダへと流れてしまったのだ。


「我のご主人様ぁ♡だいしゅき♡でしゅ♡もう……我のアソコは……もうご主人様の聖力神の力で一杯でしゅ♡……んふぅ」


 エメラダは目を細めて満足そう?幸せいっぱいな顔をしていた。

 

「あはは……良かったよエメラダ?」


「全く、眷属解放した分……だいぶもっていかれたようじゃの?」


「すみません……エリス様。またやり直しですかね?」


「とはいっても、残りの眷属はそれほどおらんのじゃ……」


「眷属が?……と、どうすれば?」


 眷属が残り少なかったら、俺の目的である試練が続けられなくなってしまう。


「眷属を増やすしか無いの?」


「やっぱりあの5人の姫ですか?」


「そうじゃが、その前にパチェを解放して力を取り戻すのじゃ。まったく姉さまにも困ったものじゃ」



 そして急遽パチェの眷属解放を行う事となったのだ。



◇◇



 俺は女神様と破壊神(自称)の相手をしていたので……既に疲れていた。


「あの……連ちゃんはキツイというか?」


「婿殿、今は頑張れとしか言えないのじゃ」


 さいですか?


 ……頑張るしかないようだ。


 俺はパチェの部屋までやって来た。まだ起きてるといいけど。


 コンコン!


「はい?」

「パチェ?まだ起きてる?」

「あ、アリマ様?はい、起きてますよ?」

「入ってもいいかな?」

「え?ちょっと待って下さい 汗 汗」


 パチェは何か片づけているようだった。


「はぁ……はぁ……ど、どうぞ」


 パチェは息を切らしながら、俺を招き入れてくれた。何をそんなに慌てていたんだ?

「こんばんわ」


「はい、こんばんわですの♡」


 パチェはガウンをひっかけていて、慌てていたのか少し首筋が汗ばんでいた。

 小柄な体に艶のある綺麗な桃色の髪はとても色っぽく、ガウンを押し上げている巨大な双丘に俺は見惚れてしまった。


「えっと、急な事で悪いんだけど……眷属解放しに……来ました」


「え?本当に急なのですね?……なにかご理由が?」


 やばいパチェを直視すると……下半身が自動で反応してしまうので、俺は目をそらした。


「まぁ……そうなんだ」 


「アリマ様♡わたしの受け入れ準備はいつでも出来ていますの♡」


「え?そ、そうなの?」


「んふふ……来てくださいます?わたしの婚約者運命のお方♡」


「俺はパチェ……君に婚約者と言われて正直……最初はびっくりしたよ」


「……迷惑でしたか?こんな押し付け婚約なんて……」


「俺は、この腕輪が……ただの呪いの腕輪だと思っていた」


「そうですよね?御免なさい。嫌われても仕方がありませんですの……」


「いや、俺は正直言うと嬉しかったんだ。君のような可愛い女の子の婚約者に指名されていたんだって思うと」


「え?……それじゃ?」


「パチェ……俺はパチェが好きだ!パチェの事が欲しい。俺の物になってくれないか?」


「……はい♡喜んで……お受けしますの♡」


 そういうパチェの目からは涙が一筋落ちていた。


 俺は、パチェを壊れ物を扱うように抱きしめて口を合わせた。


「……眷属解放しようか……?」


「はい♡」


 パチェのガウンを優しく脱がしてあげるとスイカよりも大きなおっぱいが、ぽよんと姿を現した。今まで見た中では断トツの一位をあげたい大きさだった。


「あん♡恥ずかしいです」


 そう言うとパチェは折角の大きな胸を手で隠してしまう。大きいので隠しきれてはいないけど。

 

「綺麗だよパチェ。もっと見たい」


「はい♡」


「可愛いよパチェ♡俺はパチェが大好きだよ……解放術式……オープン!」


「あん!わたしもです♡……アリマ様大好きですぅぅぅ!……んはぁ♡……んあぁ♡んあ……すごいですの♡……んくっ♡、んはぁあああああ!」


「パチェ……もう……いいかな?……いい?」


「はい!準備は出来て……んはぁ……ます♡アリマさん♡来て!!大好きです♡来てください!はぁぁ♡、あ♡、あ♡、ああああああ!」


「眷属解放!」 


「んん♡あん♡いいっ!いい……いいっ♡んんんあぁ♡……んはぁ♡んああああああああああああ!!」


「ああ……温かいです……アリマさんの力を……感じますの……アリマさんの力が私の中に……んくっ……入ってきますの……あああ……力が……来ます……溢れちゃいます!」


「んん!俺ももう駄目だ……」


「んんん♡あん♡あん♡ああああああああああああああああああああああああああ!!!」



 ……疲れていた状態で臨んだパチェの眷属解放は、何とか無事終了した。





あとがき


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